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数年かけて音ゲーはまずはクリア力を伸ばそうということを学んだ話

初めまして、けきおまけと申します。
数年間いろいろな音ゲーをやってきた音ゲーマーです。

つい最近、自分の音ゲー人生における一つのマイルストーンを迎えました。

 この日のために今まで音楽ゲームをやってきたと思えるくらいには、自分にとっては大きい記録でした。

 今となっては、SP皆伝を取るくらい大したことない記録だと思われる方も多いでしょう。
 それでも、私にとっては嬉しいことでした。

 これが嬉しいと感じた理由には、自分の今までの音ゲー経験が関係しています。

 自分の音ゲー経験は失敗の経験かと思います。でも、それが誰かの役に立てばいいなと思い、今回それについて記事にしました。

 でも大体は自分のこれまでの記録です。


音ゲー遍歴

 というわけで、記事のタイトルにある本題に入る前に、簡単にこれまでの私の音ゲー遍歴を載せます。主に2020年までの出来事が重要です。

だいぶ昔
 CSの太鼓の達人を遊ぶ。長年かけて鬼星6とかがクリアできるようになる。ここから太鼓の達人とは長いこと付き合っていく事になる。

2017年秋頃
 アーケード版太鼓の達人イエローバージョンをプレイし始めたことをきっかけにAC音ゲーデビュー。

2018年末
 太鼓の達人ブルーver.で名人(上から3番目の段位)に合格。

2019年
 
太鼓の達人グリーンver.で名人金合格。これ以降、ほぼ太鼓の達人をプレーしなくなった2024年現在まで昇段することはなく、これが過去最高段位となる

2020年
 太鼓の達人で、挫折を経験(後述)

2021年末
 
太鼓の達人で星9以下全良制覇を達成。ここから2023年秋くらいまで頑張って星9以下制覇を維持。
 
SOUND VOLTEXを始める。

2022年6月
 
SDVXEG暴龍天I回で暴龍天初合格

2022年
 
IIDXを始める。6月くらいにCH SP初段合格。

2023年5月
 
SDVXでインペリアルになる。

2024年1月
 
IIDX 31 EPOLISでSP皆伝合格

この間に他の音ゲー(特にmaimaiやチュウニズム)もいろいろプレーしているのですが、特に力を入れたゲームはこの辺なので省略します。

太鼓の達人で感じた限界

自分はどこまでも上手くなれると思っていた時代

 自分はACで太鼓の達人を始めて、一年ほどで”名人”という段位合格までたどり着きました。名人は一番上の段位である”達人”の2個下の段位なのですが、この速さで名人まで成長するのは当時であればそれなりに速い部類だったのではないかと思います。

 成長に最も寄与したのは”ヴァーナス”と呼ばれるプレースタイルです。詳しい説明は長くなるため省略しますが、簡単に説明すると8分音符以下の間隔のノーツは全て右手(利き手)で処理するというものです。当然、利き手で多くのノーツを処理できる上に、右手を中心にリズムキープがしやすくとても精度が取りやすいです。
 特に、太鼓の達人の段位はBEMANIシリーズに多く見られるようなクリア力段位ではなく、精度段位であるため、このような精度を取ることに全てを振ったプレースタイルが有効でした。

 勢いのままそこそこな段位に合格した当時の自分は、これからどこまでも成長できると考えていました。来年には達人にもなっているだろう、そんなつもりでいたわけです。

限界を知る

 そんなわけで天狗になっていた私ですが、ある時から全く成長できなくなりました。正確に言えば、精度はよくなっても接続面の成長が見られなくなりました。

 その原因は単純に、”追いつかない”ということにありました。
 太鼓の達人の上位曲はかなりの腕の速さが求められます。特に、最高段位の達人の課題曲になると、相当な物量に加えてBPM300以上の16分音符なんて当たり前、素人目にはまともに叩こうと思ったらかなり厳しい譜面が多いです。

 自分がこれらの譜面に対応できなかったのは、もちろん才能や筋力不足や太鼓の達人というゲームの特殊性はあったと思います。しかし、利き手にのみ高い負担がかかるヴァーナスでプレーしていたというのも大きな原因の一つでした。というわけで、新しいプレースタイルを身につける必要がありました。この時点で自分が身につけるべきものは以下の二つでした。

  • 交互打ち

  • ロール処理

 交互打ちはその名の通りノーツを左右の手で交互に叩くこと。ロール処理は、ドラムロールのようにバチの反発を利用して一回のストロークで2つ以上のノーツを処理する技術です。

 当然これらを練習し始めたのですが、この練習法に問題がありました。

 太鼓の達人は上達の指標である段位道場が、精度力を問われるものであったため、上達を目指すのであれば精度を良くするのが当たり前だと当時の自分は考えていました。 

https://wikiwiki.jp/taiko-fumen/%E6%AE%B5%E4%BD%8D%E9%81%93%E5%A0%B4
太鼓の達人の段位
精度条件が非常に厳しい


 というわけで、これらの技術を練習するにあたって理論値(全良)をねらうところから始めました。

 逆に、接続が厳しいレベルの難易度の譜面(目指していたもう一つ上の段位のボス曲はおおよそそんな難易度だった)は、普段簡単に良ばかり出している分、可や不可が出るのが単純に楽しくなくてほとんど練習しませんでした。 

 結果どうなったかというと、低難易度で精度を保つための不自然に力んだ打ち方が身につきました。

 以降これを修正できず、というか左手に関してはヴァーナスでプレーしていたときから変な力の入れ方になってしまっていたためどこから直せばいいかもわからず、結局接続力が伸びることはありませんでした。

 逆に、ある意味”力み”が有効な低速やリズム難の譜面は得意になりました。星9以下全良制覇ができたのもこのおかげです。

SOUND VOLTEXを始める

 結局、成長できない太鼓の達人に飽きてきた自分は、ボルテをしていた元ドンだーや学友の誘いもありSOUND VOLTEXをプレーし始めました。
 もともとチュウニズムを少しやっていたので、あまり抵抗なく始めることができました。

完璧でないプレーにも意味がある

 言ってしまえば、ボルテはこれまで自分がプレーしてきた音ゲー(だいたいは太鼓の達人)とは全く違うものでした。
 もちろん操作法やデバイスは違うのですが、そのことではなく、自分が違うと感じた点は”クリア”に意味があるということでした。

 太鼓の達人にもノルマクリアはあったのですが、ある曲をノルマクリアしたり不可だけを減らしたりしたところで、段位は精度が重要ですし、普段のプレーでも基本的に目指すは全良というゲームです。自分の場合クリアで喜んでいたのはせいぜい七段くらいまででした。

 ですが、ボルテでは段位は精度よりクリア力が重要で、普段のプレーもまずはクリアランプを増やしていくことに意味がありました。

 このあたりでようやく、”クリア力”と”スコア力”という概念を知ります。そして、当然ですが、”スコア力”が”クリア力”を超えて伸びることはないのです。ここで、自分が太鼓の達人で伸び悩んだ理由について一つの理解を得たのでした。今までは、太鼓の接続力が伸びないのはただ漠然と才能や始めたての頃にたまたまついてしまった癖だと思っていたのが、選曲方針や過度な全良増やしも原因の一端であったのかもしれないと気がついたのです。

精度を気にしない地力上げ時代

 ということで、太鼓の達人とは打って変わって、ボルテではスコアはあまり気にせずクリアランプを増やす、どんな低スコアでも段位抜けを目指すところから始めました。

 努力の方針を変えたとて、自分の物量耐性の無さが突然改善されることはありませんでしたが、間違いなく高BPMの曲に対抗する力は太鼓の達人をしていた頃より伸びました。

暴龍天合格。他ゲーの最高段位に比べたらかなり簡単だろうけど、最上位難民だった自分が最高段位を取れたと言うだけで当時はとても嬉しかった


 VF上げはスコアが重要なので、だんだん精度重視のプレーにはなっていきましたが、インペリアルまではあまりPUCを増やさなくていいので、やっぱり接続に重きを置いて上達できたと思います。

インぺ到達はEverlasting Message (GRV)のS。19のSは精度をバリバリに高めるよりは接続が大事な気がする。


Beatmania IIDXという最強クラスのクリアゲー

 SDVXで暴龍天をとった頃、SDVXとIIDXの連動楽曲解禁イベントであるX-recordをきっかけに、弐寺を始めました。

 弐寺はボルテ以上にクリア狙いをする期間がめちゃくちゃ長いゲームです。最高段位の皆伝をとってもクリア狙いのフェーズがまだまだ続きます。

 このゲームで身につけたのは主に譜面認識力でした。SDVXが力の入れ方におけるクリア力を鍛えてくれたとするならば、弐寺は認識面におけるクリア力を鍛えてくれました。

 ちなみに、ボルテでインペリアルをとったのはIIDXでSP十段に合格した後です。多分IIDXをやってなかったらインペリアルにはなれなかった。

 逆にボルテからは、単曲粘着は癖が着くということを学び、IIDXに活かすことが出来ました。
 太鼓の達人は粘着してなんぼのゲームだったので、粘着の危険性を知らなかったです。
 ボルテで剛力羅BoF回に癖をつけまくった過去がなければ、弐寺でも七段のSAFARIや中伝の天空、皆伝の冥などに癖をつけていただろうと思います。

ギリギリ認識出来ないレベルの譜面に食らいつくとこんなスコアになってしまうこともあるが、それでもまずはクリア狙いをしていた


以前の自分なら絶対追いつかなかったであろうパワー系の譜面もだんだん押せるようになりました

 そんなこんなで2024年1月11日、冒頭にあるようにSP皆伝となりました。

 太鼓の達人で絶対に達人は取れないと考えてしまったからこそ、音ゲーにおける最高段位への憧れはかなり高かったです。本当に嬉しい瞬間でした。

 太鼓の達人で低難易度の精度狙いしか出来ないプレーヤーだった時よりは、音ゲーそのものがかなり上手くなったのではないかと思います。

音ゲーはまずクリア力を伸ばそう

 ここまで長々と自分のこれまでの歩みについて語ってきました。結局伝えたかったことは上にあるように、まずはクリア力を伸ばせ!ということです。まあ、色んなところでよく言われていることですね。

 もちろん、最初からスコア力を高めながら成長できる人はいると思います。自分の周りにもそんな人が何人かいました。

 でも私のように、初めにスコアを求めすぎたあまり、上達が止まってしまった人もきっといるかと思います。そして、これはスコア力・精度力が高まってくるほど取り返しがつかなくなっていきます。だからこそ、音ゲーが上手くなりたいなら原則としてまずはノーツを拾うことを目標とした方がいい、今はそう考えています。

「スコア無視のプレーなんて耐えられない」というときは新しい音ゲーをしよう

 とはいえ、既にスコア力の高い人の中には、最高判定以外を沢山出してしまうプレースタイルが苦痛だと感じる人もいるでしょう。太鼓の達人をしていた時の自分もそうでした。

 そんな人にこそ、今プレーしている音ゲーとは異なる、他の音ゲーを始めることをオススメしたいです。
 自分がプレーしたことの無いゲームであれば、必ずクリア力を高めるところから始まりますし、クリア力を上げる練習もさほど苦痛にはなりません。新たな音ゲーで得た脱力や認識の意識を、今までやってきた音ゲーに活かすことが出来ます。

 中でも、BEMANIシリーズの音ゲーはオススメです。例外もありますが、スコアだけでなくクリアを高く評価してくれるようなゲームが多いと思います。特に、IIDXやpop’n musicはその傾向が顕著では無いでしょうか。

 私の場合は、精度以外何も考えられなかった太鼓の達人からまずはボルテに行きました。
 ボルテもスコアゲーになってきたところで、IIDXを始めました。

結局、太鼓の達人は上手くなったのか

 では、色々なゲームを経験して私はその経験を太鼓の達人に還元出来たのでしょうか。
 というと、実際は全然太鼓の達人は上手くなっていません。

 ただ、これはそもそもプレー頻度がかなり低くなったというのが大きいです。
 上達の可能性はあったと思います。

 というのも、太鼓の達人とSDVX及びmaimaiのプレー期間がある程度重なっていた2022年の前半、太鼓の達人のシングルストロークの速さは少し速くなっていました。
 長年のプレーでついたストロークの癖の修正はかなり厳しいもので、大きな改善はありませんでしたが、多少マシになっていた時期があったのは間違いありません。この時期だからこそ増やせた新規の星10全良もありました。

 とはいえ、さらに上の段位を目指して上達するには相当な練習が必要だと感じましたし、年齢的にもこのゲームをロール処理やシングルストロークの基礎練習からやる気にはなれず、特に練習もしていなければ上達もしていないというのが現状です。やっぱりほかの音ゲーに比べて上達のプロセスがちょっと特殊…。

最近は、最低限維持しようと今まで頑張ってきた星9以下全良制覇を維持するのすらめんどくさくなってサボっています…

まとめ

  • スコア力を高めること(特に理論値狙い)に固執しすぎると、上達を著しく妨げる可能性がある

  • クリア力を高める練習のモチベを保つには他の音ゲーをプレーするのが有効かも

 これまでに色々なところで何回も言われていることかと思いますが、今回自分の体験を交えてこのように文章にしました。
 この記事が、今地力が伸び悩んでいる誰かの役に立てば嬉しいです。

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