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研修病院で何を学ぶか

今日はマッチングの発表日でした。マッチングとは研修医の先生達が、どの病院で研修するかを決めるドラフト会議みたいなものです。

医学部を来年卒業する人たちは、国家試験合格後、研修医として2年間、厚生労働省が認めた病院で勉強(給料はもらえます)します。私が研修医になった時は、基本どんな病院で研修しても良かったですし、最初から例えば眼科医として働いても良かったのですが、それではダメだという国民の意見があった?のか、基本的な科の勉強を2年間しないといけなくなりました(確かそれをしないと病院の管理者、つまり院長になれないんじゃなかったでしょうか)。これを臨床研修制度と言い、ブラックジャックやドクターXのような医者になりたければ、必要はありません、、、、、、知らんけど。

そして、どの病院で研修するかは自由に決められず、お国が決めることになりました。それがマッチングの制度です。病院の規模などによって、何人の研修医を受け入れられるかが決まっており、NMB病院は定員が3名で、AKB大学のNさん、HKT大学のMさん、SKE大学のBさんの順に3人採用したいなどと決めます。AKB大学のNさんはNMB病院が第一希望で、STU病院が第二希望などと希望を出します。AKB大学のNさんは病院も一番採用したいと言っていますし、本人もNMB病院が第一希望なので、たぶん、NMB病院にマッチします。しかし、ももいろ大学のYさんもNMB病院を希望していたとしても、NMB病院が採用リストに挙げていないのでマッチしません。というような感じで、希望した病院に行ける人、第二希望、あるいは第三希望の病院になる人、あるいはどこにもマッチしなかったので、これから病院を探さないといけない人(マッチングに参加しなくても良いので、参加しなかった人も病院も、これから就職活動です)色々です。

行きたくない病院にマッチしたから、そこに行きませんと言うのはダメなので、第二希望などにマッチしないよう、第一希望しか書かないとか、有名病院などは20名就職できたりするので、そのうちの一人ぐらいは国家試験に落ちるから、その枠で滑り込むとか、色々な裏技もあるようです。

それはそれでいいとして、つまりは、希望ではない病院で研修をしなければならなくなった人へのおすすめの本です。

これは私が高校生の頃に何度も読んだ本です。あまりに感動したので、高校の卒業生代表のあいさつで使わせていただいたくらいです。大学も希望の大学に入れるとは限りませんが、そんな時、どうやって大学生活を送ったら良いのか、様々な事が書かれた本です。

行きたくない病院にマッチしてしまったみなさん、どうあがいても違う病院へは行けません。今年は就職せず、来年再度マッチングに参加しても良いのかも知れませんが、そんな無駄なことするべきではありません。自分が行きたい病院へマッチしなかったのは自分の実力です。体調や運なども実力の一つです。来年マッチングをしたとしても、たぶん結果は同じです。自分は○○病院へ行きたかったが、行けなかったと認めましょう。○○病院へ入っていれば、、、、、、と思っていたら自分の成長はありません。

大事なことは、今自分が置かれた環境で頑張ることです。○○病院へ行ったやつらより素晴らしい研修をしてやる!と思いましょう。マッチした病院の建物や医局の風景、スタッフの人や周囲の環境などが懐かしくなり、2年間の研修生活が終わった時、ああ、ここで研修して良かったなあ、また2年前に戻ることがあったら、この病院を選ぼう!と思えるような研修医生活を送ることが大切です。

私の病院は一人しかマッチしませんでしたが、ここで研修して良かったと思っていただけるよう、最大限の努力をしたいと思います。よろしくお願いいたします。

そして最後にお勧めの歌を。

こちらのリンクの解説もどうぞ。

こちらの曲も良いです。どこを飛んだかより、どう飛んだか?が先になっています!

前の曲で歌われていると言われているはるっぴ(青い帽子をかぶった娘です)が、こちらの曲のメンバーに選抜されており、何か感じる物がありました。

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