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毒にも薬にもならない日記

もしあの男について行ったら
 これは深夜1時半頃の出来事。店の営業が終わり、私はいつものルートで車まで歩いていた。繁華街から一本離れた大通り、人がまばらに歩いていた。
 淡々と進んでいると、前の方から誰かの視線を感じる。無視して通り過ぎようとすると、視線の先の人物から声を掛けられた。
 気の弱そうな、澱んだ目をした小さな男。こんな時間に出歩いている人間なのに、彼からは酒の匂いがしなかった。同業者か?それとも道に迷ったのか・・・?
 次の瞬間、耳を疑った。
「エッチデキマスカ? あの、デリヘルかソープの方ですよね?」
身体が生理的に拒否反応を示したので、冷たくあしらってその場を去ったのだが、こいつは一体何者なんだろうっていう好奇心が、ほんの一ミリあった事もまた事実。
 その時の好奇心に任せて彼について行っていたら、今頃どうなっていたのだろうか?運が良ければ彼を何かに利用できたかもしれない。もし運が悪くても、自分が殺害されるっていう一生に一度の一大イベントを体験できたかもしれない。あれ、もしかしてレア体験ができるチャンス、逃しちゃった?
 ・・・仕事終わりの疲れた頭でこれ以上考えるのはよそう。


服のサイズが合ってると動きやすい
 洗い替え用の仕事着を、ようやく購入した。
 仕事を始めて3ヶ月、痩せてしまってスラックスのウエストがダボダボになっており、そろそろベルトしないとなぁと思いながら使っていた。
 今日、サイズがぴったりのスラックスを履いて一日仕事をしてみたのだが、なんとまぁ動きやすいこたぁ・・・。一人で感動してしまった。
 お尻のポケットがダミーだったのが少しだけショックだったが、それでも身体のサイズに合った服ってやっぱ楽。


 最近、破裂させずにゴム風船の空気を抜く技を身につけた。個人的には鼻高だが、普段の生活で使う事はまず無いと思う。白服の無駄技術。
 そろそろ寝ます、おやすみなさい。皆さん、風邪ひかないようにね!





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