コストルナヤのコーチ変更騒動にちなんだことを書こうとしたらまとまらなかった

コーチ変更に関連する話題しか書いてないんですが、まとまりませんでした。(なんでやねん)

コストルナヤの移籍

昨季のGPファイナル・欧州選手権の覇者であるアリョーナ・コストルナヤの移籍(コーチ変更)がちょっと話題となっている。

詳細はこの記事がシンプルで分かりやすいのだが、ざっくり引用すると

また、ロシアのフィギュアスケート関係者からは、コストルナヤを「非常識」と非難してトゥトベリーゼ氏を擁護する声が上がる一方、大御所タチアナ・タラソワ氏は、「リストの存在を信じていない。コストルナヤはより多くの個人的な指導を求めているだけ。それが困難だったため移籍を決めた。北京五輪に向け、コーチ変更は今年がラストチャンスですから」と、同選手を擁護している。

とまあ、要は荒れている
移籍自体はよくある話で、直近だと同じく昨季GPファイナル・欧州選手権共に表彰台で女性選手ながら4回転跳びまくることで名高いトゥルソワもトゥトベリーゼコーチの元を離れ、プルシェンコ門下に移籍している。(なのでコストルナヤとは引き続き同門となる)
あるいは、国内なら紀平梨花が濱田美栄コーチに師事しつつもブライアン・オーサーにも師事するニュースが6月に出ていた通り。

では何故荒れる? ~歴史は繰り返す~

他のスポーツでも荒れるケースもあるので特に違和感は無いが、コーチが手塩にかけて育てているという意識が強いスポーツであることが個人的には大きな要因ではないかと考えている。
ロシアはコーチ間の争いの意識も強い印象があり、今回の国内での移籍のようなケースでも荒れるが、エフゲニア・メドベデワがブライアン・オーサー門下(カナダ)へ移籍する際は国を挙げてのバッシングかと思わせるくらい大荒れであった。(ライバル国への移籍だと!?!?!?みたいな風潮だった)
自身が、わが国が育てた、という意識が強く働いているように思う。
メドベデワの移籍は2018年5月の出来事なので、2年後にまた同じようなことで荒れているので歴史は繰り返すのだなあと見ているファンも多いのではないか。
尚、ファンが勝手に騒ぎ立てての荒れならばまだしも、基本的にコーチ同士がリング中央で殴り合いみたいになっていての荒れなのである。

タイトルすら『「プログラムを観たが、ひどいものだ」』で始まっているのでもうこれ以上の引用はしないが、こんな具合である。

コーチと環境は重要という事例

決して「荒れた」というほどではなかったが、過去にはニコライ・モロゾフコーチに師事していた髙橋大輔が、織田信成も同氏に師事したことで、国内最大のライバルと同門はちょっと…ということでモロゾフ門下から離脱した事例がある等、選手にとってはコーチだけでなくセットとなるリンクの環境も(場所のみならずチーム(選手)の内容も)大事なのだ。
尚、この出来事は2008年5月だが、2012年6月にはまたモロゾフコーチに師事(モロゾフチームに入るというよりも、髙橋チームにモロゾフを入れるという感じであったが)している。出戻りはあまり事例として多くない。

現在女子選手が4回転をどんどん決めているが、その大半が最初に出てきたトゥトベリーゼ門下のロシア女子選手であり、コーチの指導の仕方による特色というのは確かにあるのだ。
最近だと、宇野昌磨がステファン・ランビエール門下に移籍し身体の使い方が以前より柔らかくなったことなども、コーチ・環境による変化と言える。

尚、他にも大学進学に伴い高校までは関西だったが、大学が関東なのでコーチを変える、といったケースも国内ではよく見られ、去年まで西日本選手権に出ていた選手が今年は東日本選手権に出ている、なんてケースも時々ある。(最近だと山隈太一朗がそのケース)

まとまらなかった

そんなこんなで、まとまりに欠いたが、コーチ同士が言葉の殴り合いをしているのは大体ロシアが絡んでいる印象があるが(失礼)、コーチ変更自体はよくある出来事だし、選手もベストな環境を模索し続けている結果の行動のはずである。
幼少期から同じコーチに習っているケースが多いというのが他のスポーツに比べて珍しいかもしれなく、そこが先述の手塩にかけた感を出しているのではないだろうか。
コーチ毎に特色がある(ジャンプに強い、スピンの姿勢が独特、等)ので、そこに注目するのも面白いので、コーチには是非注目してみよう。(まとまってない)

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