結城市市長選挙公開討論会の感想

2023年7月21日に公開討論会を拝聴。
正直残念すぎて筆が進まなかった。

一方的に喋っているだけで討論をしておらず、ただの発表会となっていた。
(タイムオーバーで最後まで話しが聞けずで結局何が言いたいのか分からず)
※YouTubeでアーカイブが残ってますので、もし未視聴でしたらどうぞ


そもそも討論って意味合いが違うと思う。
設問は候補予定者へ事前に渡されている訳なので、回答はまず会場参加者へ書面で配布してくれれば時間の無駄が省ける。
後ろの背景に回答をスクリーンで映してくれればケーブルテレビやYouTubeの試聴者にも読める。
その回答をもって、司会進行の方がズバッと核心をついた質問を候補予定者にしたり、候補予定者同士で質問しなければ意味がない。

結城市議立川副議長曰く、結城市の公開討論会は毎回候補予定者が全員参加にならずで開催中止続きだったのが、今回全員参加となり、開催になったと。
なので今までゼロだったものが動いたということは次回に繋がるので期待したい。
(ただもしかしたら討論じゃなく発表会だから今回全員参加したのかなと勘ぐってしまった)
ちなみに市議会議員選挙の時もこういった全候補予定者への統一設問を答えさせて配布していたら分かりやすくていいと思った。

では各候補者予定者の方々の発表会を拝聴した上で所見を述べたい。
※あくまでも個人の意見です。
3名の方の率直な感想としてはナルシスト過ぎるなと。
政治的ナルシストは周りが見えていないのではないかと心配になる。
あと、私は移住してきてから1年にも満たない新参者で候補予定者の人となりを知らないため、ピュアな意見です。

※五十音順です
【あいざわさん】前市議
拝聴していて一番楽しかった。
結城市には魅力な街だと言っていたが、私は逆で魅力がないと思っている。
魅力がある街は電車一本で東京へ行ける街だ。
東京まで1時間3分って言っていたような気がするが、上野までだよね。
東京駅はどう頑張っても行けない。
職員・議員の削減には反対だ。
少数精鋭を成功させるには今の議員報酬を3倍くらいにしないと優秀な人は出てこない。
席数減、報酬減とかしてたら終わる。
職員の削減の前にシステム化・DX化をした上で適材適所に人員配置をするべき(これでだいぶ経費削減になる)。

【大木さん】前市議
カンペをガン読みしていて本当は理解してないんだろうなと勝手に推測。
読んでいるだけでは全然伝わらないし、頭に入ってこない。
政策自体はまともだった(ありきたりといえばありきたり)。
ただSNSもやってない方がChatGPTとかDX化とか語って欲しくない。
票集めはありきたりがベストだよなと勉強になった。
前にもツイートしたが、首長や議員が理解してないとなにも進まない典型な気がする。
財源について触れられてなかったような気がしたがどうだろう。

【小林さん】現市長
一番スピーチが上手だった。
政策は大木さんと同じく無難な内容。
大木さんと真逆で小林さんは最近積極的にSNSを活用しているため、もっとDX化について話すべきではないかと思ったが、この辺は市民にとってはウケが悪いのだろうか。
ふるさと納税についてとか財源面はもっとこだわって欲しかった。

小林さんは現市長ということで、過去4年間の実績を調べるが正直すごいな、頑張っているなという印象はなかった。
当時からSNSを活用していれば印象は変わったかもしれないが。
直近1年の議会議事録を拝見しても市長の手腕はよく分からなかった。
市民の方とお話しする機会があったら市長について聞いてみていたが、やはり似たような回答だった。
しかし、あの人はダメだという声は聞かれなかったので、コロナ禍でよくやったんだろうなと。
ただ全国には同じ4年間でバリバリ積極的に動いていた首長もいることを忘れてはいけない。

私は結城市の街づくりは都市部と比べて30年遅れていると以前からいっているが、それを縮められるかがこの先の4年間に懸かっていると思っている。
(本当はコロナ禍が絶好のチャンスだったのだが)
都市部はどんどん発展していて、周囲の準都市部も合わせて発展している。
縮めて追い付くためには倍のエネルギーが必要になる。
周りを見ながらの予定調和はいらない。
予定調和だらけの自治体ばかりだから、逆にファーストペンギンになればブルーオーシャンを勝ち取りやすい。
民間企業の場合は資本主義のため札束を持っている強きものが最終的に勝つが、自治体はアイデアと外部発信がものをいうと思う。
もちろんインフラ整備や景観、住居の確保は大事だが。

どうか頑張って欲しい。
そして市民は投票に行って意思表示をしよう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?