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大垣書店という居場所

2023年8月5日、京都文化博物館本館1階でトークイベントが開かれる。

主催は大垣書店京都本店。

私たち「SNS医療のカタチ」を毎年サポートしてくださっている書店だ。


大垣書店京都本店は、阪急烏丸駅からすぐの、四条通り沿いにある。

店内はおしゃれで、陳列もユニーク。

京都らしい雑貨屋やカフェも併設され、店内をうろうろするだけでちょっといい気分になれる。

陳列の面白さで言えば、梅田や代官山の蔦屋書店に雰囲気は少し似ている。


四条烏丸は京都市内でも随一の繁華街であり、ビジネスの中心地であり、祇園祭でも賑わうスポットだ。

夜も抜群の雰囲気がある。

一度も行ったことのない人はぜひ行ってみてほしい。

よろしければ、今回のイベントにもぜひ・・・。


さて、そんなおしゃれな書店なので、担当の中澤さんには、
「学生時代よく通ってたんですよ〜」
などと調子に乗って話したこともあるのだが、この機会に謝りたい。

実は、どちらかというと本店より烏丸三条店の方が「行きつけ」だった。

大垣書店は京都を中心に39店舗あるのだが、烏丸三条店は京都本店から徒歩10分ほどの距離にある。

南北に貫く烏丸通りを、四条から三条へ、「一条分」歩けば着く距離なのだが、店舗の雰囲気は全く違う。

烏丸三条の方は、どちらかといえば「ふつう」の書店だ。

照明も蛍光灯が主体で、陳列はオーソドックスである。

店内入ってすぐの一等地はもちろん話題書コーナーだ(京都本店では、その一等地でなんとSNS医療のカタチ選書フェアをやってくれたりする!)。

大通りに面したその外観は、都内の書店で言うと、丸善日本橋店とか、ジュンク堂池袋本店のような大型書店タイプである。


実は昔、四条の京都本店と、三条の烏丸三条店の間にもう一つ、「四条店」というのがあり、ここでも度々本を買った。

この近距離に、大垣書店が3店舗もあったのだ。

京都で大垣書店と言えば、今なお一大勢力である。


ともかく大垣書店には大学時代、本当にお世話になった。

知識欲を満たすために新書コーナーを物色したり、小説を買って隣のカフェで読んだり、ちょっと背伸びして小難しい本を買い、そのまま無事に積読になったりした。

当時、何か満たされなくて、いつも欲求不満を抱えていた大学生の私にとって、大垣書店は貴重な居場所だった。


そんな大垣書店が選書フェアを開いてくれたり、サイン本を陳列してくれたり、閉店後の店内を巡るインスタライブを企画してくれたり、そして今回大型の刊行イベントを開いてくれるのは、とにかくありがたくて、感慨深くて、何者かになりたかった当時の私に教えてあげたいと思う。

将来な、ここにお前の書いたサイン本が並ぶんだよって。


<イベント情報>
大垣書店イベント:https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/025btder82531.html

今夏のイベントについては、SNS医療のカタチ公式サイトをご覧ください:https://snsiryou.com/