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【キズのなめあい】

高校時代、コーチに凄く怒られた経験がある。

『キズのなめあいばっかりしやがって』

高校時代キャプテンをしていたので落ち込んでいる選手に対して、悩みを共感してあげて楽にさせてあげたいなと思いながら話していたときの出来事だ。

キャプテンであり、同じ学生であり、マネジメントの要素もありながら自分自身も野球で結果を残さないといけない立場から、かなりのプレッシャーに押し潰されそうになるなかで『励ます』という作業が【キズのなめあいばっかりしやがって】と捉えられてしまったことでキャプテンとして迷いが出てしまった。

悩んでいる選手の気持ちを吐き出させず、ただ励ましたり怒ったりすることが良いということなのか?

いまだにあの時に怒られた意味がよくわからない。

コーチがキャプテンである私を悩んでいる選手の前で怒ってしまうことをしてしまったら、悩みを聞いてくれているキャプテンという私と、コーチという立場を悩んでいる選手からしたらどう思うだろうか?

悩んでいる選手がいないところで私を怒るならわかるが今回のケースだとコーチが敵にまわってしまう可能性やキャプテンという立場の自分の立ち位置もわからなくなってしまうのではないか。

監督はいつも私を怒るときは監督室に呼び、時にはわざとみんなの前で怒ったりと場合により使いわけをしていた。

今思うと意図的だったのだと気づく。

スポーツ組織のマネジメントと会社組織のマネジメントは似ている要素が多々あり、今までの過去経験を振りかえると今後に活かせることが山ほどあると改めて思います。

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