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MCエッセイ Vol.64 「MCとしての3年間を振り返る」(岸田瑠々)

あけましてめでたいかは分かりませんがおめでとうございます。国際文化学科4年の岸田です。
いよいよ卒業が近づいて参りましたので、これが自分の担当する最後のMCエッセイになるのではないかと思います。というわけでMCとしてやってきた3年間を雑に振り返ってみましょ〜。

「とにかく繋ぐ」


自分は、キャンパスレポ二大MCはひとり吉田ゆかさんから誘いを受けてMCとなりました。誘われたしやってみるかと軽い気持ちで参加した初めての収録テーマはベトナム。元ベトナム留学生で卒業生のチャンティフォンさん、ゆかさん、自分の3人で敬和の受験くらいゆる〜いベトナムトークをしたと記憶しております。馬鹿の一つ覚えでベトナムのサンドイッチ=バインミーを連呼していましたね。

バインミーは自分に「何でもいいからとにかく話して場を繋ぐことの大切さ」を教えてくれました。


「方向性を定める」


初めの1年は1人収録が多かったように思います。1人収録の際は、いつも貰った台本に豆知識や自分語りを書き加えて万全を期した上で「アドリブ感」が出るよう話す話さや間、言い方を工夫していました。
ボソボソしていて聞き取り辛いと一戸先生からご指摘を頂くこともしばしばでしたが、話し方や内容に関しては悪くないとのこと。
この時、自分の方向性を「発声は拙いけど面白いヤツ」に定めました。これを定めたことで変な気恥ずかしさが無くなり、収録が楽になりました。

「知的な話の対処法」

敬和キャンパスレポは情報発信番組であると同時に啓蒙番組ですから、専門知識をお持ちの方がゲストとしていらっしゃることもあります。中でも、ナチス・ドイツの女性史とドナルド・キーンについての著作紹介の回は凄まじかったです。膨大な知識が波のように押し寄せて来て処理が追いつかず相槌を打つので精一杯になりました。
このような経験を積み重ねた結果、分からない自分を卑下して殻に閉じこもるのではなく、収録の前や合間に 「分からないことを伝えて確認すること」が如何に大切かを知ることが出来ました。

「キーワードを捉える」

台本を読んだり話したりしているうちに段々とゲストの持つ多くのエピソードに共通するキーワードが出てくることがあります。これを捉えてキーワードを軸に収録を進めると収まりの良い話になるということを自分は4年生になってやっとこさ理解しました。
このことを理解したのはフォトグラファーの佐久間清貴さんとお話しした時。佐久間さんが運営するスタジオの名前が縁に因んだものだったため、事ある毎にやはり縁ですねと返していたところ、これまでと比べ格段にまとまりと手応えのある収録に仕上がりました。
是非お聞き下さい。

雑にと言いながら中身のないことをビッシリと書き連ねてしまうのは悪い癖です。立つ鳥跡を濁さずという言葉もありますしこの辺でおさらばしたいと思います。3年間お世話になりました!




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