いつごろから「古い曲」?:一戸信哉の「のへメモ」 20211105
今日11/5は、久しぶりに年の差プレイリストの放送です。大学制作の番組というコンセプトからすると、ほぼ曲だけの番組構成というのは、前向きな企画にはなりにくいのですが、コロナ禍でインタビュー企画も進めにくくなる中で、なかば「苦肉の策」として積み重ねられてきたシリーズでもあります(実際には、企画の「谷」に入れようとしたのだったかもしれません)。
私がテーマごとに探してくる曲と、学生たちが想起する曲は違うものだろうということで、その違いを際立たせるという狙いとともに、それはつまり、平均的なエフエムしばたリスナー(少し年齢高め)と、新発田で学んでいる大学生たち、その間のギャップにもマッチするのではないかという考えでした。実際のところ、その考え方で合っているのかどうかは、まだよくわかりません。
音楽の好みは10代に聞いていたもので固まるということなので、私の場合には80年代ですし、学生たちは2010年代ということになります。
2000年代でもないということです。2000年代の曲が出てくると、懐かしいとか子供の頃のエピソードなどが話題に出てきます。ひょっとすると2010年代でも前半だと、子供の頃のエピソードの話題になりそうです。
さて、今日は私が10代のときだけではなく、その後も活躍したアーティスト大滝詠一さんを特集します。「サブスク解禁」となったアーティストを少しずつ特集していこうと思って考えた企画なのですが、昔のアーティストを「蔵出し」して「サブスク解禁」するわけですから、学生たちにとっては、まさに「蔵出し」、全く知らないという反応も多いです。大滝詠一さんについては、最近CM曲としてカバーされたり、90年代のドラマの曲などもあり、すでに亡くなってから何年も経ちますが、やはりすばらしい曲は色褪せることはないですね。という企画のつもりでしたが、やはり学生たちは全く知らないようでした。90年代のドラマ「ラブジェネレーション」は、1997年。すでに四半世紀も前なので、学生たちは生まれていないのです。
今回フィル・スペクターが考案したという、「Wall of Sound」という手法について、初めて知りました。
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