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世田谷ユナイテッドというフットボールクラブの価値。僕らはどのように人と社会と繋がるのか

2022年1月1日、東京の世田谷で産声を上げたフットボールクラブ、世田谷ユナイテッド
スタートしてから早くも半年が経ちました。

この半年間、東京都社会人サッカー連盟4部リーグで戦いながら、色んな人たちとの繋がりを育んできました。
選手もスタッフも全員が本業を持ちながらも、それぞれが貴重な時間を少しづつ世田谷ユナイテッドの運営に投じています。

選手、スタッフで想いを伝え合いながら、それぞれができることをやっているのですが、本当にみんな楽しそうにプレーし、運営するんです。

ピッチの中の選手たちはもちろん、運営するスタッフも楽しむことを忘れません。

試合の運営もイベントの企画も、ほぼ全て選手、ボランティアスタッフで運営しています。

まさに手作りの、みんなで育んでいるクラブです。

先日、世田谷ユナイテッド発の大型イベントを行いました。

人の温もりを感じる距離感

イベントの写真を見てください↓


最後に選手スタッフ参加者全員で

撮影してくれたカメラマンの岡元さんの写真が最高の瞬間を捉えまくっているわけですが、
選手もスタッフも観客も参加者全員がこんなに最高の笑顔で締めくくれた素敵なイベントになったんです。

日曜日の夕方という時間帯にも関わらず、会場にはたくさんの子どもたち、世田谷に住む人たち、区外からもたくさんの人が来てくれました。

雰囲気が本当に最高だったんです。

なぜ、こんなにも優しくて、温かい空間ができたのか振り返ってみたいと思います。

僕らはどのように人と繋がるのか

今回のイベントの集客は、SNSでの拡散と選手やスタッフの紹介のみです。
ご参加いただいた方に、ご来場のきっかけをアンケートしたところ概ね下記の結果になりました。

・チームの誰かの紹介:8割
・SNSやHPを見て参加:2割

つまり、選手やスタッフ、関係者の友人や家族がたくさん来てくれたのと、その友人や家族が、サッカー好きの友人や家族を連れてきてくれたんです。

こんなにもアットホームで素敵な雰囲気がつくれたのは、既にチームとの繋がりが太い人たちが来てくれた割合が多かったからだと思います。

これはとても大事なことだと思っていて、なぜならSNSを見て「かっこいい」「面白そう」と感じて参加してくれた2割の人たちがこの空間を体感することができるからです。

僕らは「かっこよさ」を世田谷ユナイテッドのカルチャーの一部としてとても大事にしています。「かっこいい」「面白そう」がきっかけで来てくれた人が、温もりのある空間で”愛”を感じてくれた瞬間に世田谷ユナイテッドのサポーターになってくれる。そんな循環ができたら最高だなと思います。

次のイベントは来場者同士が繋がるきっかけが自然と生まれるような仕掛けを考えたいな、などとワクワクしながら考えています。

世田谷ユナイテッドというフットボールクラブの価値

今回のイベントを振り返りながら、フットボールの価値はなんだろう、世田谷ユナイテッドの価値とはなんだろうかと考えると、居場所なんだろうなと思いました。

なぜ、世田谷ユナイテッドを観に行くのか?その意味を僕らはつくっていきます。

「世田谷ユナイテッドの試合やイベントに行くと、面白いサッカーが見れるから楽しみ」
「あの選手のプレーが見たい」
「あの選手(スタッフ)に会いたい。話したい。」

だけではなく、

「世田谷ユナイテッドの試合やイベントに行くと、あの人に会える。友達家族に会える。」
「世田谷ユナイテッドを観に行くと、面白い出会いがあって、新しい繋がりが生まれる」

このように世田谷ユナイテッドを通じて、人と社会と繋がっていけるように僕らはクラブを育んでいきたいと思います。

世田谷ユナイテッドを観に行こう、ではなく、世田谷ユナイテッドに会いに行こう。そう思える居場所にしていきたい。
そんなことを思うイベントになりました。

ぜひまた、会いにきてください。

フットボールを愛する人の、フットボールへの想いを揺さぶるために。フットボールを体育から文化を取り戻すために。なぜフットボールをするのか。誰かの声じゃなく、自分の心の声を聞く。大きな声じゃなく、小さな声を聞く。フットボールをすること。それは、その人の心の声であり、意思だから。フットボールはときに、言葉の代わりに、その場の空気をふるわせ、想いを伝える。フットボールをすることで、社会への関わり方を、表明することができる。自分がどう生きて行くかを、表現することだってできる。その想いを伝えるために。

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