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可視と不可視

ブームというのは一旦火が着くと燃え広がるのが早いのでTVでもネットでも『 Clubhouse 』の話題を耳にするようになった人も多いだろう。

中国では既に規制が入って利用できなくなったようだ。

元々海外産なので現段階では説明の全てが英語表記でありながら規約違反をするとアカウントを停止させられたり、その人を招待した人まで巻き添えを喰らうとあっては登録している側は慎重にならざるを得ないSNSだ。

各アカウントのフォロー・フォロワーの数は目視できても『いいね』やRT機能もなくコメントも残せず、ルーム内で交わされた会話の内容は録音禁止で万が一にも流出した場合は運営側が然るべき法的措置を行うためルームの外側からは誰も何も確認できない状態になっている。

ルーム内の音声は録音禁止とは言え、『口は災いの元』『覆水盆に返らず』ということわざもあるので台本も編集もなしにその場でトークを繰り広げるのはなかなか難しそうに思う。
喋った側は口にした内容を忘れたとしても聞いていた周りのオーディエンスはしっかり覚えている事もあるだろう。
それがこれからの将来の自分に向けて一体どんな種を植えた事になったのかは、神のみぞ知るのかもしれない。

軌道の修正は早ければ早いほど取り返しのつかない事態は防げるしリアタイトークするための『ルーム』の他にも個人が一人でこっそり録音編集作業ができて、アップロードしたら聞きたい人が好きなタイミングで聞ける機能が追加されたら更に利用し易くなりそうな気がすると何となく思い浮かべた。

私は『Clubhouse』は登録だけしているけれど、いつの間にやら日本では『Clubhouse』以外にも音声アプリが複数流行っていたので音声型SNS戦国時代というフレーズが思わず脳裏を掠めた。

実姉が『stand.fm』を始めたので『stand.fm』だけ他の音声アプリより詳細を知っている。
これはリアルタイムで聞かなくてもログが残っていて、好きな時に幾らでも聞き返せる。しかしフォロー・フォロワー数と再生回数は配信する人以外は目視できないようになっている。

『Clubhouse』にしろ『stand.fm』にしろ何処の部分をそうしたかに違いはあれど< 可視の部分 >と< 不可視の部分 >を両立させているのが面白いと感じた。

つまり< 水面上の出来事 >と< 水面下の出来事 >を利用者が感覚的に認知できやすくなっているのだ。
想像力が鍛えられて日頃から自然とそういう思考が身に付きそうでもある。

現在、水星は『 水瓶座 』の位置で逆行している。
水星とは『 言語活動 』『 コミュニケーション 』『 情報 』を司る惑星だ。

水星は『 双子座 』と『 乙女座 』の守護惑星なのでこの位置にいる時に最適に能力が発揮される。
この2つの星座が水星にとっては帰るべき故郷のようなところだ。
惑星が居心地良く能力を発揮できる場所を『 ディグニティ 』と呼ぶ。

しかし水星は『 水瓶座 』に行くと激しく凄まじく能力を発揮してしまう。
漫画やアニメ風に例えると「能力が発揮されすぎて暴走する」。
それが惑星にとって『 イグザルテーション 』となる場所だ。
水星にとって『 水瓶座 』はハイテンションになりすぎる場所なのである。

正に今、『Clubhouse』や『stand.fm』などの音声・言語が中心のSNSが巷を騒がせているから水瓶座での水星逆行そのままの現象が地球に起こっていると個人的には感じた。

ちなみに『stand.fm』だとnoteの記事にそのまま埋め込みができるようだ。