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【お念仏の会】2021/03/15

紅梅や 今日は涅槃に 香をささげ

今日は涅槃会(ねはんえ)。お釈迦様の命日です。

お釈迦様が亡くなったのは、旧暦の2月15日ですが、慶運寺の涅槃会は、月遅れの3月15日です。

お釈迦様が亡くなった時の様子を描いた「涅槃図」を本堂にかけ、自由にお参りしていただきます。

慶運寺の涅槃会
 3月15日(月)9:00~16:00
 お釈迦様の映画上映 10:00~12:00(途中、出入り自由)
 涅槃図の説明(副住職)14:00~14:15
※マスク着用でお願いします。入り口でアルコール消毒をしてください。

お釈迦様は、35歳で悟りを得た後、80歳で亡くなるまでの45年間、インド各地を布教して回ります。

とはいっても、当時は徒歩での移動ですし、多い時には1000人を超える弟子とともに移動していましたので、現在のインド全土を回ったわけではありません。

地図上で確かめると、インドの北東部、ネパールとの国境付近が、活動範囲であったようです。

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アーナンダという弟子一人を伴って、布教の旅を続けていた晩年のころ、チュンダという鍛冶屋が、お釈迦様を食事に招きました。

その料理を食べたお釈迦様は、食中毒になり、そのままクシナガラで亡くなってしまいます。

その時の様子を表わしたものが、「涅槃図(ねはんず)」です。

お釈迦様は、頭を北に、顔を西に向けて横たわっています。死者を北枕(きたまくら)にするのは、ここからきています。

涅槃図を見ると、お釈迦様の周りには、多くの弟子たちや動物までもが、悲しみに打ちひしがれています。

その中には、最後の食事を提供したチュンダやともに旅をしていたアーナンダの姿も描かれています。

暑さ寒さも彼岸まで

少しずつ暖かくなってきました。彼岸を過ぎれば、日一日と昼の時間が長くなります。桜の季節も間もなくですね。

今年も、お花見は難しそうですが、お念仏の会が、以前のようにできる日が来るのが待ち遠しいです。

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