キャロウェイvsテーラーメイド 1/20発表会対決!の個人的感想。

今年も新製品発表会の時期になりましたね。
超一般ピーポーであるあたくしはプロであるとか有名ブロガーの試打とかを見てからお店に行って感想、となるんですがコロナ禍もありyoutubeで新製品発表会をデデーンとやる環境になりましたね。
というわけで今日の #callaway vs #taylormade のウッドもの感想を。

キャロウェイラインナップ

1W EPIC MAX LS / EPIC MAX / EPIC SPEED

LSはいわゆる「サブゼロ」モデル。体積を最大限にということだったので恐らくは460cc。MAXは460cc。ペリメーターウェイト(後ろのスライドするアレ)の重量がLSの方が軽いので多分ヘッド前側にウェイトが入っていると推測。SPEEDはMAVRIKで採用したハイバックモデル、スライドウエイトなし。
今回のハイライトは柱からフレームへの変更。重量増えるんだからスピン減りそう、でも重心上がるんじゃね?っていうのが印象。
石川Pの試打動画 https://youtu.be/fwwAtJp8gT4?t=330 ですけど
思いっきり重り外してるやんけ。つまり、普通に後ろに重りついてる状態だと前作超えはできませんでしたっていう敗北宣言ではと邪推せざるを得ない。あとせっかく「サブゼロ」が浸透してきたところで「LS」に名称を変えてしまうのは何でだろう。ちょっと勿体ないなあ。

FW SPEED / MAX

MAXとSPEEDの違いは言及なし。ちょっと不親切よね。
HYBRIDはAPEXのラインで登場。APEXとAPEX PRO。
どちらも柱形状からフィン型の形状に変更しボール初速の向上を狙ったとのこと。まあでも内容には乏しいかな…

テーラーメイドラインナップ

1W SIM2 / SIM2 MAX / SIM2 MAX・D

大きく構造チェンジ。チタンはネックとカップフェースのみ採用。クラウン後ろ側はアルミニウムを使用。クラウンとソールは全面カーボン。溶接を廃止、全部品を接着に変更。革新的な変更と言えば確かにそう。
フェース裏はCNCミルドで反発係数オーバーまで切削、その後トゥ下で調整する(スピードインジェクション)CNCはすげえわ。それと注入孔がフェース面からなくなったのは好印象。スライドウェイトはまるっと廃止。個人的にはシンプルになって良かったんじゃないのかなと。
それぞれのモデルの違いはドローバイアスの度合いだろうね。
SIM→SIM2で名称こそ「2」になっただけだけどこれぶっちゃけメジャーアップデートじゃないですか。前作はどうも自分のスイングとの兼ね合いでスピン量を減らせなくて見送ったけど、今回のは構造的にはロースピンの気配がモリモリ。SIMより良さげな匂いがめっちゃします。
ただ外人の試打動画を見る限りは大きく性能的に変わった雰囲気は無さげ。

FW SIM2 TITANIUM / SIM2 MAX / SIM2 MAX・D

大きな構造面のチェンジはないものの、SIM2チタンはサイズを10cc減らし、タングステンウエイトの配分をちょい変え。マイナーチェンジっすね。
SIM/MAX/MAX・Dの違いはネック。それぞれカチャカチャ/肉抜きネック/ショートネック。ハイロフト3W、売れないんだけどHS40m/s近辺の人は15度は地面から打ってもしんどいだけな気がするんだよね正直…
 ちなみに前作のSIM TITANIUMは思わず買っちゃいました。ぶっ飛ぶ。5Wが異次元の高さで飛ぶので止まる。すごい。3Wも240とか届く。すごい。おかげで危うく打ち込みで怒られた。
HYBRID SIM2 RESCUE / SIM2 MAX RESCUE
SIM2はアイアンよりのデザイン、MAXはウッドっぽいデザインの踏襲。
SIM2はトゥ先をあげてアイアンライクに、MAXは先を下げて過度な捕まり感の軽減を想起させるデザイン。

個人的な感想

ドライバー対決

発表の段階までで言えばハイヘッドスピーダーはSIM2が圧勝の予感。もちろんスピン量とかつかまえ易さで評価はそれぞれ変わってくると思いますが。どうも前作に縛られた印象のあるキャロウェイに対して、テーラーは結構がらっと変えてきた印象。スライドウェイトなんて要らなかったんや!ってなったんじゃないっすか。ぼくはスッキリした見た目はかなり好みです。EPICは今回苦戦しそうだなという根拠その2なんですが、MAX LS vs MAVRICK SZの動画がありまして。重りを後ろ重くしたMAVRIK SZよりEPIC MAX LSはスピン量が多く出てしまっているんですよね…これは正直厳しい。石川Pも後ろの重り外したEPIC MAX LSだし、正直疑問符もんです。今のところ。
で、一番のコア層であるところのHS42m/sあたりでプッシュスライスが出る層。この層は左に打ち出して薄いフェードでコントロールしたいのか、右からでもフックで飛ばす!なのかで全然変わってきちゃうのでよくよく相談、フィッティングしてもらってください。「つかまえ易い」のと「つかまり易い」は全然別物なので、自分がどういう球を打ちたいのかが一番の鍵になります。
キャロウェイはどうせプロ用にシェイプも全然違う♦付のを出すのでそういうのがあんまり良くないなあといつも思います。(なおMAVRIK440は激良かったです)

FW対決

テーラーはVスチール2003でめっちゃ成功した後のVスチール2008っぽい印象。両社ともにFWの作りは上手いのでおかしな製品ではないでしょう。SIMの方が違いが分かりやすいのかなあ。正直な話EPICはなんか今回良くわかりませんでした。PVは石川Pに打ってもらいました!前より飛びます!以上!みたいな作り。2機種とも接着ネックなのはコストダウン?プロ向けはまたカチャカチャついてくるのかな。ヘッド重量とライ角の違いとかでキャラクターを変えてそうです。ここもなんかSIMが良さげ。
  前作SIMが猛威を振るったFWですが頻繁に買い替えるもんでもないしなあと。ぶっちゃけ1Wでキャリー220ポンポン超えないなら17°くらいの4Wとか5Wとかの方が最終的に飛ぶ気がしてるんですよね…(売ってた時の立場的には4+,7,9の3本セットが鉄壁です!って言ってた。4+ってアレですけど)

HYBRID対決

SIM2 / MAX rescue vs APEX hybrid
SIMのハイブリッドはめっちゃ良かったですからねー、ちびっ子のぼくにはちょっとアップライトでしたけど。とはいえキャロウェイも相変わらずこの分野は良いし、良さそう。ただし、APEXのハイブリッドはちょっとハードそうな見た目。ここが好みの別れそうなところかな。ひとつ、めっちゃ良かったのはSIM Rescueの標準シャフトに70gカーボンがあること。こういうの大事なのよ。PINGにぶっちぎりで離されてるのは標準シャフトのバリエーション。ここの70~80gのカーボンがあるとセットの流れが作りやすい。こういうのはもっと進めてもらいたいよね。
個人的には引き分け!どっちもGOSTを標準で用意してください!あれが最強です(無理

まとめ

1W買うなら
90はまあ切れるひと→SIM
スライス出るけどフェードをコントロールしたい→SIM MAX・D
スライスをフックかドローにしたい→EPIC MAXかSpeed
そんな感じ。つかま「え」易い、つかま「り」易いの違いですわ。テーラーのドローバイアスはつかま「え」易いので。
全体的にテーラーメイドの方が良く出来た発表でした。
カーボンボディ、カップフェースなんてのはつるやですら通った道なのでそんなに新しくもないものをアルミフレームとチタンフェース+ネック、カーボンのクラウンとソールを接着にします、溶接しません!をものすごく最先端な感じにしたのはある意味ですごい。とはいえ、物の進化というのは螺旋階段的なものなのでパッと見アレの焼き直し?に見えながら進化していくもの。実際に強度面であるとか、音の面であるとか考えると結構なトライだと感じました。相変わらずFW、HBもしっかりしてますね。マークダウンのサイクルが短すぎるのがツライ…
 一方でキャロウェイ。PVが石川Pに打ってもらいました!前作より飛びます!女子プロにも打ってもらいました!良さそうです!どうですか!以上の何も入ってこないのは本当に致命的。デザインと機能を関連付けて説明しないから「で?」っていう感じ。ちょっとどうしちゃったの?と本当に心配です。

これでTSi、SIM、EPICと出そろいました。TSi3はパーシモン?!となるくらいの柔らかさ。SIM、EPICはどうなるか楽しみ。今のところ期待値込の雰囲気ランキングでは同率首位で TSi3 と SIM、ちょっと差があってEPIC2021かな。これは実打が楽しみですなあ!

去年注文したTSi3が未だに入荷しなくてモヤモヤw
くそう、これならSIM2注文したよ!!!!

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