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【旅行記】山陰を走って、歩いて、冒険した【3日目】

旅行記をこんな文量で書き始めてしまって、めんどくさくなってきました。
とりあえす頑張って3日目も書いていきますが、しりすぼみになったらそういうことです。

さあさあ、3日目の話をしよう。
3日目は車で観光した話です。


■玄武洞

3日目の最初は玄武洞へ。
入場料ちょっとお高めだけど、きれいなところで玄武岩もよかった。
ここで学んだ「玄武岩」命名の由来も面白かった。
玄武洞が発見された当初(?)に儒学者が、六角柱上の組織が細長く列になっている様子を、亀の甲羅や蛇を想起させるとして、中国の霊獣玄武の特徴になぞらえて玄武洞と名付けたそうな。
この時点では、この地名としての役割でしかなかったが
その後地質学者により、玄武洞で採取できる岩石の種類に日本名を学術的に命名する必要が出てきたため、玄武洞にちなんで「玄武岩」として命名したというのが経緯ということらしい。

学術的意味で玄武岩自体は一般的な岩石で、玄武洞のように六角柱状節理になるにはマグマから冷えるまでの冷却速度なども関係があるらしい。よって玄武洞のような特徴的な見た目を持たない玄武岩もたくさんあるようだ。
つまり、玄武洞の特徴的な岩石形状は玄武岩のある1形態でしかないため、これは修辞法でいうシネクドキに似た関係にあると思う。

玄武洞公園には、ほかに四神になぞらえて、青龍洞、白虎洞、朱雀洞というかっこいい名前のものもありますが、15分足らずで歩きまわれます。
トレイル終わりのバキバキの足を引きづって見回りました。


玄武洞
青龍洞
白虎洞
南朱雀洞(多分)

玄武洞ミュージアムも隣接しているので行こうかと思ったが、さらに入場料がかかるらしく、一旦今回は見送り。

次の場所が本日のメイン。

■植村直己冒険館

この辺りに来たら、ぜひ寄りたいと思っていた場所。
登山やトレイルをするものの端くれとして来たいと思っていた。

クレバスをイメージした施設デザイン
北極横断の際の荷物(レプリカ)

下調べあまりしていなかったが、家族向けの、アスレチックがあったり、体験教室するような場所もあり、家族連れで盛況していた。
記念館としても面白く、植村直己氏の生涯がわかりやすく説明されていた。一番印象に残ったのは、北極横断の練習として、北海道から鹿児島まで歩きとおした時の写真で
ゴールした写真には、謎の美女2人に挟まれて照れくさい植村氏が最高にいい表情をしていた。

エベレスト登頂などの功績で登山家のような認識だったが、それは彼の冒険の1種類でしかなく、自分のしたい冒険があれば山に限らず駆け付けて、準備して達成する、というもっと広い冒険家という認識に変わった。
大胆で勇敢、というよりも臆病で控えめな一面が垣間見えるエピソードなどもあり印象がかなり変わった。

子供たちに、冒険の楽しさを伝えたい、ということで自然学校のようなものを作る計画もしていたらしく、さっき書いた家族向け施設の設立もそのような思いを受けてのことだろうと解釈している。

■香住鶴

少し足を延ばして、お酒の買えるところへ。
昔、島根まで電車で旅行しながら、たまたま飲んだ日本酒で美味かったのが「香住鶴」。
久しぶりに近くに来たので、購入しに行こう。

神鍋高原をスルーして、下道ドライブ。
途中寄った道の駅 鮎の里矢田川というところが素敵だった。
中の食堂には囲炉裏があり、とても雰囲気がいい。
そして、本棚には目いっぱいに詰め込まれ、積み上げられた本たち。
半日くらいここにいて本を眺めながら過ごしたい。
矢田川定食をいただいたが、小鉢含めてすべてがうまい。
一発で気に入ったけど、遠いのであまり来れないのが残念。
キャンプ場もあるようなので、キャンプしに来るのもありかも。

矢田川定食(うまい)
駅長(?)の趣味が全面に押し出された本棚

と、寄り道を終えて、香住鶴に到着。
試飲はできないが、いろいろと物色して3種の日本酒セット購入。
ついでにガラス製の盃とお猪口も買ってしまった。

なんとここでの写真は無し!

家に帰ってから飲んだらやっぱりめっちゃうまい(うまい)

目的を完遂したところで帰路に就く。お疲れさんでした。

久しぶりに良い距離のドライブをして、良い距離のトレイルをしました。
コテンラジオやゆる言語学ラジオをお供にこの旅をしました。
いつもお世話になっております。

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