性格の違い
結局娘の誕生日プレゼントは、リクエストを聞いて、欲しい本を買ってあげることにしました。
リクエストは『四つ子ぐらし 5上 5下』
きっと夫も同じことを思ったのでしょう。
頼まれもしないのに1巻から9巻までセットで購入しようとしていたので、ちょっと待った!とやめさせました。
本人が2冊でいいと言っているのだから、そんないっぺんに買い与える必要はないと説得したのです。
夫の気持ちもわからないではないのですけれど。
一瞬出た父親からのオッケーを聞き逃さなかった娘はしばらくごねて、夫も苦し紛れに「言うことが聞けるようになったらって言ったんだ、ほら、言うことを聞いて!」なんて言いながら、なんとか娘には、欲しければ少しずつお小遣いで買うことにしなさいと、我慢することを教えました。
今日たまたま、ふたりで自転車で少し遠くまで買い物に出かけたので、本屋さんに寄ってみる?と提案しました。
この本以外にも欲しい本がたくさん。
読書好きの娘なので、興味があればいくらでも買ってやりたい気持ちはあるのですけれど、午前中にサッカーの上級生のママと話していたら、ちょっとウチは甘やかせ過ぎかしら?と思ったので、やっぱりお小遣いで買いなさいと選ばせました。
一冊640円。月々のお小遣いは1,000円。
近所に小学生がちょっとした買い物ができるお店があまりないので、こちらに引っ越してきてからの半年はほとんどお小遣いは使っていないはずです。
ー2巻と6巻は読んだから。
まずは1巻を手に取って、もう一冊を買うかどうか悩む娘。
ああ、私だったら、迷わず2巻を買って、最終的には全巻揃えるだろうなぁ。
ー今度誕生日プレゼントにもらうのは5巻だから、3巻と4巻だったら、5巻に近い4巻の方がいいよね?
もう、私の理解を超えたので、うんうんそうだね。と娘の背中を押してやりました。
夫と私は、嗜好も考えもよく似ているので、娘に対して理解ができないことも合致している分、親同士の意見が割れないのは子育てをするには楽かも知れません。
ただ、そこと同じ方向に娘を従わせるのではなく、娘の個性はできるだけ尊重してあげたい。
本の揃え方ひとつ取っても、人それぞれ。
面白いなぁと思える余裕が、今日の私にはあったようです。
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