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お金の教育

小学四年生に月1,000円のお小遣いは多かったかなぁ。いきなり母になった私の失敗でした。

ウチはそれと別に週700円のおやつ代を娘に任せています。

それぞれに理由があります。

お小遣いは相場より多いことは知っていましたが、多く与える代わりに、欲しい物はお小遣いで買うと言う感覚を身につけさせたいと思っていました。

引っ越してきたばかりの娘は、おじいちゃんおばあちゃんより、お父さんより、と書かれた封筒に数千円ずつ入ったものを計4通持っていて、自慢げに見せてくれていたので、てっきり、お金は惜しくて使えないタイプだと勘違いしてしまったのです。

貯めることも大切だけど、使い方を覚えることも大切。

それで、毎月貯めても使う分が残るよう、相場の倍近い金額をお小遣い額に決めたのです。


おやつ代は単純に、仕事帰りの日々の買い物に娘用のおやつを考えて買ったり荷物が増えたりすることが煩わしかったから。
私は全く食指が動かないグミが大好物の娘に、喜んでもらえるお菓子を選ぶ自信がなかったし、何より私自身があまりお菓子を食べなかったので。

娘が引っ越してきてすぐに、最寄り駅に『おかしのまちおか』ができたことも、このシステム導入に一役買いました。


夏休み前まではうまくいっていたと思うのです。


タガが外れたのは、私が娘の躾を放棄した8月後半からのようでした。


先日、本屋さんで娘が自分の本を買った際、お小遣いを持って出ていなかったので、家に帰ったら返す約束で立て替えてあげました。
すぐにお小遣いとお小遣い帳を持ってらっしゃいと見てみたら、お小遣い帳は8月以降記入されていませんでした。

最後の残高はおよそ9,500円。


娘はしれっと次のページに仕切り直して書き始め、残高はさっき現金を数えてきたと、3,000円余りの金額を記入したのです。

!!!

何に使ったの?と聞いても、いつもと同じ。

わからない。忘れた。

おやつ代が足りなくてアイスをお小遣いから買ったり、お友達と遊んでいるときに、ジュースやお菓子を買ったり、自由研究の材料を買いに百均に行ったついでに珍しい文房具を買ったり、とにかくやりたい放題だったようなのです。


信用していた私が馬鹿でした。


夫に相談したところ、今から金額を減らすのは逆効果だと言うので、夫を含め、我が家の家計について、三人で共有しましょう。と項目を挙げて説明をしました。


初めてのお金の教育。娘はどこまで理解したのでしょう?


それでも、本屋さんで買ってあげた塗り絵をするためにどうしても24色の色鉛筆が欲しいと言う娘。

いっそ、残高の3,000円も使い切ってしまって、本当に月1,000円しかないことをしっかりと身を持って体験させてもいいのかも知れません。


本当に、がまんを知らない子。

お金に人生を狂わされないように、注意深く見ていかないといけませんね。


夫の唯一の欠点はお金にルーズなところ。
正直私も同じタイプでしたが、夫に出会ったことによって、私がしっかりしなくちゃダメだと、改心することができたのです。

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