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幸せですか?

ようやく都内でも、外でお酒が飲めるようになりました。
仲の良い元同僚が、一杯いかが?と声をかけてくれたので、その昔、串刺しのバイトをさせてもらっていたこともある友達の焼き鳥屋さんにお誘いしました。

お店のお姉ちゃんが後から、LINEをくれました。
『ケイトさんのLINEですか?』
心配性のお姉ちゃんにしたって、二年も三年もご無沙汰してたわけじゃないのに、と思って、すぐに気づきました。
LINEは本名で登録しているのですが、ママ友とのやりとりが始まったときに旧姓から新姓に変更していたのです。

昨日は同僚がいたから言えなかったけれど、三月に結婚をしたのよ。と伝えると、よかったね、おめでとう。と返事が来ました。


私たちの結婚生活は、三ヶ月くらいで急に話が進み始まったり、再婚同士だったり、年齢も年齢だったりしたので、いわゆる、私たち結婚しま〜す!幸せになりま〜す!みたいな、華々しさとは無縁だったものですから、当初から、おめでとう!と言われると、ちょっとびっくりし、ああそうか、世間一般ではやっぱり結婚はおめでとうなんだな。と思ったりしたものでした。
今も、焼き鳥屋のお姉ちゃんのように、初めて知ってお祝いの言葉をかけてもらうと、同じように、少しの驚きと、少しの恥ずかしさを感じてしまうのです。


それで、前置きが長くなったのですが、そのお姉ちゃんからのメッセージを受けて、幸せですか?と自分の心に問いました。

もちろん、幸せです。

突然やんちゃな娘ができて、大変な半年を過ごして来たけれど、浅はかにえらく責任の重いことを引き受けてしまったなと反省はしたけれど、今でもときどきカッとなって娘に対して憎たらしいと言う感情を抱くこともあるけれど、その間、一度でも不幸だと思ったことがあったでしょうか?

ああ、それが答えなんだなぁと思いました。

私の中で、大変=不幸ではなかった。

こんな聞き分けのない娘と一緒に暮らさなきゃいけないだなんて、私の人生この先不幸になっちゃったじゃない。

そんな風に思っていたら、とっくにこの結婚自体を後悔していたと思います。


自分の思うようにいかず、苦しいことなんてたくさんあります。
でも、生活の土台の部分で幸せだと感じていたら、それはきっと乗り越えられるものなのだと思います。

なんだかんだ言っても幸せだなぁ。

晴れの日も雨の日も、ふと心の中を覗いてみると、ほっこり幸せが微笑んでいるのです。

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