承認欲求
以前から、山の頂上に興味があったようなので、お天気のよい今日は、娘とふたりで登山をすることにしました。
登山口から頂上までは約2kmの道のり。
最寄りの駐車場からは大人の脚で50分程度の初心者コースと聞いていました。
さすがに汗ばみ息はあがったものの、木漏れ日の中、時折吹く風に癒されながら森林浴を楽しんだのでした。
先に疲れたと言い始めたのは娘。
夏休みに入ってから、サッカーの練習で半日ぐらい走り回っているので、体力はまあまあある方なのではと思っていましたが、アラフィフの母も負けてはいないな。と、ちょっと嬉しく頂上の景色を楽しみました。
下山して、娘が言いました。
「初めての登山で頂上まで行けて、私天才じゃない?」
ぇ?天才??
すごいでしょ。天才でしょ。が口癖の娘。
きっと、満たされない思いが、彼女にこう言わせてしまっているのだと思うのですけれど、褒めたら褒めただけ、どんどん舞い上がって手がつけられなくなってしまいます。
どうにか、大切な気づきと共に、自分で自分を褒めてあげられる人に育ってほしいのですけれど。