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「俺がついてるぜ!」泉谷しげる75th anniversary Billboard LIVE tokyo 2023.5.17

そう、あえてタイトルは、「俺がついてるぜ♬」にしました。

ピクサー映画「TOY STORY」で流れるダイヤモンドユカイが歌ってる「おれがついてるぜ♬」って曲何故か、私の頭の中で流れている。

そして、10年前くらいにもらった、泉谷しげる直筆色紙のこともふと、思い出して取り出してみたりしていた。

「俺がお前の味方だ!」(色紙より、画像参照)

こないだのチャボと泉谷しげるふたりだけの「ロックンロールハート」のライブでも

「俺についてきやがれ!!」(俺についてこい!という言い方ではないところが、泉谷らしくて好き😊❤️)

って叫んでくれた。

そして、75歳、今回のBillboard のバースデーLIVE

泉谷語録

「場には似合わない曲ばかりやります」
「一万円はつらいぞ、料金に見合う幸せをなんとか作ろう!」


「アーティストはそもそもバケモノなんだから、体力使い切ります!」

「みなさんは真似しないでください。怪我します。」

練習のし過ぎで、声を嗄らしてしまっていた。
久しぶりのバンド LIVE、そうとう練習し、歌い込んで挑んだようだ。

歌詞をずっと見ているわけには行かないので…
とかも言ってたな。

確かに、弾き語りソロLIVEならばずっと座って譜面台に歌詞カード置いて歌えるけれど、バンドで立ったまま、シャウトして暴れ回って歌うのだ。

しかもBillboardの限られた、定められた時間内に…(泉谷しげる LIVEは、普通に3時間超えも多かったし、オールナイト LIVE、6時間LIVEなどもこなしてきたが、こう言う限られた時間での、入れ替え2セット公演と言うのは異例なカタチのLIVEだ)
ほぼ曲のインターバルもなく飛ばしまくった。

この日のために、相当練習、努力したようだ。(75歳なのに…。)

「75歳にもなってやらせていただけるのだから、幸せですよ…」などとも。

カッコイイ元気な75歳のフルバンド LIVEだった。
セットリストも最高だった!
こんなのを、見せられて感動しないわけがない。

こんなに声を嗄らしてしまってて、最初はどうなることやらと心配していたけれど、アーティストはバケモノと自ら言ってのけたとおり、普通の人間で、あれだけ声をからせた状態でいて、あんな大声はだせるわけない…出し続けていられるわけが…。

しかしどんどん声が出ていった。

嗄れ声ながらも、ものすごい音量だ。
驚異的。

さすがプロだ!いや、さすが「バケモノ」だ。

ファーストステージでのM9からのたたみかけは、嗄れ声の心配をものともせずで、驚いた。え⁉️なにも心配する必要がなかった^^;
す、スゴイ。

再び「泉谷語録」

アーティストが「みんなから元気をもらいました」とか、金とっていながら、言ってるんじゃねえよ!もらい過ぎなんだよ!!

「おれはお前たちの味方だからな!」
「お前たちの面倒は俺がみる!!!」
「俺は一生元気だ!」
「死んでも気づかないと思う」

まさに、俺がついてるぜ!!の、我らがスーパーヒーローの、泉谷しげるだ!!

75歳まだまだ元気で、とても嬉しい
カッコイイなーー!!!これぞまさに最高!!ブラボー!!だ★

自らを鼓舞してるかのよう。
75歳。限界に挑戦している。


♬「風前の灯だとしても消えるまできっちり灯っていたい」(中島みゆき「倶に」)

泉谷も、こういう境地で全力のLIVEを続けているのだと思った。

あちこち、倒れているアーティストの中にあって、希望の星だ★

ずっとファンでいられて良かった(泉谷しげるの LIVEに行けて帰ると、ほぼ毎回思っている👍)

セカンドステージは、M6「きらめき」以外は、すべてたたみかけの体力消耗曲ばかり。
そして、その「きらめき」が嗄れ声でそっと歌われ、またひときわ印象的沁みた。

Billboardは、さすがで、音がイイ!
バンドひとりひとりの演奏の音がクリアーに伝わってくる!ドラム板谷達也、ベース渡邉裕美のリズム隊の響き!!そこに藤沼伸一大先生の神業ギターに、男前小林香織のサックス!!が効果的に響き渡る 

まあ、私も何度もここでみるのは無理ですが、今回の2ステージ2万円。
特別な日✨
久しぶりのフルバンド編成での生ライブ体験✨
この内容なら大満足 👍

【セットリスト】
(ファーストステージ80分)
01.突然炎のように
02.スキル
03.野良犬
04.旅たて女房
05.おー脳!
06.黒いカバン
07.ハーレム・バレンタインデイ
08.風街へ愛をこめて
(MCメンバー紹介)
09.眠れない夜
10.地下室のヒーロー
11.Dのロック
12.火の鳥
13.国旗はためく下に
14.春夏秋冬
(野生のバラッド、さわりのみメンバー退場)

【入れ替えセカンドステージ80分】
01.長い友との始まりに
02.のけものじみて
03.UNDER PRICK
04.果てしなき欲望
05.風もないのに
06.きらめき
(MC)
07.翼なき野郎ども
08.デトロイト・ポーカー
09.俺の女(やり直し有)
10.ゲットー
11.世代
12.栄光か破滅か!
13.春夏秋冬(LOSER.Ver)
14.ハレルヤ

Billboardのような会場なら、観客を総立ちにさせるような LIVEをやらなくても名曲の宝庫の泉谷しげるキャリアの中から、座って演奏し、観客もじっくり座ったまま鑑賞できる、本人いうところのBillboardらしい曲(「きらめき」、を歌い終えたあと、こういうのばかりやれば、Billboardで毎回やれるんだろうけどな、などと言っていた)も、やろうと思えば、いくらでもやれた筈。

しかし、泉谷しげるが今回、このBillboardで、バースデーLIVEと称して演るコンセプトは、
泉谷しげる「俺ブログ」が更新されたので、引用します。
以下より引用。

「あえてBDを掲げたのは、同じ時代を生き抜いてきたハズのアーティストらがめっきり体力が弱っちまってるからね~
おれは75でも超元気な現実をみせつけるのが任務だから誕生日をもサカナにしたのさ
だいたいがさ、アーティストやってるヤツわ、並外れた精神と体力の持ち主なンだし、度をこえたエネルギーを発してるからこそ多くに好かれてるワケで、よほどの事がない限り~簡単に倒れるワケがないのだ
したがって倒られた方々は、よほどの事があったのだろう察するに余りありだ」
(引用終了)

と言うことで、同年代アーティストへのエール、75歳でもがんばれる!を訴えたかったのだ。

同年代アーティストが、亡くなったり、引退宣言したり、入院したり、さぞかし泉谷本人も心細いのだと思う。

聴く立場側の私自身も、相次ぐ訃報や、療養の為の活動中止宣言に、かなりメンタルをやられていました。

そんな中で、こんなLIVEを聴かせてくれた泉谷しげるには、リスペクト。感謝しかありません。

最後にもうひとつ泉谷しげる「俺ブログ」から引用。

(以下引用)
ビルボードでのライブの為に、おれは1ヵ月近くも地味な筋トレを行い、声を潰すほどのリハーサルを行ってきた
75にもなるとだいぶアチコチ傷んでるからね~イヤでも鍛えないと元気がつくれないのだよ
カラダが創れたおかげでビルボードライブはすこぶる盛り上ったのなんの
ビルボードは天井が高いからか、音響がとにかく最高でぇ声が出る出る~自分でも驚いた(笑)
音響がいいとカラダは疲れても心は疲れない~バンドと共に、近年最高の演奏が出来たぜ
(引用終了)

あの声嗄れからの、あの音量とあの歌唱は、ほんとに奇跡的!!
「その、バケモノによる奇跡」は、天才泉谷しげるの、努力による賜物だった。
声が嗄れるほどの練習と、筋トレ…。

75歳であの歌唱と動きは、当然、普通に過ごしていて出来ることではないのだ…。

そんなこんなで、私もまた、筋トレとか頑張ってみようかな!と。
梅雨はあるものの、私の好きな暑い時期に突入しますからね!!☺️

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