見出し画像

【マウスピース紹介①】アルトサックスS90 180

こんにちは!サックス奏者角口圭都です。みなさん、サックスの演奏を楽しんでいらっしゃいますか?

noteにてサックスの記事を投稿し始めて11月で3か月目となりました。年内に50記事が目標なので、もう少し更新のペースを速めなければ!とやる気に満ちております。ぜひ、応援のほどよろしくお願いいたします。

【マウスピース紹介】シリーズでは、私の使っているソプラノ・アルト・テナー・バリトンサックスのマウスピース紹介と使用感、合わせているリードをご紹介します。

第一回は、アルトサックスです。

マウスピース選びの参考になれば幸いです(^^♪


①アルトサックスのマウスピース紹介【S90 180】

私がアルトサックスで使っているマウスピースは、【Selmer S90 180】です。とても標準的で、知名度も高いですね。クラシック・吹奏楽界隈では大変人気の高いモデルです。

代理店のノナカの公式サイトです↓

https://www.nonaka.com/selmer/instruments/accessories/mouthpiece/saxophone/

様々な分野の演奏家に愛用されている人気マウスピース。その音は非常にストレートで均質に響き、また柔軟性としなやかさが非常に優れバランスがとれているので、学生でもプロ奏者でもその要求を満たしてくれます。

S80の次に発売されたS90は、170~200までの品番があり、数字が大きくなると、ティップ・オープニング(マウスピースとリードの開き)が大きくなります。

体感ですが、S90の170と180はかなり人気があり、使用している人口が多いと思います。楽器店でもこの2種類の在庫数が一番多いです。楽器店によってはプロによる選定品を取り扱っているところもありますね。

遠方からのオンライン購入の場合は、少し高くても選定品を探して購入されるといいかもしれませんね。(個体差・選定のお話は今後改めて。)

一つ一つ手作りで、個性がありますが、たくさん作られているモデルなのでやはり品質も良く、安定しています。ここ数年は本当に170.180の個体差がなくなり、はずれがない!これは本当にすごいことだと思います。(製造元のフランスの職人さんたちに感謝です)

また購入時には、一枚パッチが付いてきます。(昔はなかったような気がするのですが、覚えている方いらっしゃいますか?)


②【使用感レポ】いいところ

私は【S90 180】がとても好きで、時々浮気するものの、7~8年は使い続けています。(浮気先はコンセプトやAP3など・・・)

音域による鳴りムラが少なく、とても中庸的で音色の変化の幅が広いところが気に入っています。奏者側の奏法の変化で、どんな音も出せる柔軟性がありますね。正しい奏法ができていれば、フラジオや特殊奏法も問題なくできます。

昔は170を使っていましたが、より太い音を出したいと感じ、180へ変えました。170は音がスラッとしなやかで、響きが華やかです。そんな音が好きだった時代もありました。

女性に例えると、モデル体型のような170。健康的な体型の180でしょうか。(笑)190,200はより骨太になり、男性的な雰囲気です。

③【使用感レポ】気を付けていること

S90 180は、ティップオープンの開きが大きく、マウスピース内の空間もある程度広いです。そのため、マウスピースの中で息のスピードが落ちたり、口の中の空間が広がりすぎることがあります。そうなると音程が下がり、もわ~~としただらしない音になってしまいます。

息のスピードが落ちて音程が下がっていることに気が付かず、どんどんマウスピースをネックに差し込んでチューニングしていくと、より口周りの柔軟性がなくなって音が悪くなる悪循環に陥ります。

私は、息のスピードをしっかり保つこと、吹いているときに舌の位置を変えて、口腔内の空間を広げたり狭めたりとコントロールしています。

180だけでなく、より中が広いマウスピースは奏者側のコントロールが必要になります。初心者のうちはマウスピースが音色や音程を作ってくれるものを選んだほうが良いと考え、S90 170をおすすめしています。


④使用リード

S90180に合わせているリードは、ダダリオのレゼルブ3.0+です。

公式ページより、引用↓

ダダリオ社オリジナルの、革新的な新しい機械で生産。さらに正確なカットで均質性が高まりました。
厳選した材料を使用:繊維密度が高いケーン根元の2節のみ使用。柔軟かつコシのあるリードが生産でき、耐久性にも優れています。
スペックの特長
・ファイルドカットで、音の立ち上がりに優れています。
・全体的に厚め:豊かで温かい音色。ダイナミクスがつけやすくなっています。
・先端は厚すぎず、レスポンスに優れています。



このダダリオは、昔はリコ(RICO)だったのですが、ギターメーカーのダダリオに買収されたそうです。

レゼルブの何が好きって、コシがしっかりしているところです。そして、3.0+という絶妙な数字が気に入っています。

以前は、ヴァンドレンのトラディショナル(青箱)を使っていたのですが、3番だと薄いし、3.5だと厚くていつもリード選びに悩んでいました。

厚めの3番、薄めの3,5番を選ぼうとすると、1箱10枚なのに、使えないリードがたくさん出てきてしまうんです。レゼルブ3.0+はそんなお悩みを解消してくれて、本当に助かっています。

リードの厚さは、自分の好きな音を出すために、個人差があって当然ですので、どの番号を使っても構わないと思っています。

薄いリードだとビリビリとノイズがでやすく、厚いリードだとノイズが減って、まろやかになりますがかなりしっかり吹き込まなければなりません。

私にとって、総合的にバランスの取れている番号が3.0+でした。

もちろん音や吹奏感の好み、体力の違い、マウスピースの個体差の違いもあるので、S90 180にはヴァンドレン3番・3.5番もしくは、ダダリオ3.0~3.5をご提案することが多いです。

最近は、リードのばら売りもありますので、いろんな種類を買ってみて試すのも面白そうですね!

最後に

最後までお読みくださりありがとうございました。次回はテナーサックスのマウスピースをご紹介したいと思います。みなさまのサックス演奏のお役に立てましたら嬉しいです!

今後も更新していきますので、読者登録をよろしくお願いいたします☆

この記事が参考になりましたら、ぜひ投げ銭・サポートで応援していただけると嬉しいです。→ここで記事は終わりです。

ここから先は

400字

¥ 100

角口圭都 note へサポートをお願いいたします。いただいたサポートは今後の活動と記事更新に役立ててまいります。