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GACKT LAST SONGS feat.K ツアーファイナルに参戦して。

人生で2度目のGACKTのライブに参戦。今回はデジタル音源を一切使わない完全生演奏のライブということでピアノやストリングスとの共演が非常に楽しみなライブだ。

会場に向かうと早速行列が出来ていた。
私にとって人生2度目のGACKTのライブとなる。
天気はあいにくの雨であったが、心は清々しい晴れ模様だった。

福岡サンパレスホテル&ホール前にて

会場にはたくさんの楽屋花があり、ツアーファイナルの福岡公演を祝福すると共に観客を迎え入れてくれた。

迎え入れる楽屋花1
迎え入れる楽屋花2

早速入場すると、早くもグッズ販売には長蛇の列が。グッズにはアクリルスタンド、キーホルダー、Tシャツ、トートバッグなど多種多様な物が揃っており、購買意欲を掻き立てられた。

グッズ売り場の状況

私はファンクラブには加入してないが、今回はプレミアム席(¥30,000)のチケットをゲットしていたのでかなり前の方で座ることが出来た。
客層は老若男女問わず幅広い印象で、特に年齢層高めな女性の割合が多かった気がする。

開演前の様子

異世界の神?それがGACKT

映画のようなワンシーンが始まり、ピアノの音色が会場を包み込む。
映像が終わり、GACKTの歌声が静かに会場に響き渡る。
そして幕が開け、確固たるGACKTがそこに現れた。

美しい。

本当に同じ人間なのだろうか。
立ち姿勢。オーラ。気迫。
全てを兼ね揃えた絶対的な漢、GACKT。

「かかか、か、かっこいい、、、😩」

その一言に尽きる。
男をも惚れさせる漢。

初めてGACKTを目の前で見た時から数えて何年経っただろうか。
もう彼も50歳とのことだが、全く老いた感じがせず、いつまでもお兄系のファッションが似合う。

笑いの神(Kとのコラボ)

1曲目が終わった後すぐにMCが始まった。
Kが紹介されるまでの尺がそこそこあり、ここで?!というタイミングで

「Kです!」

とKを紹介したGACKT。
絶妙なタイミングでKが紹介され、一斉に笑いが湧き起こった。
そこから次々と面白い話を連発するGACKT。
会場はまるでお笑い芸人を見に来ているかのような状況だった。

フィートチャーリング👴


お笑い芸人並みのGACKTのトークに笑っていると、トドメを刺された。

実はツアー当初、某神社でスタッフ達と成功祈願を願ってお参りをしたらしい。
そこには普通、神主様と巫女さんがいるはずだが、何故か年老いた神主1人しかいなかったそうだ。

だからなのかそのじぃじ神主様が一人二役をこなしたという。

神主の行いの後、すぐさま巫女さんに見立てて自ら反対に移動。これを繰り返す。

そして成功祈願では神主様が団体名や個人名などを名乗り上げる。
その際、ツアー名の「GACKT LAST SONGS feat.K」を読み上げたそうだ。

するとその年老いた神主様はこう言った。

「がくと、らすとそんぐす、
ふぃ〜〜とちゃぁ〜〜りんぐうぅぅ!!(ヒューチャリング)」
(これをGACKTがモノマネするが、あまりにもじぃじの声っぽくてそれはそれはGACKTの声ではなかった)

会場は大爆笑の嵐🤣‼️👏

もう大盛り上がりで終始笑いっぱなしだった。いやいや、もういつからこんなに面白くなったんだ?GACKT。本当にお笑い芸人いけるんちゃうか?てなくらい最高に面白かったです。

切り替えのプロ

GACKTもKもやはり長年のプロアーティストだ。

GACKT「俺たちはプロですから、曲が始まるとすぐに切り替えられるんですよ。」

K「俺たちプロですもんね笑」

曲名をGACKTが伝えると息継ぎと共に曲が始まる。
照明スタッフとの息もピッタリだ。
流麗に弾くKのピアノに力強く美しいGACKTの歌声がフィートチャーリングする👴

曲が始まった途端、会場は一瞬でGACKTワールドと化す。
さっきのお笑いGACKTはどこに行ったのか。
普通の人なら思い出し笑いでもしそうだが、曲が始まればミュージシャンGACKTが確立する。まるで切り替えスイッチでも付いているのかという具合に。
やる時はやる。これがGACKTだ。
ここにも漢気を感じる。


ピアノ、ストリングスとの共演

今回の醍醐味であるピアノとストリングスとの共演は後半で交わった。
GACKTのイメージとしてはギター、ベース、ドラムなどを使用したロック形式をイメージしがちだが、今回はクラシカルに攻めてきた。

ピアノもストリングスもやはり生音は非常に心地よく実に美しい。
今回はまるでYOSHIKIのライブに来ているようでもあった。

今回のように、ロックメンバーのみならず、クラシック音楽家メンバーも加われば鬼に金棒だ。

仲間を想い続ける心

GACKTは仲間想いだ。
仲間をとても大切にする。
MALICE MIZER時代、ドラムのkamiの死から今もなお墓参りに通っているGACKT。
短い期間とはいえ、同じ時間を生きた仲間にはずっと感謝の気持ちがあるのだろう。

P. S.I LOVE Uをしっとりと歌い上げる。

観客に聴いてもらうのは勿論だが、GACKTの中ではいつもこの歌を歌う時はkamiのことを想い歌っていることだと思う。
その気持ちがしっかりと伝わってきて、ただただ感動するばかりだった。

魂で歌を届ける

GACKTは多摩市を込めて歌ってくれる。
いや魂を込めて。

ずっと真剣に観察してみたが、やはり妥協という点が一切見られない。
勿論プロなので当たり前かも知れないが、なんだろう。自分の想像してる満足度を遥かに超えた歌を、世界観を届けてくれる。
これは紛れもない事実で、人間はここまでの表現が出来るのかと感心する程である。

今回わかったことはGACKT流の歌い方を確立しているということだ。
説明が難しいが、GACKTにしか出せない音、声、技術があり、上に登り詰めた者にしか身に付けられない何かを持っていると確信した。
聴いていてとても心を揺さぶられ、圧倒され、心地良い。いうならば贅沢な歌声だ。
プレミアムに相応しい歌声とはこのことを言うんだ。

勿論、チケットは正直言って高い。
しかしここでしか味わえない、会場で聴く生の歌でしか味わえない特別な感動が体験できることを考えると、人生で1度は目にする価値のある良い刺激となり、これが自分の人生を変えるキッカケになるかも知れない。

GACKTからは学ぶことが沢山ある。
人生の教訓としてリスペクトし続ける。


GACKTを構想する

ラストはサクラ、散る、、、で終焉となる。
あのかっこいいGACKTのまま、光の向こうに姿を消し、ツアーファイナルは幕を閉じた。

GACKTという人物を改めて考えてみる。
過去の作品や実績を振り返ってみると、実に様々な活動をこなしているGACKT。
そんな彼が自信と誇りを纏うのは当然だろう。
本当にかっこいい人だと思う。
ミステリアスなGACKTは今も変わらないが、ユーモアのセンスも神掛かっている。
人間らしさも身に付けた欠点の見つからない人だ。

だから、GACKTは死に際まで気になる人物である。

これからもGACKTを応援し続けたい。
着いていきたい。
そんなツアーファイナルでした。

素晴らしい時間、学びを頂き、本当にありがとうございました。
心底感動致しました。
必ずや自分の人生のスパイスとして加え、彩ある人生を調理していこうと思いました。

皆さんも素敵な人生を生きて下さい。
今回のラスト映像で「始動」の文字が現れ、完全に終了した。
謎に包まれた始動に心躍る。

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