レベルアップにこだわる必要はない

朝っぱらから自分のエンジニアとしての能力って低いのでは、とネガティブ思考になり、Word1枚分に書き連ねた想い?をコピペしようと思います。

他人とスキルレベルを比較しない


エンジニアリングとは、ビジネス上あるいは何か他の「目的」を達成するための手段でしかない。エンジニアとしてのスキルを高めるという意味は、この手段における生産性を高める意味である。しかし、生産性をいくら高める努力をしたところで、良いサービスが出来るわけではないし、そもそも1人の生産性には上限がある。
 そんなことに邁進するよりは、自分が欲しいサービスを常に考え続け、その目的を達するための仲間づくりを行い、最後に手段として「エンジニアリング」を行った方がいい。この考えに基づけば、エンジニアのスキルレベルというのは、大して問題にならない。
 だいたい、エンジニアという職業には数学的思考力がひどく求められる。自分にそんな能力がないことは最初から分かっているので、自分の不得意分野でわざわざ勝負する必要もない。有名大学の工学部卒相手に、相手の最も得意な分野で、どうして勝てることがあろうか。
 このような文章を書いている時点で、自分の能力を他人と比較して、自分がより優れていることを示したいという願望が見える。他人より優れていたいという願望を捨てる必要はないと思うが、優れたい分野を誤っているように思う。繰り返しにはなるが、エンジニアリングによる生産性をいくら高めたところで、自分の欲しいものは手に入らない。それよりもむしろ、自分がどういう目的を達成したいか、そのためには何をすればいいかという視点の方が重要である。
 目的のための計画策定には、「スキルレベルを上げる」というステップは必要ないはずだ。目的を達するためには、必要以上のスキルレベルは必要ないはずで、計画には自然と「〇〇を出来るようにする(例えばWebページを自作出来るようにする、など)」という具体的な目標が並ばないとおかしい。
 逆に言えば、スキルレベルを上げたいと思っている内は、自分の目的が定まっていないということだ。この場合に、なぜ無駄に思えるほどレベルアップをしたくなるかと言えば、将来策定する不確実な目的のために、あらゆる準備をしておきたいと考えているからだ。
これは、様々な状況に対応するための体力アップを無意識に想定しているのだろうが、オーバースペックは往々にして無駄遣いの極みである。確かに、しっかりした準備をしていれば、いきなり業務に投入されても、プロジェクトで不測の事態が起きても、その豊富な知識と思考力で問題を容易く解決できるだろう。しかし、これは極端に言えば、やっとの思いでレベル99まで到達して、スライムを延々と倒しているようなものである。それならば、レベル50でも魔王に挑戦してみればいいのではないだろうか。負ければそれこそレベルアップをすべきだし、そもそも、レベル99でも魔王を倒せるかは分からない。

思いついたことをふらっと書き留めていきます。