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観たかった観せたかった景色を見にいこう〜vol.7

ラヴ•レターズ
1/28  秋田公演(1列12番)
1/29  PARCO劇場(G列15番)


前日の1/27に行われた演出家の藤田さんのワークショップではとても貴重な話をしてくださったのでここに記録を残します。

では本編!

圭人くんの朗読劇は私の夢だった。
こんなにも早く私の夢が叶うなんて…
そして、お稽古1回、本番1回とされるラヴ•レターズが
私の住む秋田で特別公演が行われると知った時は奇跡だと思った。
どんなカップルにも奇跡は必ず起こる。
藤田さんはそうおっしゃていた。
奇跡は起きるのかな?
どんな奇跡が待ってるのかな?


私の目の前に圭人くんがいる。
2時間同じ場所に。
ずーっとそこにいる。
これだけで私には奇跡。
普通の舞台なら同じ場所に居続けることはない。
ただひたすら一瞬も圭人くんを逃さないように(恐怖)
私の目に心に頭に圭人くんを焼きつけたかった(圭人くんマジごめん…)

下手から圭人くん登場。
ゆっくりと一歩一歩。前をしっかり見て、顔は上手から歩いてくる若村さんメリッサを見てにっこり笑っている。
かわいい♡優しい穏やかないい笑顔。

椅子に座る。
沈黙。

ふぅ…
小さく息をつく。

アンドルー•メイクピース•ラッドⅢ世は…

いつもより高い声。顔は笑顔をたたえている。
希望に満ちた8歳!そう8歳!!
完全に8歳!!!
圭人くん…ううん圭人くんばアンディーを生きてる。すぐそう分かった。
スーツで出てくると思ってたからネイビーのチルデンセーターは完全にやられた…
さわやか♡
圭人くんめちゃくちゃ似合う!!
8歳の希望に満ちた少年にしか見えない。
この冒頭の手紙1通でもうオズの国に入って行けた。

圭人くんば何をすればいいのか分からなかったから手紙を書いた。ってラジオで言ってたけど173通にも及ぶ手紙の束は2人の時間の長さを体感として分かったのはすごい発見だったと思う。
そして
手書きで書かれた文章と描かれたイラストを見た時にどれだけの時間をかけたのか、そこに想いが込められているのかをすぐに理解出来た。
戯曲を読むだけでは得られない体験をここでしたのは私にとって役というより、アンディーと言う人を1人の人として理解出来たのはすごく大きかった。
実際に目で見た手紙は圧倒的だったしメリッサへの愛に溢れていた。
圭人くんめちゃくちゃ頑張ったんだね。
圭人くんが書いたアンディーのメリッサへの手紙は間違いなくラブレターで圭人くんば書きながらアンディーの人生を生きたんだなぁってすごく伝わった。

※アンディー衣装まとめ※

胸ポケットにはパーカー51
そういうこだわりがほんとに圭人くんで本当に好き♡

ひらがなばっかりだった手紙がだんだん漢字が増えていく。アンディーの声もどんどん落ち着き、自信に満ちていく。それとは対照的にメリッサはいつまでもメリッサのまま。

一幕の終わりに私の大好きなアンディーの手紙がある。
大人になる絶好のチャンスを逃した2人にメリッサは手紙のせいだと言う。
その返事のアンディーの手紙がとても好き。
手紙に自分を込める。遠いところから自分を込める。
これこそぼく、手紙がぼくなんです。
圭人くんがどんなふうに読むのか楽しみだったのは私もその気持ちがわかるから。
圭人くんが(アンディーが)優しく丁寧に想いを込めて読んでくれたのが本当に嬉しかった。アンディーなんだからそう読むのは想像出来たとしてもそれでも圭人くんの身体を通したアンディーはやっぱり圭人くんにしか創ることが出来ないから嬉しかった(激重)
そして
圭人くんがもらった手紙を大切に取ってある事実ばやっぱり嬉しい♡

一幕終わり。
椅子から立ち上がる。
一礼。
下手へはける。
暗転。


二幕

下手から登場。
おぉ…スーツだ!!
少年を過ぎたのがわかる。
第一声からアンディーの仕事がわかる。
さっきまでとは別人みたい。
8歳から55歳までを生きるのだからこれ以降の声は普段の圭人くんの声とか発声とは全然違う。
もっと年齢を重ねたのが声だけでわかる。
そして
メリッサはやっぱりメリッサのまま。
子供の頃はメリッサがリードしていたのにいつしか逆転してメリッサがとても幼く頼りなくなっていく。
だけどメリッサがメリッサのままであることはアンディーにとって1番大切なことだったんだと思う。
、1番ラストの「さようなら、アンディー•ラッド」の8歳に戻ったみたいな言い方にそう思った。
メリッサが全てだったあの頃に、手紙の中でしか自由を得られなかったアンディーを見たようで心揺さぶられた。

圭人くんばラジオで「朗読劇とは思っていなくてこういう設定の戯曲だと思っている」と言ってたそれを体現していた。
アンディーの人生を生きていた。
アンディーの人生を感じられた。
8歳で55歳で、実年齢では親子ほど離れた年齢差をも超えて2人は幼なじみで愛し愛されていた。
もう一度、何年後かにまた圭人くんのアンディーに会えたらまた違う世界が待ってるんだろうな。
終わってからの余韻がすごい。

照明はラストに向かいながらどんどん暗くなっていく。
演者が(今回は圭人くん)見えるギリギリのところまで照明を落とすようにしている演出だと藤田さんがおっしゃってました!

二幕終わり

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