整ってないことによる「温かさ」

 最近まで、タイのチェンマイというところで1ヶ月間コーヒースタンドをやってきました。滞在していたアパートからコーヒースタンド まで毎日バイクで通ってたんですけど、通勤だけではなく遊びに行く時もバイク、日本からわざわざチェンマイに来てくれた友達を宿に迎えに行ったり。

画像は、チェンマイ大学の友人にコーヒーをデリバリーした時のものです。
これ完全にGrab food(日本でいうUBER EATS)

チェンマイでバイクに乗った、感想を一言にまとめると「ヒヤヒヤするけど、ほっこり

なんじゃ、そりゃ?
感覚的過ぎるw

簡単に、チェンマイでの交通状態がどんなだったか説明します。

車とバイクはウィンカー出さずに車線変更してくるし曲がるし、

横断歩道もあまりなくて、歩行者は好きなところ渡ってきます。

なので気が抜けません笑


そんな感じなので、交通事故いつでも起きるだろうってすごく身近に感じます。。日本にいる時よりも、道路にいる時は緊張感が高まります。

ヒヤヒヤです。

だから、歩いてる時は運転手がしっかり目開けて見てるのか?
携帯いじってない?
ウィンカー出してないんだけど実は曲がるんじゃね?
バイクに乗ってる時は、この人歩道歩いてるけど、
反対側のマックに行くから急に飛び出てくるんじゃないか?

すんごい周りに注意を払います。

確かに、めちゃくちゃ危ないんですが、僕だけではなく他の運転手や歩行者でもそういう人たちがいて、

お互いの目が合って運転手が歩行者を笑顔で渡らせたり運転手同士で、
ニコッとしてジェスチャーで先どうぞみたいなのがあります。

これがほっこりポイントです!

もちろん日本でも同じような「あったかい」場面ってあると思うんですが、チェンマイでの方が頻度が多いように感じました。

なぜかって考えてみると、お互いに相手に注意を払ってて、
目線が合う「チャンス」が多いからかなと思います。

タイと日本でそういうチャンスに違いが出てくるのは、日本の方がタイよりも交通事故が起きないように色々と整えられているからなのかなと。

横断歩道が整備されていることや多くの人が自動車学校に通って免許を取ること、道路を渡る時は横断歩道でとか、ウィンカーは当然出すものだという考えが広がってたり。

 人を守るためのデザインがされているから、交通事故は少ないかもしれないけど、結果的には同じ空間にいる人同士のがお互いに注意を払うことによって生まれる「ほっこり」する瞬間も少なくなっているような。

だからと言って、そういうデザインがいらない訳ではなくて、
例えば今回のような「ほっこり」する瞬間を生みたいと考えた時に、今あるデザインを再検証し定義し直す事が必要なのかなと感じました。

そんなことを考えながら、カフェ・バー・ゲストハウスを自分たちなりに再定義して作ったのが、TAMURO COFFEEです。

デザインの再定義がどんなものだったのか、次回は書いてみようと思います。


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