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野良デザイナーが名乗る「地域デザインプロデューサー」という謎の職業

プロフィールを書いてから放置してました。放置系男子・甲斐慶太朗です。

最近「地域デザインプロデューサー」という謎 and 怪しい肩書きを名乗っています。

この肩書きのイメージはどんなものでしょう?おそらく「偉そう」「肩にセーター巻いてそう」「サングラスかけてそう」かなと思います。そうすねイメージこちらですね。はいどーん。

いらすとやさん、いつもありがとう。

そう、そうなんすけど、違うんすよ。

僕の中での定義はこちら。

地域デザインプロデューサー=「0から地域の問題を一緒に解決する人」

では言葉を分解して説明していきたいと思います。

プロデューサーとは? ディレクターとなにが違う?

プロデューサー・・・制作全般の大きな方向性などを捉え「ゼロから内容を企画する人」や「企画・進行を導く人」。全体の指揮をする人
ディレクター・・・「指揮する人・監督する人」や「離れた目標に導く人」などの意味。現場の指揮をする人
引用元:https://www.creativevillage.ne.jp/61996

デザイン業界ではアートディレクター(AD)といわれる、パッケージやロゴなどの「ビジュアルデザインの指揮をとる責任者」がいます。

ふむふむ、たしかに僕もデザインはするし、肩書きに大御所感もある。ただ僕は専門学校も美大もいっていない「野良デザイナー」である。佐藤可士和さんや水野学さんたちのような超有名ADと同じ名乗りで仕事がくるのか・・・?そもそも僕はそこで戦うような人物だったっけ・・・?

いやおかんが言うにはこれちゃうな。

「ゼロから内容を企画する」のは間違いないな。とりあえずプロデューサー名乗るか。〇〇プロデューサーって名乗ろう。よし次。

地域デザインとはなにか?

地域で活動してて、デザインもする。よっしゃグーグル先生に聞いてみよう。

地域 デザイン 検索。ポチッとね。

地域デザイン・・・地域のために、地域(の人々)によって、地域の問題を解決し、より豊かな暮らしを実現していく営み
引用元:https://www.cri.ehime-u.ac.jp/lessons/lesson-484/

ほうほう、これええな。地域で活動してるし、地域課題も解決しようとしてるし、これを引用しよう。愛媛大学さんありがとうございます。また愛媛には嫁さんと遊び行かせてもらいます。


地域デザイン+プロデューサーの組み合わせで「地域デザインプロデューサー」という謎の職業が爆誕しました。最初に書いたように「0から地域の問題を一緒に解決する人」です。伝達の解像度が​悪いので良い肩書きあればすぐ変えます。

あ、あとこちらも説明しましょう。

デザインという名前の、わけわからんやつ。


世の中には「デザイン」という名前があちこちに転がってます。どんだけおんねんってくらい転がってます。ウィキペディアさんが言うには下記のようになるらしいです。

デザイン(英語: design)とは、審美性を根源にもつ計画的行為の全般を指すものである。意匠。設計。創意工夫。英語のdesignには本項の意味より幅広く、日本語ではデザインと呼ばない設計全般を含む。日本語のデザインに相当する英語での用語はstyleである。

いやむずいむずいむずい。目の前で「デザインとは〜」とか言いながら上の言葉を説明してきたらオモロすぎるやろ。六本木のバーでドヤ顔で仕事論語るやつやん。(行ったことないけども)

難しすぎるから、僕はいつもこう言ってます。

デザイン・・・「人に伝わる手段・計画」

企業ロゴを作るのも、企業の姿勢を人に伝える手段。パッケージデザインをするのも、生産者のこだわりを伝える手段。地域デザインは、ありたい姿を計画するもの。

デザインは別に高尚なものではなくて、手段・計画でしかないです。

すべては人に伝わるかどうか。

コワーキングスナックn計画の場合

僕がコワーキングスナックn計画を開く際に、特に2つ重点的に考えました。それは「コンセプト」と「伝え方」です。

そんなことを言うと、「え?もっと中身にこだわれよ!」と言ってくる人がいます。商品の内容に関して、こだわるのは至極当たり前です。いまはそれよりもどうやったら「伝わるか」も考えぬかないと届きません。

①大昔は「よいものは自然に売れる」→供給が足りない時代

②少し前は「良いのは当たり前、伝わらないと売れない」→CMなどのマス広告で広げていた時代

③今は「良いのは当たり前、伝わるのも当たり前、伝わったあとに誰かに伝えたいか

これには理由が2つあります。「SNS全盛期」「商品ストーリーを重視している」という背景があります。

物が溢れている現代で、「この商品!」っていうものに出会えたときは感動します。そしてその背景に素晴らしいこだわりが見えてくると、人はツイートして教えたくなります。

これは「共感型社会に移行してきた」ことを表しています。

そのためn計画を開く際に、どれだけSNSで拡散されるか、拡散されるコンセンプトなのかを意識しました。言葉えらびや、画像、どういう人が興味をもつかなど徹底しました。Iターンで友達も少ない男が、地元ではない場所で、店を開くのは正直かなり大変でした。。。。

友達をつくる→拡散してもらう→友達の友達が見る→拡散してもらう→さらに知らない人が見る→拡散してもらう。

この循環になればあとはスパイラルで広がっていきます。

よく美大生の絵が仕事にならないという話を耳にします。なぜ伝わらないのか。それは「顧客が誰か」を考えずに、「自己表現」になっているからに他なりません。

繰り返しになりますが、デザインとは「人に伝わる手段・計画」と考えてます。

※ただし、立場が変わればデザインの定義も変わるのでお気をつけください。

野良デザイナーの生き方

長くなりました。アホな顔で締めたいと思います。

絵の学校も行ってませんが、デザイナーを名乗って仕事がきます。ありがたいことです。そして毎日楽しく嫁さんと笑ってます。

僕は器用に生きられません。20歳まで高校生をしてたし、ドームを夢見たバンドもうまくいきませんでした。酒飲んでトイレで寝る、親には殴れる、そんな親父もアル中だし、もう散々です。おまけに仲がよかった友達も失踪中です。おーーーーいどこに消えたんやーーーー。

でも僕は笑って生きてます。

今日こういうことを書こうと思ったのは嫁さんも好きだった「テラスハウス」が大きな話題を呼んでいるから。法改正を目指す動きも出ているくらいです。SNSで知らん人からぼっこぼこに殴られ、謝罪してもさらに非難が飛んできます。怖すぎるやろ。

生き方ってめちゃんこむずかしい。でも死んだらいかんぜよ。

人から言われたからって心折れないでほしい。僕もメンタル豆腐なので、すぐにおれます。そんなときに僕の心の支えになっている2つの言葉があります。

①課題の分離

嫌われる勇気という本でも語られている「課題の分離」は現代では必須で覚えて欲しいです。

人が「私のことをどう思うか」は相手の問題であって、自分の問題ではない。

何をしても嫌われるときは嫌われるし、合わないときは合いません。それは昔からの友人であっても、環境が変われば心理も変わります。まずは自分の理想の生き方を描いて、ひたすらわき目もふらず走ってください。そのとき合いそうな人とは合います。この人と組みたいなーと思っても、残念ながら合わないときはあります。

そんなもんです。ほんと人生そんなもん。

日々是好日(にちにちこれこうじつ

もう一つはこの言葉です。

日々是好日(にちにちこれこうじつ)ー私たちの人生は雨の日もあり、風の日もあり、晴れの日もあります。しかし、雨の日は雨の日を楽しみ、風の日には風の日を楽しみ、晴れの日は晴れの日を楽しむ。すなわち楽しむべきところはそれを楽しみ、楽しみ無きところもまた無きところを楽しむ、これを日々是れ好日というわけです。どんな苦しい境界に置かれても、これ好日、結構なことですと、カラ元気でなく心から味わえるようにならなければなりません。
《原典・碧巌録/引用・細川景一著『白馬蘆花に入る』(禅文化研究所)より》

1日1日、一生懸命自分の時間を生きてください。意味もなく非難をしてくる人は他人の時間を生きてる人です。非難は自分の時間を使って相手を考えてるだけです。そんな無駄な時間は1秒でもやめましょう。

毎日の中に楽しみをみつけ、その時間をきちんと生きていく。

内容がすごくブレた投稿でした。お粗末様でした。


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