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シャリモナの情報を探しています

シャリモナとは、「食感がシャリシャリしたモナカ」のことです。
僕はずっとこのシャリモナの情報を探しているのです。

順を追って話します。

山口県・山陽小野田市には、かつて「せめんだる」という銘菓がありました。
工業都市として発展した地域で、昔セメントを運ぶのに使われていた樽の形を模して作られた一口サイズの最中でした。

その形も特徴的なのですが、印象的だったのがその食感。
あんこの中にざらめが溶け残ったような感じで、シャリシャリとした独特の食感だったのです。

美味しい。唯一無二。

しかし、その「せめんだる」は数年前、製造していた和菓子屋さんが店をたたんでしまい、この世から姿を消してしまったのでした。

以来、時々ふと思い出すのです。

あのしゃりしゃりした最中、シャリモナ、また食べたい。

しかし、いざ探そうとなると案外難しい。
ネットで「モナカ しゃりしゃり」みたいな感じで検索してみても、なかなか目指すような情報にヒットするわけでもありません。
「あんこ しゃりしゃり」で調べると、小豆を寒天で固めて外側がシャリシャリになった、きんつばの親戚みたいなお菓子がヒットしました。違うんです、外側じゃなくて、中がシャリシャリであって欲しいんです。
あんこの自作に失敗してシャリシャリになってしまった人のブログもヒットしました。失敗だなんて言わないで。僕はそのシャリシャリをずっと探しているんです。

分かってるんです、そうは言っても自分だって時々お土産でいただいた時に「あ、美味しい」と思ってた程度のシャリモニスト。
世の中の大半のあんこは「いかになめらかであるか」をプッシュしてきます。
シャリモナは世界の潮流に逆行する禁断の存在。
そう簡単に見つからないことは百も承知。

でも、やっぱり、ふと思い出すと食べたくなる。

シャリモナ。

一体この広い日本のどこにいるんでしょう。

どなたか、シャリモナの情報をご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひご一報いただけました幸いです。





よし、記事を公開する前に、一応「せめんだる」についてもう一回調べておこう。









復刻しとる!!!!!


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