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ばんえい競馬のたしなみかた(その3)

このたび、北海道帯広市にある競馬場である「ばんえい十勝競馬場」に行って世界に一つしかないばんえい競馬を堪能してきたので、その話を共有したいと思います。

前回までの記事で、その楽しみ方やレース展開について説明しましたが、次はレース以外の楽しみについて紹介します。


競馬場施設いろいろ

競馬場に入場したら、すぐあるのは「とかちむら」。帯広名物の「豚丼」やさんや地元の農産物直販所などなどが並んでいます。入口にはばんえい競馬で使用される馬そりが飾ってあって、気分が盛り上がります。

とかちむらの馬そり

「とかちむら」を抜けるといよいよ競馬場の構内です。スタジアムの入場口に描かれた大きな「ばんえい十勝」のポスターが気分を盛り上げます。

入場口

スタジアムは3階建てになっていて、大きなひさしがついています。階段状の席に座っって俯瞰しながら感染することができます。室内の券売機、そしてスタジアムの席、さらにコース横までが一体的になった空間です。

スタジアム全景

競馬場のなかには色んな施設があるのでいろんな楽しみ方ができるようになっています。


競馬場グルメも充実

サッポロクラッシックもあります

「とかちむら」とは別に競馬場内にもグルメゾーンがあります。いかにも昭和レトロなお店で普通にそばやラーメン、そして軽食なんかが販売されています。

競馬場グルメ

北海道グルメと言えば、ビールは北海道限定の札幌クラッシック、そして軽食は北海道名物「ざんぎ」(鳥の唐揚げ)何かが提供されています。ほんのチョットですが北のグルメを堪能することができます。

北海道名物「ざんぎ」

注意事項はナイターに突入すると品切れが出てくるので、軽食類は計画的に手に入れましょう。でないとお腹が空いた頃に何も手に入らなくなります。

ふれあい動物園でにんじんをあげよう


そして楽しいのがふれあい動物園、馬たちを中心に動物たちと文字通り触れ合うことができます。

ふれあい動物園

やはり楽しいのは「餌やり」です。1カップ100円で購入するにんじんを厩舎に居てクビを出している馬たちに与えることができます。

サンビーム

そして、その馬たちがなんとも個性的な連中です。小さな枠からクビを出して餌を求める「サンビーム」を筆頭に、たてがみボサボサの暗そうなやつや、なんか暴れているやつまでおかしなたのしい馬たちがみなさんを迎えてくれます。とはいえみんなおとなしいといえばおとなしいので安心して楽しめます。

普通にしてると可愛いサンビーム

ちゃんとおとなしくて怖くない「ロック」みたいな馬もいますので子どもたちにも安心です。

おとなしい「ロック」

ふれあい動物園は5時で終了なので気をつけましょう。

おみやげコーナーもあるよ

そしてJRAほどではありませんがおみやげコーナーもあります。入場口の案内所のところと食堂の手前の2店舗あります。さすがに特定の馬のぬいぐるみがずらりと並ぶことはありませんがぬいぐるみもちゃんとあります。

馬のぬいぐるみ

そのほか缶バッチやキーホルダー、そしてばん馬の巨大な蹄鉄なんかも売っています。
JRAの売店と比べちゃダメですよ。

様々なおみやげ

そのほか展示施設も充実

そのほか馬の資料館や場内の展示など、ちょっとした展示コーナーも色々充実しています。レースの合間なんかにばんえい競馬の歴史や、今の人気馬、生産者の現在を観ることができます。

2023年重賞馬

馬の資料館では農耕馬たちの歴史や、ばんえいけいばの始まりなどを学ぶことができるのでぜひ見てください。いまや世界文化遺産に認定してもおかしくない世界的に貴重なばんえい競馬の文化にふれることができます。

馬の資料館


ばんえい競馬の魅力

というわけで3回にかけてばんえい競馬について紹介してきましたが、ばんえい競馬の魅力をまとめると

・コンパクトな中に色々詰まった競馬場
・とにかく近くで見る馬たちの大迫力(ふれあい動物園も)
・たった200メートルの距離から生まれる様々なドラマ
・とにかくナイターで照らし出される馬たちの美しさ
・なんかアットホームな観客の皆さん

と言った感じです。

みなさんぜひ帯広に行ってばんえい競馬を楽しんでください











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