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【動画レポ】LCNC物語 いかにして私は市民開発者になったのか 〜SAP Inside Track Tokyo 2023より

今年もSAPを愛する人達のイベントChillSAPさんの「SAP Inside Track 2023」がオンラインで開催されました。年一回のイベントですがSAP TechEDなどからのフィードバックなど様々な有益な情報が溢れているイベントです。こちらの動画が公開されていますので、気になったセッションをピックアップして勉強してみたいと思います。

<sit Tokyo2023のサイト>

<動画です>


スピーカー紹介

田中 貴之さん
SAPジャパン株式会社
インダストリー&カスタマーアドバイザリー
イノベーションオフィス BTP Core担当
プリセールス

秋山 直登さん
SAPジャパン株式会社
インダストリー&カスタマーアドバイザリー
イノベーションオフィス BTP Core担当
プリセールス

参加者アンケート

今回はプロ開発者と市民開発者が共同して作業するのかを紙芝居風にして紹介します。

本セッションの領域は「テクノロジー」の「自動化」の領域です

Intelligent、Sustainable。Enterprise

セッションの目的
1.SAP Build Process Automationについて理解を深める
2.LCNCの可能性に思いを馳せてみよう
3.紹介するLCNC開発する上での4つのTipsを思えてもらう
4.会社でLCNCツールを使用してみるきっかけとして活用する


製品紹介(SAP Build Process Automation)

ノーコードで実現するRPAとワークフローの自動化ソリューション
・RPAと決定テーブルをつなぎ合わせて自動化を実現

SAP Build Process Automation

【LCNC物語】いかにして私は市民開発者になったのか

登場人物
山田くん:商社勤務、経理部門所属27歳、趣味はゴルフ
請求書の情報をS/4HANA二登録するのが業務
⇒複雑で大変な作業、間違いも許されない。大量にある

山田くんの請求書登録業務

山田くんは考えた
・この業務を自動化できないか?
・最近ローコードノーコードツールが導入されたと聞いた
⇒IT部門の同期、斎藤さんに聞いてみた
⇒LCNCツールはSAP Build

SAP Buildの説明

SAP Buildの説明
基幹アプリの作成と拡張、プロセスの自動化、ビジネスサイトのデザイン、これらすべてを視覚的に実現
・SAP Builld Apps
・SAP Build Process Automation
・SAP Build Work Zone

Tips1:ローコード・ノーコードでも開発者のサポートは必要
・ノープログラミングではない

考えたプロセス図

・Build Appsで作成したアプリから請求所画像をアップロード
・Process Automationで請求書からデータを抽出
・請求書のデータに基づいて承認者を決める
・承認されればS/4HANA二登録される(APIが必要)

Tips2:ローコード・ノーコードではガバナンスに注意する必要がある
・APIの乱用はシステムに悪影響が出る可能性がある
・バックエンドの制御はIT部門で行う

⇒斎藤くんがAPIの登録を行う
・APIの情報はSAP Business Hubから取得
・これをProcess Automation側に登録して市民開発者向けに公開

役割分担をして進める

業務部門の山田くん
・アイデア出し
・RPAの作成
・フォームの作成

IT部門の斎藤くん
・技術的サポート
・APIの準備
・決定テーブルの作成
・プロセストリガの作成

Tips3:ローコード・ノーコードでは市民開発者とプロ開発者の役割分担が必要です

RPAの作成

請求書の自動登録プリセスが無事完成

請求書の自動化登録が実現される

もっとこういう機能がほしいという声も上がる

Tips4:一度完成しても終わりではありません

⇒山田くんはいろんな改善をし、ヒーローになりました

伝えたいこと

・開発者は市民開発者をサポートすることが必要です
・バックエンド機能はガバナンスをしっかり効かせる
・市民開発者とプロ開発者の役割分担を行うことが必要
・実際に業務で使用しながら改善をアジャイル型で行う

山田くんを育てるための第一歩(チュートリアル)





<公式ユーザ会JSUGからの紹介ページ>






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