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アイスホッケーを見にいってきた!!

今回は2024年10月12日にKOSÉ新横浜スケートセンターにアイスホッケーの試合(横浜グリッツ VS レッドイーグルス北海道)を観に行ったので、せっかくだからレポートと言うか、アイスホッケーを紹介してみたいと思います。

そもそもアイスホッケーってなんだ?

「アイスホッケー」とは冬季オリンピックの競技にもなっているウィンタースポーツで、スケートを履いた選手がスティックと呼ばれる棒を使って、短い円柱状のパックと呼ばれるものを相手のゴールに入れる競技です。陸上のホッケーの舞台をスケートリンクに移したもの・・・といってもそもそもホッケー自体が日本では馴染が薄いので、なかなか理解されにくい競技です。

でもグローバル・・・特に北米や欧州では非情にメジャーな競技で北米のプロアイスホッケーリーグのNHL(National Hockey League)は北米四大プロスポーツリーグに数えられ野球のメジャーリーグ(MLB)やアメリカンフットボール(NFL)、バスケットボール(NBA)と並び称されるくらいの人気スポーツですし、カナダやロシアなんかは国技と言えるくらい人気だったりします。

どれくらい人気なのかと言うと、日本の映画やドラマでは家に不審者が侵入してきたら、父親が武器として持っているものといえばゴルフクラブですが、アメリカではよくアイスホッケーのスティックが登場してくるくらいです。(よくわからん)

人気があるかどうかは別にして全くわからない人に説明すると、サッカーとかハンドボール的な競技で集団で相手ゴールめざしてボールの替わりのパックを放り込むスポーツです。

日本のアイスホッケー事情

日本では「国民の9割9分9厘はアイスホッケーの試合を見たことがない」と言われるほど人気がありません。Webサイトの「Sports Navi」ではカーリングがあるのにアイスホッケーはありませんし、「ウィンタースポーツ」のタグにも試合結果やニュースが表示されることはほぼありません。

・・・では日本ではプロリーグみたいなのはないのか?というと、ちゃんとリーグは存在しています。日本と韓国のチームで構成される「アジアリーグ」というリーグが存在しています。

かつては「日本リーグ」という企業のスポーツ部が競うリーグが存在していましたが、企業の撤退によるチームの解散が行われる中で2003年にリーグとしてスタートしています。現在では更にチームの撤退や再編成が続き、今は以下の5チームがリーグに参加しています。

レッドイーグルス北海道:nepiaアイスアリーナ(北海道苫小牧市)
東北フリーブレイズ:フラット八戸(青森県八戸市)
H.C.栃木日光アイスバックス:日光霧降アイスアリーナ(栃木県日光市)
横浜GRITS:KOSE新横浜スケートセンター(神奈川県横浜市)
HLアニャンアイスホッケークラブ:アニャンアイスアリーナ(韓国安養市)

基本的にリーグ戦の試合はそれぞれの本拠地で行われるため、試合の観戦は関東から北日本でしか見ることができません。(中部、西日本の方スミマセン)

選手たちは全員プロというわけではなく、本業を持ちながら練習やリーグに参加している選手たちも多く、たとえば横浜グリッツで言うと、地元の企業や、皆さんが知っている有名企業で働いている人もいたりします。

横浜グリッツの選手

とりあえず新横浜へいってみよう

アジアリーグを見に気軽に東京から行くのであれば選択肢は新横浜の横浜GRITSの試合を見に行くのがもっとも手軽です。(東武沿線であれば日光も近いですが、東武日光駅からバスに乗らないといけないので・・・)

新横浜と言うと、昔の人はアクセス的にアレなイメージもありますが、いまは地下鉄や東急もあるので、だいぶん便利になっています。

試合が行われる「KOSE新横浜スケートセンター」は新横浜の賑やかな商業地域の中にあり、駅からは歩いて10分くらいで到着できます。(プリンスホテル経営みたいですが併設ではないので注意)

収容観客数2500人くらいの比較的こじんまりとしたアイスアリーナとしてはけっこう地味な建物なのですが、1階にセブンイレブンがあり、買って持ち込むことも出来ます。

なぜか「アリーナ席」が一番安い!

「KOSE新横浜スケートセンター」での試合が魅力的なのは、なんとその座席。通常のスポーツであればプレーしている試合会場の近くはアリーナ席として高額なのですが、ここで最も安い座席「自由席」はなんと相撲で言えば「砂かぶり」のような席です。「氷上の格闘技」と呼ばれるアイスホッケーの迫力をたった2500円くらいで堪能することが出来ます。

間近で見れる試合

もしかして「危険割引?」と勘ぐってしまうかもしれませんが、いちおう強化プラスチックのボードが守ってくれているので大丈夫です。きっと・・

ネックは「全体の様子がよく見えない」ことくらいです。
おすすめはたまに格闘しているシーンを見ることができるゴール寄りの自由席です。

ベンチの様子も生々しく

スピード感あふれる試合展開

アイスホッケーの試合は、ざっくりサッカーを3倍速で見る感じです。スケートなので走るよりもかなり早い上に、パックも野球の硬球よりも比重が重いのでサッカーボールよりも早く飛びます。しかもサッカーよりも狭いコート(リンク)なので試合運びはものすごい早いです。ピンチから一気にチャンスが生まれたりします。

ピンチから一気にチャンスに

試合時間は20分の3セット(ピリオド)。試合がバスケットボール並みに中断するので、実際にはそれより長いのですが、これもサッカーよりも早い展開に感じる要素になっています。

サッカーみたいにオフサイドなんかもありますが、あまりむずかしいルールはなく、単純にゴールを狙いますが、めったに点が入ることはなく1試合でだいたい5点以内と非常にサッカーに性質がにているわかりやすいスポーツです。

ちょっとしんどいのが選手交代のシステムで、選手交代のコールなしに、数分おきに交代する上に、ゴールキーパー以外の選手は5人セットで、まとめて交代するので推しの選手を追いかけるのがチョット大変です。

あと早くてパックを目がついていけない時があるくらいですかね・・・

ぜひ試合を見にいこう!

試合の演出はアマチュアのそれではなく、基本的にプロフェッショナルのゲームの演出ですので、充分に楽しめます。

逆に持ち込みなどのルールは少し緩めで、隣のコンビニで買い出しして観戦することも可能です。ピリオドの間にはマスコットやダンサーのショーもあって、休み時間も楽しむことが出来ます。

横浜グリッツのマスコット「グルーガ」

試合後のファンサービスもしっかり行われますので、プロスポーツとしての興行であると考えて、快適に楽しむには充分です。暑くはないですし・・・

リーグは9月ころから3月まで行われますのでぜひぜひ見に来てください。


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