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【爆速レポ】"ロング"ライトニングトーク大会~初参加者大歓迎~RPACommunityイベント #RPALT

今日(2023年5月10日)はRPACommunityのLTイベントです。今回は長めのライトニングトーク、通常は5分のライトニングトークですが、今回は15分の少し長めの時間設定です。確かに技術的なことをきっちり話すとなると5分では短いですね。今回はどんなLTを聞けるか楽しみです。

〈動画〉


オープニング

オープニングの第一声はいつもの百合宮さんとかーでぃさん。今日の登壇者が4名で持ち時間各15分です。

今日の登壇者

今日も盛り上がっていきましょう!

次はMitzさんからのイベント&コミュニティの紹介です。今日の登壇者に時間オーバー

今日の参加者属性です
愛知からの参加者が12人!!いろんな地域から参加しています

今日の参加者属性

なんと先日の百合宮さんのLTが記事になりました!!

最後はイベント前のアンケート結果です

直前アンケートの結果

そこからアイスブレイクのクイズをやってから、LTに突入です。

クイズの一部


かーでぃさん @_0447222690292:部屋のぷちデジタルツイン

一番手は主催のかーでぃさん。自己紹介が超じっくり・・・
デジタルツインを実現してみようとIoTとBabylonjsを組み合わせてやってみた話です。デジタルツインの技術で大事なのは「近未来予測」。予測することでフィードバックし、行動を変えていきより良い状態にすることです。

デジタルツインとは

例えば工場の工作機械にセンサーを付けて、振動の状況から機器の状態の悪化を予測して、先手を打ってメンテナンスをすることで、高い生産性をキープしたりすることです。

今回やったのは、そのデジタルツインを自分の部屋でやってみたという話です。部屋の温度の変化から線形回帰で未来を予測するしくみです。

Babylonjsで作成したかーでぃさんの部屋

この仕組みはRaspberryPIとPythonでデータを収集し、JavaScriptとBabylonjsで未来予測をしています。

今回の構成

BabylonjsではAzure デジタルツインサービスでも使われているそうです。

いまのところ温度しか取得できていませんが、いろいろやってもっとデジタルツインを本格的にしていきたいという話でした。

課題


出戻りガツオさん @DemodoriGatsuo:どうする?話題の電子帳簿保存法?AI Builderで解決してみよう!

次は出戻りガツオさん。話題の電帳法を話題のAI Builderで解決してみようという話です。情シスやバックオフィスの人にマッチしたネタですね。

いまバックオフィスの差し迫った課題はインボイス制度と電子帳簿保存法です。電子帳簿保存法は紙保存の原本を電子で取得したものは電子で・・・みたいな抜本的な変更をバックオフィスにもたらすものです。

電子帳簿保存法

このためにメールなどで取得した「電子取引データ」にタイムスタンプと交信ログの保存、検索要件などいくつかの条件をクリアするための仕組みを作らないといけません。このままでは仕事が増えてしまいそうです。

電帳法の対応に向けた課題

そこでMicrosoft365のライセンスとAI Builderなどで解決を考えてみたそうです。SharePoint、Detavarse、PowerApps、Power Automateの特性を生かして対応する方法を考えました。

考えた対応

そこで使うのはAI Builder のドキュメント処理モデル。自分専用のOCRモデルのようなもので、SharePointのフォルダおかれた文書の種類を判別し分類していきます。

AI Builder ドキュメント処理モデル

実際にやってみた成果を確認すると、定型のPDFをちゃんと読み込みAIを使って分別され、自動的にDataverseにレコード項目が保存されました。いろんなタイプの帳票に対しても対応できます。(すごい)

処理結果

意外にM365のライセンスがあって使えるのに、それを知らない人も多いそうなので確認してみる必要がありますね。

PowerAppsでアプリを作って検索や確認をできるようにもできます。めんどうな課題も自分たちの力と持っているリソースで解決できます。

検索画面

AI Builderは強力ですが油断は禁物です。でもチャンスです。これからはWith AIで関係者全員で主体的に改善することが大事ですね。

残る課題

Miyakeさん @MiTo60448639:Power Platform の Microsoft 365 Copilot について

3番手はMiyakeさんはMicrosoft 365 Copilotの話です。

そのなかでPowerAppsのCoPilot(まだプレビュー)を紹介します。
Microsoft365 Copilotは大規模言語モデルを使ってアシスタントツールやサービスとして提供されたりビジネスチャットなんかが提供されています。OpenAIのものよりもプライバシーやセキュリティにも配慮されたものになります。

次々と新しい機能が出ています。ホワイトボードの機能もできてきたとか


なんとプロンプトに「資産管理アプリを作ってください」と入れたら作ってくれるそうです。

「資産管理システムを作って」

なんとDataverseでアプリができちゃっています。なんとサンプルデータまで入っていて、そこからいろいろ改良できます。しかもデータに対する考察までしてくれちゃいます。

出来上がったアプリ

強力というよりもえげつないですね。

そこからPowerAutomateのほうのCoPilotです。(まだUS環境+英語だそうです)続々新機能が出てくるそうです。なんとPower Automate DesktopのほうでもAI Builderアクションが追加されるそうです。

Copilot in Power Autiomate

こちらは文字を入れてフローを組んでもらえます。「メールの添付ファイルをOneDriveにファイルに置く」とかと書くとフローができちゃいます。

作成されたフローと提案っされた文

しかも式まで生成したり、GPTを利用して指定したニュアンスで文章をつくってくれちゃったりもします。

次はPower Virtual Agents(チャットボット)です。文章で指定して生成すると指定したボットを作ってくれます。

生成を自然言語で指定

あっという間に動くチャットボットが作られました。CoPilitが土台を作って人が仕上げていいものに仕上げていきます。

できたボット

しかも、新しい会話を学んで対応できる範囲を拡大していくことができます。ものすごく賢いですね

〈資料〉

百合宮桜さん @yurimiyasakura:キャンバスアプリで最新の Fluent Design を触ろう

トリは百合宮さん、キャンパスアプリのFluent Design(まだプレビュー)の話です。昨日の深夜に作ったそうです。

Fluent Design はMicrosoft が開発したデザインでTeams や Outlook で採用されています。今回は、キャンバスアプリ/モデル駆動型アプリの両方が最新化されましたがキャンバスアプリのほう(モダンコントロール)を紹介します。

ブログを横目にボスのりなたむさんみたいなライブを展開していきます。

観劇アプリ作成のライブの様子

入力したらテーマ色が変わったり、ウェイティングのぐるぐるを配置したり、タブを設置したり、インフォメーションボタンなどなど様々なオブジェクトが紹介されました。

インフォメーションボタン

DataPickerで月表示が出るようになったそうです。文字が小さいのが玉に瑕ですが改善されていくことを期待です。

DataPicker

ドロップダウンコントロールや必須プロパティ、ラジオグループ、リンクの強化など紹介しても紹介しきれないくらい新しいデザイン機能が・・・・

GAされるときにはどこまで完成度が上がっているか?楽しみですね



クロージング

クロージングは告知からです

スピンオフLT大会も企画中です。登壇者募集中です。

スピンオフ企画


<RPACommunity>


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