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【参加レポ】DX化でベンダーの価値・課題は何か?(#38 第30回 現場改善会議)

今日の現場改善会議のテーマは「DXとベンダー」です。DXというと「内製化」というワードが出てくるように、ベンダーは今までとは違う価値を顧客企業に提供しないと生き残れない感があるのですが、残念なことにIT屋さんでDXレポートすら読まない人が多いので、まだまだ「今まで通り」のところが多いです。どうあるべきなのか?・・・・そこがテーマの話なので楽しみに参加します。

今日のアジェンダ

今日は中小企業の情シス代表として井上さんがコメンテーターとして入ります
社員170人の建築機材卸で情シスをしています



経済産業省としてもユーザ企業とベンダーは「新たな関係性」が求められている

ユーザ企業とITベンダーの関係性

・・・・なにげに平鍋さんの資料ですね

・「ベンダー」ではなく「パートナー」
 自分たちだけでできないから一緒にやる・・・のが本来
 ユーザ企業とベンダーは「縦の構造」・・・これが問題
 ユーザー企業のマインドチェンジが必要
・お客様は神様ではない
 並走できる仲間・・・
・もともとは内製でやることが原点
 

共創型でも受託型でもプロダクトオーナーの役割は変わらない

・共創型でも受託型でもプロダクトオーナーの役割は変わらない
・戦略の途中からはPOも入らないと・・・

ステークホルダマネジメント
ベンダーからみた顧客はいろいろ
・細やかなマネジメント
・アジャイルへの誤解を解くのも必要

受託側から見たステークホルダ
参考:アジャイルを採用した重要な理由
社内ステークホルダの関わり方


笑い話
・リリース判定時には「バグが少なすぎる、ちゃんとテストしろ」
 ・・・・・笑えないですね

・バグがゼロのプロダクトなんてあるんですか?
 少なくともお金に関するところなどはゼロに出来る
・バグの統計はいまの駄目なW/Fの統計による基準

顧客に正しい知識を身に着けてもらう

顧客に正しい知識を身に着けてもらう

・両方のアジャイルの理解度が低い場合
 ・・・アジャイルコーチの指導を入れる
・どちらかしか理解度が高くないとしたらどちらがまし?
 顧客のほうが高くてITベンダーが低いほうが最終的には良い
・アジャイルとウォーターフォールではウォーターフォールのほうが引力が強い・・・・考えなくて良いからついつい戻る
 〜そのケースのほうが圧倒的に多い

最近見かける場合

・従来の開発では要件定義までは準委任契約
・スプリント0でアジャイルの理解度を見える化する
 チームのスキルセットの見える化も

・パートナーというのはリスクヘッジではない

・「モノを買う」考え方の問題
 〜固定資産として持ちたがる
 人海戦術、御用聞き的なビジネスをしている会社は理解できない


POはユーザ企業かベンダー側か?


POはユーザー企業側

・工数捻出できずにPOは顧客側でないと変わらない・・・

うまくいくパターン

・・・分断するのがそもそも良くない

顧客・ベンダーで両方でPO立ててやるのよいのでは?

ベンダー側では
・ビジョンなしになりがち
・丸投げになる

共創が大事
・・・・権限委譲が重要

非機能要件だけベンダーが負担するのが・・・

情シス・事業部門どちら・・・オーナーシップが永遠の課題

POはひとりが良いのか
・大企業になると複数POはやむを得ないのが現状

情シスが判断できず御用聞きになってしまう・・・機能しない

VUCAで先が見えないときの対応
・それを現場でやろうという時に役割議論になって
・枠を設定してしまう
・サラリーマン根性ではできない役割

POとスクラムマスター両方が良くないと成立しない

腹を割って話ができるか
・どんな支店でやるべきか

「やらないこと」をちゃんと言うことが大事

人間は変わることが怖い
・・・でも変わらないと沈んでいく
 それに気がつくのが大事

・・・変わっていくひとから変えていく
トヨタで言う「100人のオオカミ少年」は必要



次回のテーマはスクラムマスターです。


感想

今日はあふれる想いもあるので、しっかりと感想も書いてみようと思います。あふれる想いは別のブログを書くとして、純粋に感想を書こうと思います。

今回のテーマって非常に大事なテーマですよね
アジャイルの理解はユーザ企業とベンダーでどちらの理解が高いほうがよいのかの話は、もっともっと掘り下げたいテーマでもあります。
これ関しては僕自身がユーザ企業側なので圧倒的にユーザ企業側が理解しないといけないと思っています。なぜならこれから作るものは自分たちの事業の糧になるものなんだから、より高い成果を求めるなら、自分達がちゃんと関わらないといけないと感じてます

ベンダーさんに頼むのは自分達に能力がないから頼んでいるのであって、能力もないくせに「俺は顧客だ」という態度で接するのは、・・・・たぶん良い結果にはならないですよね。

プロジェクトの最初の方でよく聞くので「このビジネスがどうあるべきか、完璧な答えを持っているのなら、会社辞めてコンサルになれば年収何千万ですよね・・・・そういう人がいるなら手を上げてください」

いまのところ手を上げた猛者はいません

その答えを一緒に作り上げる方法がアジャイルなんだとおもうんですよね













 








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