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【動画レポ】AIミーティング 2023/9/13 #AIMTG

今回は2023年9月13日の夜に開催されたAI関連のコミュニティ「AIミーティング」さんのイベントをレポートしたいと思います。定期的にイベント開催されているそうなので、どういう話がされているのか楽しみです。

<動画>

@xinsuzukiAIさん:ニュースとか(今月のAIに関する情報共有)

ひとりめはオープニングを兼ねたxinsuzukiAIさんの発表から。コミュニティ・イベントの紹介から、基本「AIミーティング」はいくつかのオフライン会場をオンラインで繋いでいるハイブリッド開催みたいです。ハイブリッドはなかなか難しいので素直にすごいですね。

前回のふりかえり
そこから前回イベントのふりかえり。たくさんコメントが出ていて参加者がすごく積極的なのが伺えます。けっこうディープな人が集まっていそうなコミュニティです。でも、こうやってオープンにふりかえるというのも素晴らしい取り組みですね。

前回のアンケート結果

AI Newsとか
ここから本題に入ります。「関西広域連合」さんでDX、ICT化に関するハンズオンセミナーに登壇したとか、大阪公立大学でデータ利活用のイベントのファシをしたとか最近の@xinsuzukiAIさんの活動が紹介されました。

そこから最近のニュースからガートナーのハイプパイプラインの発表やOpenAI社のTurbo3.5のファインチューニングのアップデートの発表などが紹介されました。


板倉さん: LiDARとDot3Dを利用して3Dスキャンをしてみよう

二番手は農学博士の板倉さん。色んなジャンルの人がいますね。テーマはiPhoneにも搭載されている3次元測定をするセンサー「LiDAR」のお話です。

iPhoneでも点群データから3Dモデルを作れるなんてすごいですね。

iPhoneで作成した3Dモデル

Liderを使って実際に3D測定して3D情報が構築されていく様子が紹介されました。マーカーを使って同じポイントを把握するのですね。いつのまにかデジタルツインが身近に迫っています。

3Dを作成していく様子

詳細はブログに記載しているそうです


@Akira08092さん:ChatGPTをプロンプトで言うこと聞かせたい!

次は情報系高専生(18才)の@Akira08092さん。この夏ハッカソンに10以上チャレンジしたツワモノです。ハッカソンで作った作品の紹介と、そこで得た知見、お金の話がメインテーマです。

紹介する作品はユーザーがキャラ付けしたAIとお話して日記を書く「とーく日記」。そこで苦労したプロンプトを制御する工夫が紹介されました。なかなか生成が安定しない、プロンプトが長くてお金がかかる・・・みたいな生々しい悩みがあったそうです。

とーく日記の仕組み

次に紹介されたのは「うそはうそであると見抜けない人でないと(ChatGPTを使うのは)難しい」というゲームです。ChatGPTがつく嘘を逆手に取ったゲーム内容です。

うそはうそであると見抜けない人でないと(ChatGPTを使うのは)難しいの流れ

こちらはデータをJSONで出力しようと思ってもなかなか言うことを聞かなかったりしたので「人が死ぬぞ」とか脅したりして制御しようとしたそうです。なかなかおもしろい発送(やってみよう)です。やはり性能の高いGPTを使うとお金がかかってしまうのが悩みなので英語のプロンプトを使って抑えようという話で締めました。

未成年なのにすごい(高専卒としては誇らしいです)


橋田さん:LangChain×Streamlitで爆速AIチャットBot開発

4番手の橋田さんのLTはLangChain×Streamlitを使って「婚活GPT」という婚活を支援するアプリを作った話です。

婚活GPT

マッチングアプリでマッチングしたときの相手に送るメッセージを生成するアプリなのですが、LangChainを使ってベクトルDBにアクセスしたり、さまざまな活用をしています。

使用したコード

マッチングアプリによってはコピペができないなど生々しい苦労もありましたが、その詳細はブログに掲載しているそうです。(ぜひ見てください)


吉永さん:Cat Tracking with AI

次は「AR勉強会」というコミュニティを運営している吉永さんの発表です。テーマは「ねこ」。いる場所や歩いた場所にARでエフェクトする話です。

HoloLensやRGBDカメラなど最新のデバイスを用意しましたが、やはり一番のポイントは気ままな猫をどう誘導するかですね。

システム概要

AI技術として使用したのは「YORO v4」で画像内のオブジェクト(今回は猫)を検出する技術です。

3D情報にするために事前に背景の点群を取得したりと工夫の結果猫の動きを追従できるようになって、そのデモも紹介されていました。

デモの様子

資料です


クロージング

クロージングはアンケートのお願いと次回開催のアナウンスです。

次回は 10月11日(水)ですのでお忘れなく



けっこうたくさんのタイプの人が集まるコミュニティで楽しかったです。AIというよりもARを含んだ幅広いテーマが興味深かったです。


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