【感想】Agile Tech EXPO mini #8 〜DevOpsDaysTokyo 基調講演のウラ話 #agiletechexpo
今日の夜は超久しぶりにAgile Tech EXPOさんのオンラインイベントにおじゃましました。最近ほんのちょっとアジャイルづいているのにアジャテクさんのイベントはご無沙汰になっていたのですが、今回タイミングがあって参加させていただきました。今回は「DevOpsDaysTokyo」との共催で4月に行われた「DevOpsDayTokyo2022」の基調講演で「価値あるソフトウェアをすばやく届けるために僕らがやってきたこと 〜経営者による組織とカルチャー作り〜」というお話をされたクラスメソッドの横田さんとクリエーションラインの安田さんをお招きしてのパネルディスカッションが行われました。
通勤途中から聞きはじめ、途中買い出しをし、娘に夕飯を食べさせながらの兆候だったので、正確には聞き取れなかった部分もあるのですが、ものすごく楽しい上に心に染み入る話だったので感想だけでも書いてみようと思います。
アジャイルもDevOpsも・・・
AgileTechEXPOとDevOpsTokyoの共催にも関わらず今日のお二方のお話の中には「アジャイル」も「DevOps」の話は殆ど出てきませんでした。(ワタシが聞き逃していたのならすみません)話の内容は起業したときのいきさつ、会社が苦しくなった時期にふりかえった会社を作った想いとかビジョンについての話、社内の文化のお話、そして組織の中で共有していったり、見直したり、みんなで創り上げたり、想いを一緒にしてきた・・・・・なんていうお話ばかりでした。
あまり居ないだろうと思いますが今日のイベントにアジャイルやDevOpsのメソッドとかテクニックを求めて参加してきた人が居たならばがっかりしたかもしれません。
でも、思い起こしてみたらアジャイルとかスクラム関係の人のセッションって、そういったテクニックとかメソッドとか方法論についてではない話だったことのほうが圧倒的に多い気がします。
手法やメソッドではないのでは?
昨年の今頃(もう少し前かもしれませんが)にSNSで流れてきた話で、あの野中先生が「スクラムは生き方だ」とか言ったとかという話(正確ではありませんがだいたいそういうニュアンス)があったのを思い出しました。
そして昨年読んだThis is Leanでも大事なのは手法やメソッドを真似することではないという同じような話が繰り返し述べられていたのも思い出しました。
そして、たまたま今日、会社のアジャイル関係のTeamsで話題になった話題の中で「アジャイルは◎◎には向いていない」という話ってアジャイルを手法やメソッドだと勘違いされている人が言っていることが多いよねぇ・・・なんていう話があったことも思い出しました。
もっともっと大切なことを思い出す
今日のお二方のお話を聞いて一番感じたのは、実はとても大事な事ってテクニックを使って効率良くうまくこなす、生産性高く何かを処理することではまったくなくて、もっと根本的な仕事をする上での想いとか、仲間やメンバーに対する想いとか、自分の製品やサービスを使ってくれている人への想いとか・・・・そんなものすごく根本的なことなんだな・・ということでした。そういう事を真剣に突き詰めた結果がアジャイルでありDEvOpsであったりしただけの話であって、その根本の想いとか生き方がない状態のまま形だけ真似をしたところでうまくいくはずもなく、うまくいかなかった結果として「あの葡萄は酸っぱい」的な感情で「◎◎はアジャイルには向いてない」という結論に陥ってしまっている気がします。
パネルディスカッションのあと、ブレイクアウトルームで横田さんの社員というか仕事をする人に対する想いみたいのを聞いて、さらにその思いが強まりました。
ほんとうに今日の話を聞けてよかったです。むしろちゃんと聞けてなくてすみません。
最後に思ったことですが、アジャイルに向いていない開発テーマって
「言い出した役員のメンツを立てるためにやるDXプロジェクト」
みたいな仕事くらいですかね
7/9にビッグイベントがあります
Agile Tech EXPO 2022 - Craft Our Future -
基調講演はあのジョー・ジャスティスさんです
(スクラムマスターを取得したときの先生です)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?