【動画レポ】JAWS-UG東京 ランチタイムLT会 #14
今回は2024年8月22日のランチタイムにオンラインで開催されたJAWS UG東京のオンラインイベント「ランチタイムLT会 #14 」についてレポートします。いつも豪華な登壇者のこのイベントですが、今回はさらに豪華登壇者の回になっています。自費しっかり勉強したいと思います。
<動画>
オープニング
オープニング前はかっこいいBGM。JAWS-UGのイベントはいつもかっこいい曲が流れますね。今回のJAWS-UG東京はランチタイムにふさわしい大人っぽいBGMです。そのあいだにこの大切な言葉が流れますね。
画面が切り替わってイベントのオープニングです。まずはJAWS-UG東京の紹介とこのランチタイムLT会の紹介で始まります。今日は珍しく運営が全員揃っているそうです。
Twitterによるフィードバックやアンケートのお願い、コミュニティのルールやマナーの話がが入っていよいよスペシャルゲストによるセッションの開始です。
AWSドキュメントの歩き方・まとめ方:波多野裕一さん
まずは本日のスペシャルゲストの登場です。JAWS-UG CLI専門支部で運用設計ラボの運用のスペシャリスト波多野さんです。今回のテーマは「運用エンジニアのためのAWSドキュメントの歩き方・まとめ方」です。なんと東京支部では10年ぶりの登壇だそうです。
資格を取ったけど仕事ができるようにならない
資格:マネジメントコンソールベースが前提の知識
〜実際にはAPIを使うのが実際の運用
AWS APIをちゃんと理解していないことが原因
⇒「AWSを心に理解する」とはAWS APIの働きを理解すること
最も正しい情報源
・公式ドキュメント ←今回のテーマ
・有償サポート
公式ドキュメントは「最強のAWS学習ツール」
AWSドキュメントの全体像
・単体サービス向け ←今回のテーマ
・複数サービス/共通
1.サービス公式サイト
・サービスによって構成が違うが「概要」「特徴」「料金」の3本柱
・その他「よくある質問」「開始方法(ハンズオン)」「リソース」
・もっとも抽象度が高い
2.ユーザーガイド
・公式ドキュメントの中心的存在
・ボリュームがあるドキュメント(数千ページ〜)
全部読むと20万ページ(全部読めば国内で一番詳しい人になれる)
・各機能の概念や詳細を解説
3.CLIリファレンス
・CLIのコマンドリファレンス
・コマンド名=サービスエンドポイント
・APIアクション=CLIサブコマンド
4.APIリファレンス
・もっとも正確な情報が載っている
・AWS APIのユーザがアクセスできるマスタ情報
・Actions(インプット仕様)とData Types(アウトプット仕様)の2つの柱
AWSドキュメントの使い方(ガチ勢向け)
・1⇒3⇒4⇒2の順
・2のユーザーガイドがボリュームが多すぎる
・まず公式サイトで概要情報を押さえる
・CLIリファレンスでサービスでなにができるかの全体像を押さえる
・APIリファレンスでCLIリファレンスで抑えきれなかった細かい情報
・そのうえでユーザーガイドをつまみ食い
〜ユーザーガイドにあまり時間を取られるとAPIれデルでの知識がつかない
AWSドキュメントのまとめ方(事例)
ここからは波多野さんのいつものまとめ方のデモを紹介します
ドキュメントプロセッサツール Sphinxを利用
ドキュメント作成
・Sphinxではシェルスクリプトを使用しHTMLのページを作る
・AWSドキュメント用にスクリプトを作成してある
URLを埋め込んだドキュメントが作成される
・CLIリファレンスもテンプレートを用意してある
CLIでできることを一覧化できる
8月29日のCLI専門支部をよろしく
<資料>
入門 Docker:y-ohgiさん
次からはLTタイムです。最初は東京支部の運営のohgiさんによるDockerのお話です。
Dockerとは?
・「コンテナ」技術を扱うためのツール
〜デファクトスタンダードと言っても過言ではない技術
・コンテナは「プロセスのコンテナ化」技術
(VMがOSレベルの仮想化技術)
・VMとコンテナは共存する技術
AWSではFargate、Lambda
MicroVMであるFirecrackerの上にコンテナが乗る
なぜDockerを使うのか?
・オーバーヘッド:軽量で少ないオーバーヘッド
・Immutable Infrastructur:不変なスナップショット
・ポータビリティ:他の開発者への配布や本番環境の可搬性
・docker compose:r−カル環境で複数のイメージを同時に扱う
コンテナ管理ツールとコンテナの標準仕様
・Dockerは「コンテナ管理ツール」:コンテナランタイムの管理
・OCI(Open Container Initiative):コンテナランタイムとイメージの標準仕様
・CRI(Container Runtime Interface):CRIに準拠したコンテナランタイム
AWSとコンテナ
マネージドサービス
AWSはコンテナマネージドサービスが豊富
・レジストリサービス:ECR
・コンテナオーケストレーション:ECS・EKS
・サーバレス:Forgate、Lambda
〜その他様々なエコシステムが存在
コンテナを運用するために
・コンテナの責務
・コンテナ単体では運用のための機能が不足
・コンテナオーケストレーションサービスを使用
まとめ
・Dockerはコンテナ技術
・コンテナ単体では運用が難しい
<資料>
EKSと向き合うマイクロサービス基盤の構成紹介:伊原 孝将さん(KDDI株式会社)
LT2人めはKDDIの井原さんによるEKSの話です。
コンテナについて
・1つのOSの中で、あたかも別のマシンが動いているように"見せている"技術
・「コンテナ」とはアプリを動かすための隔離空間
・仮想化技術は「コンテナ型」「ハイパーバイザー型」
・仮想化技術は「コンテナ型」「ハイパーバイザー型」
・仮想化はアプリ屋が手に入れたインフラの力
kubernetesについて
・コンテナを複数包んだ単位「Pod」として扱いデプロイやバックアウト、監視、リカバリ等々、コンテナ運用に麺りな機能が満載のツール
AWSのコンテナ関連サービス
・App Runnner:ソースコードからCI/CDまで
・ECS:コンテナオーケストレーションをAWSが提供
・EKS:kubernetesをAWSが提供
・ROSA:kubernetesに不足気味なコンポーネントを追加
・ECR:コンテナイメージを保存
〜下に行くほどユーザの責任範囲が大きい
コンテナ関連サービス選定のヒント
・コンテナサービスの全体感と選定イメージ
・コンテナサービスのアップデート状況
・比較サイトの例
社内マイクロサービス基盤
目的
モノリシックなシステム全体構成が抱える問題を解決すべくマイクロサービス化によりモダンな構成への変革を目指したシステム
・マイクロサービス基盤で一元的に引き受ける
「マイクロサービス」とは?
・小さなアプリ・サービス(構成単位)の組み合わせでシステムを構成
・柔軟性、可用性、アジリティ
・クラウドネイティブの恩恵を受けやすいアーキテクチャ
社内マイクロサービス基盤全体図
・EKS on EC2を選定(最もカスタマイズが利く)
・EKSにPodが稼働
・東京&大阪 Act/Act のマルチリージョン構成
・進化の途中
EKS詳細
・サービスメッシュの実装にIstio
・リソース負荷に応じてワーカーノード/Podをオートスケール
・自動で片系リージョン切り離し
・マルチAZでのPodデプロイで片系リージョンでも価値雨声を担保
EKSと向き合うこと
◎:kubernetesの流通性は大きなメリット(記事が見つかりやすい)
△:ライフサイクルの追従には要注意(頻繁なバージョンアップ)
◯:EC2型にも良いところはある
△:App RunnerやECS on Fargateの手軽さには脱帽(開発に集中)
◯:EKSとROSAの判断を悩み抜く
まとめ
・常に技術選定
・今が本当に最適か?
AWSサミットでワーナーボーゲルAmazon CTOが特別Meetupで何を語ったか:渥美 俊英さん
最後のLTはJAWSの大ベテラン渥美さんです。AWS Summitでのワーナーボーゲルさんの話です。
AWS サミットで最高に素晴らしかったこと
・今年は特に素晴らしいAWSサミット
・直前にキーノートがワーナーに変更
・コミュニティリーダー40名と1時間のトーク
AWS HEROES、JAWS-UG事務局、人数開催回数上位運営
AWSサミットのリマインド
・絶対に生で見たいワーナーの基調講演
・人類が直面する脅威,人口増,飢餓.農業.貧困.医療を掬うクラウドとAI
・「Now,go build」
ワーナーとのMeetup
・本当に近く
話の内容
・事前にアンケートで質問
・1994年に大学でAmazonに講演を依頼
「世界のすべての本を扱う」・・・かつてない世界観
・ネットワークの会社を起業、数々の特許
・2004年 Amazonにシステム研究の役員として入社
・フルガルティアアーキテクチャ
・生成AIはLambda、Aurora以来の発明
・時間は自分で作る
・1日中遊んでみる、図書館で本を読む、プログラミングをするせいせ
ワーナーの熱いトークを聴いて想うこと
・熱い! マインド、語り、関心事、研究
・徹底的に物事を詰める、関連知識、思索
・意外、「遊ぶこと」これが新たな創造へ
クロージング
お昼休み時間なのでクロージングはあっさりです
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