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bubble(チョット)やってみた#13〜bubbleっていったいなんなん?

ここまでbubbleについてとりあえず触ってみて、12もあるレッスンをひたすらやってきたのが一段落ついたので、ここでbubbleについてチョットふりかえってみようと思います。ここまでNotion、AppSheet、AppGyverそしてGlideと触ってきた中でこのBubbleがどこに位置するのか、そしてどんな人がどんなときに使うのかを勝手に妄想してみることにしました。

レッスンを終えた素直な印象

いつおう曲がりなりにもACADEMYの中にある12のレッスンを終えた感想をまずは書いてみます。

「難しかった」と言うよりも「わかりにくかった」

「bubbleは学習コストが高い」と聞いていましたが、実際にやってみると難しいということは決してなかったと思います。デザインとワークフローの間を行ったり来たりするのはむしろ普通ですし、オブジェクトの配置やプロパティの編集もむしろ直感的で難しくはなかった印象でした。
しかしながら、すこし独特な用語だったり、表などの概念だったり・・・ちょっと他のツールの知識がなまじっかついていると混乱してしまう事が多かった気がします。
まぁ親切すぎるレッスンシステムのおかげで躓かなかったというのもありますが・・・

コードで書くよりも細い設定

bubbleで混乱することのひとつが項目の設定です。入力項目を作り、そこからのアクションの中でBubbleデータベースの項目を作り、そこに入力データを移送する・・・という独特な開発プロセスが最初はかなり戸惑いました。そしてそのなかの項目位相においての設定の細かさには恐れ入りました。

iインプットデータの色んなものを使える

単純に「E-Mai」という入力項目に入力させても、そこから得る情報は「その値」「有効・無効」「文字列の長さ」などなど多彩な情報を使えるようになっているのです。他のノーコードツールであれば割り切って省略する部分なのですがBubbleではすべて使えるようになっています。
このへんが「難しい」に繋がっている気もします・

独特のフローデザイン

bubbleの開発者コンソールには独特のデザインなものもあります、とくに目立つのはワークフローです。
ちなみに最もオーソドックスなタイプであるPowerAutomateやUiPathなどのフロー開発ツールは上から下に向けて処理が流れていきます。

PowerAutomateのフローの例(Microsoftのサイトより)

次に見るタイプはNode-REDのようなビジュアルプログラミングにありがちな左から右に流れていくフローです。これはAppGyverが採用しています。

Node-REDのフロー(日本Node-REDユーザ会のサイトより)


bubbleのワークフローはは左から右に流れます。しかしそのトリガー部分はその列にはなく一番上の行にボックスとして並んでいるのです。逆L字ともいうような独特なデザインです。

Bubbleの独特なフローのデザイン

などなど独特なものも数多くあり、それが「学習コストが高い」という話に繋がっている気がします。

bubbleはどう学ぶ

というわけでbubbleの場合は独特のギミックやデザインに慣れることが重要です。bubbleがはじめて学ぶプログラミングツールという方なら別ですが他に何らかのツールを使ったことがある人であれば、このクセに慣れてしまうことが最も重要です。
ですから「学ぶより慣れろ」でレッスンをひたすら繰り返してみるというのがお勧めだったりします。
推測でしかありませんが、慣れればわからないということは少ないかと思います。

bubbleはどこを目指している

ここまで触ってみてbubbleがどこを目指しているのかは薄っすらと見えてきました。おそらくはbubbleというツールはプログラム開発言語のひとつとしてノーコードツールを位置づけようとしているのではないでしょうか?
だから普通のプログラマも考えないような細かいデータの設定もカバーしているし、ボタンのアクションも多彩なアクションの中から指定して作り上げるタイプになっているのです。

とりあえず今まで触ってきたツールとの比較を書いてみました。

ノーコードツールの分布

最近流行りのタイプのノーコードツールとは真逆のイチにbubbleというツールはあります。かろうじて近いのはSAPさんのAppGyverくらいです。
左側のツールはいわゆる「基本的な機能」を決めつけてしまうことで開発作業を大幅に省略しているツールたちです。
たとえば入力画面は基本的に「新規登録」「編集」「削除」があるに決まっているので設定などしなくても勝手に配置してしまうのです。
その分開発者は考えなくて済むので「あら便利」となるのです。
その反面、ボタンに伴う詳細で複雑なアクションを行うことはできません。

bubbleはそのような省略や決めつけ機能は一切装備せず、どんなボタンもひとつひとつ設定させるようになっています。コードを書いてシステムを作るのと同じようにひとつひとrつ作り上げていくのです。

まるでJavaやC#でプログラムを作るように・・・・・

bubbleは何に使う?

ではBubbleは誰がなんのために使うのか?ここを勝手に妄想してみることにします。
bubbleって身内でチョット使うとか、一時的な利用のためのアプリを作るのには学習コスト、構築コストが高すぎます。すでにマスターした人がついでに使うのならば良いのですが、今からbubbleを勉強してチョット使うのならば割には会いません。
利用用途としてはある程度継続的で本格手にな利用。従来であればシステム化を行う領域、SaaSでは提供されないので個別にシステム化しなければならない領域なんかがターゲットなのでしょう。
そしてそのBubbleで開発する人はプログラマとまではいかなくてもある程度の専門家であることが要求されます。だからしっかりと学習して望む必要があると思います。

java Ruby C#・・・そしてbubbleといった感じなんでしょうね





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