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【イベントレポ】日本でアジャイルが普及しないある側面について(#33 第25回 現場改善会議)

今日は久々の現場改善会議です。ここのところアジャイルの普及に関する話題が続いていましたが参加できず残念でしたが、今日は参加できそうなので、レポートしたいと思います。

本日のアジェンダ 

まずは以前の対談からの動画 

アジャイルが普及しないのは会計監査が原因

対談形式ですがおおよそまとめると

いまの会計制度や監査基準がアジャイルに合っていない
・当初の計画と出来上がっていたものの内容が異なるケース
・ソフトウェアの開発ではプログラム製造は設計、変動要素大きい
・会計関係の人が開発の現状、現場を認識していない
・アジャイルだとW/Fプロセスの「切り方」ができない
・監査関係の人たちは全部、机上論でやっている
・品管管理の人もチームに入ってもらう(現場に足を運んでない)
・DXを推進するにはは会計や監査も変化する必要がある
・言い続けるしか無い

ホワイトカラーの工数・原価を正確に測定する
・トヨタで管理しているのは標準原価(計画上の原価)はない結果原価だけ
・ホワイトカラーのプロセス・原価を可視化することは出来る
・他部署の人も全員やる。経営者も・・・全員が参加する
・細かいデータがあるからこそ監査などにも耐えられる、自分を守る

その他にも「SlackやTeamsでDMの比率が高い組織はダメな組織」や
「その管理基準を狙うのではなくその上を狙う」「割り込みが多い時にはタスクボードに割り込みレーンを創ると。割り込みがなくなっていく」など

ここからフリートーク 

最初に谷口さんからの提言「過剰コンプライアンス問題」

こういう話、よくありますよね。従来のオンプレ(買ったらあともどりできない)の考え方を必要であれば後戻りができるクラウドやアジャイルに持ち込んだ結果、異様に無駄な時間(=コストと競争機会)が失われる話です

ここからフリートークになりました
いろんな話がありましたが無理やり整理してみます

稟議や審査・監査の課題
・審議や審査、指摘についての問題・課題ついて話す場所がない
・従来の開発の仕組みにマッピングしてしまう
・正義と正義の戦い  アバウトなところで戦う

最近のシステム・プロダクト開発の傾向
やるサービスよりもセキュリティなど周囲の方がコストが高い
・1つのセクションで完結しないケースが増えている。横串的評価が必要

活動・プロダクトの価値
・なかなか見えにくい抽象的な価値を見いだせない
・売上が軸だとチームの価値が埋没しがち
・率で評価スべきところをついつい額を見てしまう
どうしても人間は中期計画を作りたがる(嘘の数字)

スタッフ部門のあるべき姿
・縦割りの組織は「タレント養成所」的な役割に移行する
・変化に対応できないのは「面倒くさい」から
・考えていないまたは「やっているよ!」・・・心理的余裕がない状態
・経営まで含めての心理的な安全性の確保が課題

転換できたamazon
・amazonの配達が一気に「置き配」が主流に
・従来のセキュリティの考えからビジネス的バランスを考えて変化を決めた
・置き配のセキュリティの担保とか言い出したら、実現できなかった

実際の対談はいろいろ織り交ぜての内容となっていますが、実体験に基づいたリアリティのある話でところどころで大事なことが話されています。

説得するときにamazonの置き配の話は使えそうですね


動画が公開していますのでぜひ見てください

https://www.youtube.com/watch?v=tJSE5bdnjLk


Youtubeチャンネル


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