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【まとめレポート】BIツールカジュアル座談会 ~MotionBoard-帳票とIoT-~


かなり遅くなってしまいましたが2021年3月25日に行われたBIツール研究所さんのイベント「BIツールカジュアル座談会」の内容をレポートします。今回は国産BIツールであるウィングアーク1stさんのMotionBoardがテーマです。

#Bilabo #MotionBoard   #nest


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挨拶:前側さん

主催の前側さんの自己紹介のあとは今日のゴール設定。今日は「MotionBoardの特徴を理解しよう!」です。

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1.製品の特長を客観的に整理

このセッションはフリーランスでデータ分析コンサルをしているりょうさん。なんと8種類ものBI関連ツールの案件の経験があるそうです。そしてMotionBoardのヘビーユーザーとして有名な東急スポーツオアシスの川添さんが担当します。

MotionBoardの歴史

IT製品の比較でよく使われる「星取表」ですが、各社さんが次々に改善しているため機能的にはほぼ同じになります。それぞれの差を知るには各BIの歴史を調べてみるとわかってきます。

MotionBoardを提供するウィングアーク1stさんの製品を見てみます。まず「SVF」:データから各種の帳票を作るツールで高いシェアを誇っています。そして「Dr.Sum」:データを集計して分析するツール。「MotionBoard」はそれらの製品を背景にデータを統合して可視化するツールとなっています。また「SPA」というOCRなどを使って紙のデータをデータ化し自動化を行うツールもあります。こういった製品の背景やノウハウがあってのMotionBoardとなっています。

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MotionBoardの特徴

データをツール内に保持することができるためスナップショットの情報を比較したり、他の情報を一緒の画面に表す・・といったことが出来ます。またDr.Sumで培った技術でピポットテーブルよりもさらに強力な集計機能があります。さらにホームページビルダーのようにトップページを作ることが出来るので、ユーザーから見るとホームページを見る感じで使うことが出来ます。

2.デモ画面をみてみよう:機能や操作感を理解する

まずいきなり紹介があったのが3Dのコンテンツを使って工場内で異常が発生したところを赤く表示したりするするダッシュボードです。いきなりBIツール離れした表現力です

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基本的なダッシュボードの紹介です。

地図から営業店ごとの詳細情報を見ることが出来ます。そこからEXCELやPowerPointに出力することも出来、まさに帳票のような情報の提供に優れた製品です。

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IoTとの連携

IoT機器からのデータをいったんデータベースにためるのではなく、そのままRestAPI経由でリアルタイムに受け取る事ができます。

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地図

MotionBoardはは仮想統合が得意な製品で、地図の情報にさまざまなデータを重ね合わせて表現することが出来ます。

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こういった事がなぜできるのか?

仮想統合とはデータ同志を重ねる方式とできたグラフを重ね合わせる・・・という2つの方法があります。

データを重ねる例

粒度が違う情報、たとえば詳細な売上情報とおおまかな予算情報など簡単にJoinできないようなデータでも共通の項目で粒度を整合し統合することが出来ます。

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表やグラフの中で重ねる例

一つの表やグラフのなかに様々な情報をどんどん重ねることが出来ます。

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表の中で計算式を入れる。IF関数を使って例えばデータが無い場合にゼロを入れるなど条件に合わせて数字をさらに計算させる事が出来ます。

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最後にホームページ

いきなりグラフを出すのではなくトップページから作りこむことが出来ます。数字になれていない方でも抵抗が少なく利用できます。

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海外製品との比較

日本は数字に強い文化なのでグラフというよりも数字からアラート情報を引き出すことが求められがちです。あとピポットでは出せないような集計も簡単にできます。

また「もはや帳票」というものも実現できます。

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どんな企業向け?

大多数のユーザーが可視化として使う。画面からボタンなどの簡単な操作だけをするユーザーが大多数といった場合に向いています。逆にセルフサービスのようにゼロからダッシュボードを作る、分析するというのであれば、逆に機能が多すぎ、開発ステップが多いので弱いという点があります。

3.デモ画面をみてみよう:目的別のダッシュボードをご紹介

ここからは川添さんによる東急スポーツオアシスさんのBeesConnectサービスでの実際の事例を基にしたデモです。

まずデータ活用のコンセプトです

・MotionBoardで必ず可視化(一か所に集中)する

・人は人にしかできないサービスに変換していく

・フィットネスクラブの施設運営で培った活用のノウハウを提供

効果としては経営判断のスピードアップや、自分で考えて動けるようになった・・・などがあります。

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経営指標の可視化ボード

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単にEXCELの報告をボードにしただけではなくストーリー性を持ったボードにすることで具体的な判断を導き出すようになっています。

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データはSalesforceと基幹システムの情報をかけあわせていて、あ表のアラート(赤表示)を見てから支店の名前をクリックすると支店の情報も表示されます。

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セールス・営業可視化ボード

各セールスの成績、アンケートをそのまま可視化することで、公平公正に可視化されることをコンセプトにしています。それによって様々なアイデアが生まれます。

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たとえばビラ配りをした効果や、Googleアナリティクスを利用したWebの情報を掛け合わせて、どんなアクションが効果があるかなどを見ることが出来ます。

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ナーチャリング可視化ボード

お客様毎に来場情報などの動向を分析して、個別にお客様をフォローしたりできるようにしています。

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電子化ボード

SalesforceとMotionBoardを連携させて呼び出し、追加入力を行っています

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IoT]可視化ボード

プールや空調などの設備からの情報を収集し、故障などを事前に発見し、設備担当者に連絡されるようにしています。

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自作したセンサーを作成し、その情報を収集しています。証明が正常に稼働しているかを発見できるようになっています、さらにセンサーそのものの電池残量なども可視化できます。

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プールの塩素の監視や漏水、浸水の状況の監視など、

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AWSを利用して電流値の変化を機械学習にかけて、数値とエラーの関係について取り組んでいます。

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このように様々な情報をMotionBoardにAPIで直接送り込んだり、またリアルで必要ないものはデータベースを経由して取り込んだりしています。

また忘れがちなタオルなどのレンタル品の補充や回収品の溜まり具合にもIoTを使って可視化しています。あえて自動発注はしていません

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MotionBoardの「入力できる」「データをためる」という特徴を利用してお客様が待ち時間に利用してもらう診断・アンケートを提供したりもしています。

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国産という事で日本人の好みそうな機能がたくさんある、柔軟なサポートができるのがMotionBoardの良い所でもあrます。

IoTは全国規模の店舗などでは活用の可能性がありますが、MotionBoardがあればアイデアで活用していくことが出来ます。


質問:グラフのドリルダウンなどはできますか?

そのままのドリルダウンやシナリオを持ったドリルダウンも選択できます。

質問:コミュニティの様なものがありますか?

nestというユーザーコミュニティがあります。ここで様々な情報交換がされています。セミナーやWikiなども充実しています。


さいごにMotionBoardのすきなところ、今後の抱負

りょうさん:かゆい所に手を取読製品で、ノーコードツールでもあります。ダッシュボードを中心に様々な使い方をしているお客と一緒に出来ればと思います。

川添さん:入力のところはこだわっていきたいなと思います。いいところはホームページなどのデザインのところです。






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