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サマーウォーズ(細田守)〜今年も見たアニメを一人で紹介する

この記事は今年も見たアニメ一人で紹介する Advent Calendar 2022の12月19日の記事です。
今年も懲りることなくこの1年に見たアニメ作品を無理やり紹介していきたいと思います。

今思うと今から10年以上前にメタバースというものを描いた作品。考えてみれば「竜とそばかすの姫」にも繋がる世界観の元になった作品、そして細田守の初のオリジナル長編アニメーションですね。

仮想世界×人工知能と田舎の風景×田舎の大家族や親戚たち・・・そして高校生の夏休みと世界の滅亡・・・・・といった対象的な物事のコントラストが話のスピード感をアップさせていて、話はかなりはちゃめちゃで、スーパーコンピューターやら自衛隊の設備やら、巨大な氷やら、漁船やらと今の細田監督がやったら非難が集まりそうなくらい過激に登場しています。

115分の時間はけっこう短く感じる作品です。

ちっさいアバターが大量の群となって流れていくさまは、いまとなっては細田監督の代名詞的な世界観で、今見るとちょっとチープではありますがまぁメタバース世界を当時描いたことを考えるとそれでも凄いと言ったほうが良いですね。

逆に、こういう大家族と言うか、たくさん親戚がいかにも日本家屋の広い畳の間に集まるというのはほとんど見かけなくなった情景であって、その消えてゆく古き良き世界と、これから発展していく加増現実の世界・・・・

やっぱりこのコントラストがこのアニメの一番の特徴な気がします。

公開日:2009年8月
監督:細田守



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