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ワタシが爆速レポートを書く理由

この記事は「執筆ハックAdventCalendar」の5日目の記事です。

Whi is

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はじめましてフクイと言います。某企業で情シスをしているオジサンです。Salesforceのコミュニティに参加し始めたのをきっかけに、いまではいろんなIT系のコミュニティに顔を出しています。今は「RPACommunity」で運営側の一員としても活動しています。

2019年まではいろんなコミュニティイベントはオフラインで開催されていたので、参加したついでに様々なお手伝いをさせていただいていたりしました。お手伝いと行っても「椅子を並べる」「受付の手伝いをする」「ものを片付ける」などの簡単な手伝いで自称「コミュニティ用務員のオジサン」なんて言っていました。

しかしながら、2020年の春から事態は一変しオフラインでのイベント開催は全くできなくなってしまいました。

「コミュニティ用務員のオジサン」は完全失業です


オンラインに移行して困ったこと

世の中のコミュニティイベントがオンラインになったことで個人的に困ったことがいくつか起きました。この問題をなんとかしようと考えました。

(1)コミュニティに貢献できない
どの領域においてもたいした実力も知見もないワタクシがコミュニティに貢献する方法は「フィジカルワーカー」としての活動でした。今更コミュニティ参加者の王道である「登壇者」はけっこうハードルが高いですよね。まぁしょうもないLTで登壇はしてますが、やっぱり日常的な貢献は厳しいですよね。Twitterのガヤ枠はすでにたくさんいますし・・・・

(2)参加者と知りあえない
イベントがオンラインに移行したことで出来なくなりがちなのが「参加者同士の交流」です。「主催者」と「参加者」の関係性は努力すればなんとかなるのですが、「参加者」と「参加者」の関係性を築くのは難しいというか、困難です。オフラインであれば「またあの人来ている」的な人を見つけては休憩時間や懇親会で話しかける事もできますし、懇親会でご一緒した人とSNSでつながるとかできましたが、これが難しいです。ましてや自分が初めて参加したコミュニティならばオンラインになって絶望的な状況です。oViceやSuperChatを使って懇親会をするイベントも増えていますが、それでも相手の様子が見えないのでやっぱり厳しいです。

(3)話の内容に没頭できない
オンラインイベントになり参加場所が自宅になったりする為、セミナーやLTの内容をきちんと聞くのが難しくなっています。オフラインイベントでは「聞く以外できない」し「雑音が少ない」ので話の内容をしっかり聞けたのですが、オンラインになって「ちゃんと聞けなく」なってしまいました。途中で気が散ることが多くなって結局記憶にも印象にも何も残らない・・・ということが増えてしまいました。アーカイブ動画とかで見直すことも出来ますが・・・・なかなかする機会も少ないですよね。


イベントレポートを書く

そこで昨年の秋ごろから始めたのが「イベントレポート」です。通常のイベントレポートはひととおり聞き終わってから、しっかりまとめて自分なりの感想を含めて、しっかりとした「作品」に仕上げてからアップするものなのですが、ワタクシの場合は聞いた内容をリアルタイムでどんどん書いていって、イベント終了後すぐに公開しています。慣れてきてからはイベント終了前にZoomやTeamsのチャットやハッシュタグを付けたツィートでレポートのURLを「爆速レポート」として放り込むようにしています。当然のごとく誤字脱字が会ったりしますが、それは公開後に直していく・・・・といった感じです。

けっこうインパクトも大きくて、反応してくれる人も多いので、そこからフォローしてSNSで繋がっていくということができるようになります。

まだやっている人は少ないのでコミュニティで参加者と知り合うためにはおすすめです。

なによりも書くために没頭して内容を聞くようになるし、聞いた内容を整理するようになるので、個人としてのメリットも大きいと思います。公開しないまでもやってみるといいと思います。


爆速イベントレポートの書き方

爆速イベントレポートの書き方のポイントを並べてみます。

(1)書く場所を選ぶ
まずは各場所というかツールです。ワタクシはnoteを使用しています。(この記事もnoteです。使っている理由はたまたま以前参加したコミュニティイベントでnoteの会社にお伺いしたのが理由でたいした理由ではないです。Quitaでも全然だいじょうぶだと思います。
ポイントはオンラインのツールであることと画面キャプチャやURLリンクが簡単に貼れることが重要です。URLリンクは登壇者さんの会社のURLや参照したブログ、製品やサービスが紹介されたときに使います。(これはかなり喜ばれます)

(2)対象イベントを選ぶ
慣れてきたら別ですが、最初にチャレンジするイベントの選択は重要です。ポイントとしては①自分が理解しているテーマ、もしくはわかりやすいテーマ〜行間が読み取れないとついていけなくなります。②時間が短い〜長時間は疲れ切ってしまうので最初は1時間程度のものがいいと思います。③Zoom開催よりもYoutube開催〜途中でついていけなくなったときに後で見返せるのでYoutubeでアーカイブをそのまま残すイベントがいいです。④セミナーよりも短い時間のLTイベントを選ぶ〜ついていけなくてもリカバリしやすいです。あとベンダーのプライベートセミナーはアーカイブがYoutubeに公開されるもの以外はやめておきましょう。
ちなみにワタクシはRPACommunityではなく「ねこIoTLT」でした。これ書いて「書けるじゃーん」と自信を付けました。

(3)書くレベルを決める
イベントが決まったら、記事の各レベルをきめたほうです。うっかりすると「テキスト起こし」をしてしまいます。一語一句記録するのは辛いですし、出来た文章の価値もそれほど上がりません。LTであれば「どんなテーマだったかを崇敬にまとめる」とか「要旨だけを書く」とかなんなら「個人的に気になったワードだけを書き記す」とか、書き記すレベルを決めておいたほうがくじけにくくなります。正直アーカイブが残るイベントであれば、詳しい内容はアーカイブ動画に任せて「興味を持ってもらう」ことに集中したほうがいいかと思います。あとQ&Aまで書くか、そこは「Q&Aで盛り上がりましたー」で済ませる事を決めてしまうのも大事ですね。

(4)あらかじめ「枠」は用意する。
イベント前に、記事の「枠」・・・・タイトルやアイコン画像、コミュニティやイベントの説明文などは書いておきます。リアルで書いた内容がイマイチになってしまっても導入部や最後の説明がしっかりしていれば、それなりにちゃんとした記事に見えます。講演や登壇者が予めわかっている場合は、関連しそうなサイトのURL・・・・言葉をウィキペディアで調べておくとかしておければ余裕を持っていい感じの記事を作ることが出来ます。
なにより「書くぞ!」という覚悟が決まりますので必ずやったほうがいいです。

(5)書き始めたら画面キャプチャはじゃんじゃん撮ろう
書き始めたら画面キャプチャはじゃんじゃん撮りましょう。不要であったり冗長である場合は後で消せば充分です。聞き損じとかもあるので自分のためのメモだと思ってとにかく撮ってください。画面キャプチャはWindowsであればShift+Windowsキー+Sで簡単に取れます。CromebookもMacも同じようなショートカットがあると思いますので活用してください。
記事も整形は「後で」でいいです。なんなら公開ご整形でも充分です。

(6)書き損じたところは正直にスキップする
ここまでしっかり準備しても残念ながら聞き逃してしまったり、内容についていけなくなってしまったりすることがあります。たいていのばあいここで心がポッキリと折れてしまったりします。
でも、考えてみればプロの仕事ではないので、わからないところは「スミマセンここは理解できてません」とか書いてスキップしましょう。あとで動画を見返してもいいですしTwitterを見返してもいいです。

(7)告知とかはしっかり書きましょう
あくまでも記事は「書かせていただいている」のでイベント主催者に対する感謝とリスペクトは大事です。次回イベントの告知がある場合はしっかりと書きましょう。connpassやDoorKeeperのイベントページのURLも忘れずに貼りましょう。

(8)感想もちゃんと書きましょう
感想もしっかり書きましょう。場所は文中にちょこちょこ書いてもいいですし、最後にまとめて書いてもいいです。素直な気持ちを書けば良いのですがネガティブな表現には気をつけましょう。悪意はなくても人の心を傷つける事があります。(失敗した事もあります)コミュニティはみんなボランティアですので音声トラブルとかには触れないようにしましょう。素晴らしいリカバリがあった場合は別ですが・・。あまり気の利いた事でなくても「楽しかった」とか「嬉しかった」「驚いた」とかでもいいです。
最後にまとめて書く場合は休憩タイムにある程度書いておくと早く仕上がります。


さぁやってみようw

この爆速レポートはやる前は大変そうですが、実際にやってみるとそれほどでもありません。自分が理解するためにも、聞きそんじた人が思い起こすのにも、イベントを知ることにも、いろいろ役立ちますし、なによりもワタシのように「何も持っていない人」が他の参加者と知り合うためにも有効な手段だと思います。

ぜひやってみることをオススメします






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