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【動画レポ】ここが変わった!SAP AppGyver → SAP Build Apps〜SAP Inside Track Tokyo 2023より #sitTokyo #ChillSAP

今年もSAPを愛する人達のイベントChillSAPさんの「SAP Inside Track 2023」がオンラインで開催されました。年一回のイベントですがSAP TechEDなどからのフィードバックなど様々な有益な情報が溢れているイベントです。こちらの動画が公開されていますので、気になったセッションをピックアップして勉強してみたいと思います。

<sit Tokyo2023のサイト>

<動画です>

スピーカー紹介

有山 優一さん
富士通株式会社 Uvance本部 Business Applications
SAP BTPのコンサルタント、アーキテクト

参加者アンケートの様子

この発表はテクノロジのアプリケーション開発の位置づけです

Intelligent Substainable Enterprise

SAP Build Appsとは?

・2022年11月にSAP App gyverから改名されたノーコードツール
・従来の画面開発に加え新機能としていかが追加
 バックエンドのデータモデル開発
 Cloud Functionsという関数機能開発

⇒昨年のハッカソンのときにSAP AppGyverで開発したアプリをSAP Build Appsで作り直して試してみた

SAP AppGyverでできたこと/できなかったこと

昨年ハッカソンで作った食品流通業向けの在庫転送サポートアプリケーションのとき

ハッカソンで作ったアプリケーション

バックエンド処理
・賞味期限管理単位を年月単位でまるめるロジックとテーブル
プロセス
・ピッキング指示者:基幹システムから製品情報を取得して指示
・ピッキング作業者:BTP上のテーブルから情報を取得して作業
・ワークフローに流す

できなかった/なんとか工夫でやったこと

実装できなかった・工夫でしのいだ部分
・ユーザー認証
バックエンド開発 ←今日の話
・ワークフローとの連携

当時のバックエンド
Cloud Application Programing Model(CAP)で作った
・基幹システムからのデータ取得
・テーブルに親子関係を持たせて管理
・データ登録/更新時の関連テーブルデータの自動更新
・テーブルの項目を直接更新できないように関数を作る
 〜この4処理がSAP Build Appsでできるか?

ハッカソン時のバックエンド

SAP Build Appsでどうなったの

まずはSAP Build Appsで作り直したアプリのデモです。

デモの様子

Build Appsでできるようになったバックエンド


基幹システム(ES5)からのデータ取得

・Distinationサービスを直接利用して基幹システムからデータ取得
・Visual Cloud Functonsで基幹システムのデータを参照できない

テーブルに親子関係を持たせて管理
・親子関係は実装できない⇒工夫でそれっぽく実装する
 ⇒市民開発者では難しいレベル

データ登録時の関連テーブルの自動更新
・Visual Cloud Functionの関数機能で関連テーブルをまとめて登録
・親テーブルがあれば更新・なければ
・条件分岐は出来ないので画面側で工夫が必要
 →フロントで制御して2つの関数を使って対応
・Visual Cloud Function繰り返し処理は実装できなさそう

データ登録時の関連テーブルの自動更新

テーブル項目を直接更新できないように
・Visual Cloud Functionで開発が可能
・バックエンドで複雑な計算を入れるときは複雑になる

テーブル項目を直接更新できないように

まとめ

Visual Cloud Functionを使った感想
・今回の検証は10時間くらいで出来た
・チュートリアルは難しい
・市民開発者では難しい、バックエンドはエンジニアが作る感じ
・基幹システムのデータに手を加えずに+αでデータを持てる
 今まではCAP+HANA Cloudくらい
・細かいところに手が届くのはCAP(プロコード)、ざっくり早く作れるのはVisual Cloud Functionという住み分け
・BTP認証がモバイルではまだ出来ない

<チュートリアル>


<公式ユーザ会JSUGからの紹介ページ>



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