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【動画レポ】第 3 回 JAZUG for Women

今回は2024年6月14日に開催されたJAZUG(Azure User Group)のイベント「第 3 回 JAZUG for Women」の動画から紹介します。「JAZUG for Women」は女性だけが参加できるイベントなのですが、動画も公開されているので、その様子を見ることができます。

こういった「◯◯限定」というイベントは、むしろテーマや技術的な領域は広くなったりもしますので、LTもバラエティに富んでいておもしろイベントになったりもします。


オープニング

オープニングは普通に会場の案内(メインはMicrosoftの品川オフィスでのオフライン開催なので)やWiFiの案内からコミュニティの紹介に入ります。

JAZUGの紹介

ZAZUG for WomenはJAZUGのなかで「女性のためのJAZUG」で同性同士で安心して学べる場や仲間を・・・という趣旨のコミュニティです。

最後は行動規範を示してスタートとなります。

本日のお品書き

ここから動画はオフライン会場での参加者自己紹介タイムです。最初に自己紹介するのを大きなイベントになってもしっかりやっています。

リスキリングのすすめ/マルチクラウドセキュリティ:Manami Tairaさん(0:25:00〜)

最初はMicrosoftでAzure インフラスペシャリストをしているTairaさん。まずは女性としてのキャリアやリスキリングの話です。

リスキリングのすすめ

目標と現実のギャップ

前職はクラウドエンジニアのTairaさんが育休から戻ってみたらプロジェクトで一緒になったデータサイエンティストさんの話が難しすぎて機械学習を学ぼうとコツコツ勉強してきたそうです。その結果内容がわかるようになったと同時に小さな成功体験が考え方をよりポジティブに変えたそうです。

目先の目標にシフトして1日15分〜30分でも学ぶ時間をつくったそうです。

資格(MCP受験)とうまく組み合わせることで、先に受験を予約してしまい、勉強をやらざるを得なくしてMS Learnでインプットするのがコツだそうです。

マルチクラウドセキュリティ

マルチクラウドの採用率は6割を超えています。マルチクラウドになるとセキュリティ管理者はかなり苦労をすることになります。

セキュリティ管理者のお悩み

Microsoft Defender CSPMのすすめ
そこでMicrosoft Defender CSPMの紹介、インフラ環境のセキュリティ体制を簡単に点数で可視化するサービスです。

無料で使える機能もあり、エージェントレスで攻撃経路(アタックパス)の可視化までできるもので、導入の負担が少ないサービスです。

Microsoft Defender CSPMのすすめ

特にセキュアスコアは無償で提供されているのでぜひ確認してくださいとのこと。有償のサービスも30日間が無償で利用することができます。

またMicrosoft Defender CSPMは標準のコンプライアンス基準への準拠確認にも対応しており、監査レポートが簡単にPDF出力されます。

監査レポートをダウンロード

なんとAWSの環境の追加も簡単にできてしまいます。

Microsoft Defender CSPMとAWS連携の仕組み

<資料です>


Entra IDによるAzure Kubernetes Serviceの認証認可強化:風の時代のエンジニャさん(0:53:00〜)

介護職からインフラエンジニア、そしてセキュリティエンジニアに転身してきたハンドルネーム「風の時代のエンジニャ」さんのテーマは続いてのセキュリティネタEntraIDです。

Kubernates の概要とAzure Kubernetes Service(AKS)

まずはコンテナのオーケストレーションツールであるKubernatesの概要説明からAzure Kubernetes Service(AKS)の説明に入ります。

Azure Kubernetes Service(AKS)とは?

AKSでKubernatesの構築が用意になり管理コストも低減されます。

EntraIDによるAKSの認証認可強化

そこからはEntraIDの話です。まずはEntraIDおよびAzureRBAC統合によるAKSの認証認可の解説から始まります。

EntraIDおよびAzureRBAC統合によるAKSの認証認可

EntraIDプレミアムライセンスの機能を使用すると条件付きアクセスやグループ単位のPIMを利用した管理者ロールを決められた時間だけ割り当てたりする事ができるような管理強化を実現できるようになります。

AKS認証認可強化に使用できるプレミアムライセンス機能

LTではその詳細についての概要説明や注意点の紹介などがされました。

<資料です>


Microsoft365DSCとAzure DevOpsによるM365テナントの構成と管理の紹介:原口 連美さん(1:08:00〜)

次は大手通信グループに務める原口さんの発表でAzureとM365のステキなお話です。

Microsoft365 DSCとは?

Microsoft365 DSCはあまり知られていないですがオープンソースとして公開されコミュニティで管理されているツールです。M365テナントの構成の取得やコピー、クローニングをすることができ、M365のテナント管理の効率化を実現するものです。

Microsoft 365 DSCでできること

これを検証環境を使って、具体的な検証をしてみた結果が紹介されました。これをDevOpsで管理すると管理が楽になるのではと感じたそうです

顕彰のようす

必要なコンポーネントや設定方法詳細はホワイトペーパーにあるそうですが、実際にやってみるとなかなかその通りにはいかないそうです。

Microsoft365 DSCとAzureDevOps


Azure Functions Azure OpenAI拡張機能を使って簡単にAIとやりとりしてみよう!:長瀬 マキさん(1:20:22〜)

次はバックエンドエンジニアでAzureわいがや会やJAZUG/HackEvrythingの主催運営をしている長瀬さんによるAzure OpenAI拡張機能のお話です。

Azure Functions用のAzure OpenAI拡張機能とは?

Azure Functions用のAzure OpenAI拡張機能はMicrosoft Buildでプレビューが発表された新しい機能です。Azure Functionsは関数を簡単にAzure環境にデプロイ出来、いろんなサービスと連携して動かせるサーバーレスソリューションですが、そのなかのAzure OpenAI拡張機能としてはテキスト入力候補やRAGなどで使用するテキストのバインドなど生成AIを使うための機能が搭載されています。

今回はその中でAzureわいがや会の中でAzureOpenAI拡張を動かしてみた結果たとえばChatサンプル(C#)を動かしてみたりする様子がデモで紹介されました。わいがやしながらやってみた結果、一人ではわからないような利用するにあたってのコツがいろいろわかったそうです。

Chatサンプル(C#)

<資料です>


クロージング

ここまでで発表は全部終わりになりました。
ここから告知タイムですがまだ次回は決まっていないそうです。

次のJAZUG for Women



<JAZUG for Women>

女性エンジニアが主役のAzure勉強会です。 IT業界のジェンダーギャップは、昨今少しずつ変化があるものの、勉強会一つとっても肩身が狭い思いをすることがしばしばです。ギャップが埋まるその日までは、同性同士で安心して学べる場も必要でしょう。 同じ技術の話題でつながれる仲間は、とても心強く、熱意を持ち続ける支えになります。 知識のインプットも、アウトプットの挑戦も、ぜひここで叶えましょう!


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