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【動画レポ】IoT縛りの勉強会! IoTLT vol.112 @FIXER

今回は2024年6月18日、最近コミュニティ界隈の会場提供会社として話題のFIXERさんでハイブリッド開催されたIoTLT(本体)の112回目のイベントをレポートします。

オープニング

オープニングはいつもののびすけさんのいつものゆるい雰囲気でスタートです。会場は芝浦(浜松町と田町の間くらい)のFIXCERさんのカッコいい会場からです。今回もいつもの乾杯スタートです。

オープニングの様子

まずはコミュニティの説明からですが、こう聞くとスピンオフイベントも色々ありますね。

そこからFIXCERの佐藤さんによる会場案内と会社紹介です。なんでもこの前品川のマイクロソフトさんの社屋でやった同じくIoTのコミュニティ「ALGYAN」の最終回イベントのときの縁で開催されるようになったそうです。

FIXCERさんは2009年設立の会社ですが最近急成長で社員も爆増の若いクラウド環境の24H365日のフルマネージドサービスを提供する会社さんです。内容的にはオンプレからクラウドの引っ越しやM365などのライセンス販売を中心にやっているそうです。さらにメタバース用のスタジオや新型コロナ感染症対策のアプリなんかもやっています。なんとDXで有名な北國銀行さんのフルクラウド化も支援したり、アスキーさんとメディアを盛り上げたり、AI関係も早くから手掛けたりしている元気な会社さんです。なんと高専生をたくさん採用しているのも特徴です。

会場を無料で貸出しているそうなので、リアルで大規模なイベントをやりたいコミュニティは注目してください。

超級装備〜中国語で厨二病電子工作〜:秘密結社オープンフォース総統 河野 悦昌さん

最初のLTはおなじみの河野総統(オンライン登壇)からです。
まずは能登震災への炊き出しボランティアで使用したピザ窯の魔改造(完全自動化)の話題が間に合わなかったということでストックしていたネタ〜電子工作関係のカッコいい中国語の紹介になりました。

ボランティアで使用したIoTピザ窯

超音波が「超声波」など(フォントが対応してないのでこれだけですみません)様々なカッコいい電子工作用語が次々と披露されました。ラスパイがこれとは笑えます。

RaspberryPiはこんな中国語に

まさに厨二病みたいなかっこ良い言葉が紹介されました。


安心キッチン〜ガスレンジ用火消し忘れ防止装置:新井孔明さん

LT二番手は新井孔明さん。親族との話の中で出た「おばあちゃんのガス消し忘れが多発して困っている」の声やお年寄りの火事での死亡などの背景からガスの消し忘れ防止装置を作ることにしました。

お年寄りの火事

そこで作成のためにガス流量センサーやサーモグラフィーなどを検討したのですが、コストのことを考えると「つまみ位置」をマグネットスイッチ(1個百円)で実現することにしたそうです。
つまみ位置によって火がついていることを表示し、長時間ついている場合は素早く点灯するようにしました。

長時間立つと素早く点灯

さらにどれくらいガスを使っていたかを可視化するためambientを使って可視化もしたそうです。今後ツマミ3妻で対応できるようにしたり、人感センサー対応も考えているそうです。


車でIoTしてみた:石川順平さん

次は社会人6年目の石川さん。車でIoTということで車に大量についているセンサーをインターネットに繋いでみたというお話です。

オン・ボード・ダイアグノーシスという機構を利用してリアルタイムでデータを取得しようと舌トリム味の紹介でした。

GitHubに参考になりそうな情報があったりしてさっそくAzureと.NETでデータベースに記録する仕組みを作成しました。

システムの構成

完成してから実際に運転してデータを取得したところ、意外にきれいにデータが取得できPowerBIで可視化してみて、運転と車の状態を見ることが出来るようになりました。今後はAIで評価したり、急加速などを通知するシステムを作りたいそうです。

PowerBIで可視化

EdgeAI、小さなAI:清水 顕さん

清水さんのLTは乾電池で動く32ビットの小さなマイコン上で動くEdge ImpulseのFOMOを使ってボルトやナットの数をカウントする仕組みを作ってみたお話が紹介されました。

XIAOでのデモの様子

XIAOのESP32やSONYのSPRESENSEなどのマイコンを使って試した結果などがデモで紹介されていました。

組み立ての様子


ろくに電子工作もしたことがない人間がIoT用ミドルウェアを作った話:株式会社ビジュアル&ITラボ皆川 卓也さん

次は株式会社ビジョン&ITラボの代表で工学博士の皆川さんによるLTです。発表のテーマは開発し、特許m取得したIoTミドルウェア「シナリオエンジン」の紹介です。

「シナリオエンジン」はデジタルツイン実現を実現するために「Real as Code」〜現実世界をプログラミング可能にするもので現実のものを暮らすとみなすリアル世界のオブジェクト指向を目指して開発されたプログラム言語です。

Real as Codeのレイヤー構造

現実の世界の変化に応じてIoT機器を動かすシナリオを生成して、たとえばAR探索アドベンチャー「妖怪ハンター候補生」というコンテンツを昨年試してみたそうで、そのデモが紹介されました。

スポンサーLT 私のNT金沢2024:野良ハック北崎さん

次はスポンサーのIoTLT放送部の北崎さん。テーマは「私のNT金沢2024」と題し、出展したNT金沢2023をふりかえり今年のNT金沢のPLANを考えるというテーマでした

今年のNT金沢にはブースを取っていないので知り合いのブースにおじゃましようかとか、クラフトビールの旅をしようというプランや技術書典でだした本で紹介した実物を持ち込むとか、生成AIで指示して焼き鳥を約デバイスをもちこもうとか・・・・様々なプランが紹介されました。
引き出しの多さがすごいです。

私のNT金沢2024プラン


中指スイッチ:のびすけさん


最後はのびすけさんのLT。今回のネタは映像から立てた中指を検出してモザイクを掛けている人がいたので、中指を立てたらSwitchBotを使って電気を消す仕組みを作った話です。

中指を立てて電気を消すでも

PowerAutomateのプレミアムコネクタが使えたので使ってみたとか、中指記録APIとかでデータに記録したり、SwitchBotのAPIを利用したようすが紹介されました。

恒星のイメージ


クロージング

LTはここまでで、クロージングに一気に入りました。IoTLTは本体以外にもいろんなスピンオフがあるので気に入った会があれば参加や登壇をお願いしますということでした。

夏頃には屋形船での開催をまた考えているようです。


<IoTLT>


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