「仏滅のサーバー」RPALT 供養支部 第参回~春の彼岸の貪瞋痴供養 基調講演全記録
2021年3月5日(金)オンラインで開催されたRPACommunity供養支部の3回目のイベント「春の彼岸の貪瞋痴供養」は参列者の皆様のおかげで盛大に執り行われました。全体の様子については【速報レポート】RPALT 供養支部 第参回~春の彼岸の貪瞋痴供養にてお伝えしてはおりますが、今回はこうじりゅうじ師の基調講演を余すことなくレポートしたいと思います。
みなさんに先んじましてお坊さんの愚痴です。
プロローグ
お坊さんにも ぐちはあります 人間だもの こうじ
仏教というのは「気づきの宗教」です。「愚痴」や「貪瞋痴」を無いとするものではない 「在る」ことを自覚するもの それを心、言葉・行動で改善してゆくのが仏教だと私は思っています。これはPDCA~問題点を見つけて、改善方法を考えて、試して、見直す・・・RPAを含めたTech周りの考え方と似ています。
自己紹介
こうじさんは工学部卒で大手コピー機メーカーでエンジニアとして働いた後に結婚を機に修行をして現在は浄土宗善立寺で副住職をしながら寺院エバンジェリストとして活動しています。
寺院エバンジェリストとしての活動
お寺はいまだにホームページを持っていないところがほとんどで、ボランティアで他の寺院のホームページ作成のお手伝いをしています。2016年くらいから今後はお寺もWeb対応が必要になると発信していて、2019年にはさくらインターネットさんの協力で2019年11月に「お坊さん向けWordPress制作セミナー」を新宿で開催しました。メディアにも取材を受け・・・・が、しかし参加者は5人だけ・・・非常にイベントとしては残念なものでした。
これが現実なのか、お寺には必要とされていないのかと・・・・
そして4か月後にコロナが・・・葬式縮小、法事減少になりました
そこから記事を見た人達から相談や取材が増加しました。
お寺のDX
そこで感じたのはこれです。
そして「何をしたいですか」の問いに・・・・
そして僧侶として、それは手段であって目的ではないだろう。檀家さんが増えることは手段でしかない・・・と思いつつ今日も手伝ってます。
供養支部施主の感想
お寺の話と思いつつ、DXの本質を突いた話でした。手段(RPA導入とかIT活用)は手段であって目的(自組織が目指す事、目的)が大事である事や時代の変化を先取りして考えること・・・・でもそう考えればこのコロナ禍になって企業のデジタル化が一気に進んだのと同じようにお寺もこの危機(=チャンスでもある)で一気にデジタル化・・・そしてDXの状態に一歩進むことができたのかなと思います・・・少なくとも今支援している寺院さんは・・・
供養支部のアフタートークで慈永さんが「人間というものは存在ではなく状態」という言葉を言っていましたが、DXも「存在ではなく状態」です。継続的に改善し続ける組織の状態こそがDXだという事です。そういう意味ではお寺もDXに一歩進みだしている・・・・という事ではないでしょうかね。
オンラインのセミナー、こんどはもっとハードルを下げて、noteとかを使ってみるとのことなので、是非続編も聞きたいです。
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