見出し画像

供養支部のキセキ

この記事はRPACommunity運営メンバーからの・・・ Advent Calendar 2020の12月5日の記事として書かれています。RPAコミュニティでは今年はこのアドベントカレンダー企画をやっています。

運営メンバー主体のカレンダー:RPACommunity運営メンバーからの・・・ Advent Calendar 2020

誰でも参加できるカレンダー:RPACommunity:RPAに関するよもやま話 Advent Calendar 2020


奇跡

本題に入ります。まずはウィキペディアより

奇跡(奇蹟、きせき、英: miracle)は、人間の力や自然法則を超え、神など超自然のものとされるできごと。基本的には宗教および信仰と結びついていることが多い。奇跡、miracleという表現はどちらかと言うとキリスト教などを中心として用いられる用語で、それに相当するような内容を仏教や神道では「霊験」(れいげん)と言い、たとえば「霊験あらたか」などと表現する。

画像1

たしかに奇跡という言葉は宗教にむずびついています。キリスト教ではイエス・キリストが水をワインに変えたり、少しの食べ物を五千人に分け与えたり、磔にされて死んだのに復活したり・・・、イスラ右教でも預言者ムハマンドによる「ミウラージュの奇跡」、奇跡が無いといわれる仏教ですら仏陀の弟子が水上を歩いたなど・・・宗教と奇跡は切っても切れないものなのです。

供養支部とは

画像2

RPA Communityの供養支部はRPAの導入や運用の中で起きるさまざまな失敗経験を共有して供養して次につなげる・・・そういった狙いで活動しているユニークな支部です。そして供養支部で行われる勉強会(大法要)はLT(弔辞)をしていただいて、お経をあげて供養するという形式をとっています。これは始めて見てわかったのですが、RPAにまつわる様々な事象の中でみなさんがいろいろな「想い」を持っているという事がわかりました。供養する対象も失敗したロボットやプロジェクトだけでなく、自らの学習や、最初のころに試行錯誤しながら作ったロボット達とか、RPAツールの変更に伴う元のロボット達や・・・・我々が考えていた以上に供養すべき対象ってあるのだなと感じています。やはりRPAもひとつの「創作物」なので作った人、かかわった人の「想い」があるのです。そういう想いを弔辞で吐き出すことで昇華させ、次への活力に繋いでゆく・・・・そんな場所が供養支部です。・・・・・っていうほど重くはないですがね。ちょっとおもしろい活動だと思っていただけると嬉しいです。

供養支部の誕生・・・そして苦悩

供養支部の誕生は2019年12月の東京呑み部です。以前からITエンジニア怪談など失敗談のイベントに参加していた私がてらリーマンの慈永さんにさそったのが始まりです。あっという間に「供養支部」は生まれました。しかしながらここからは苦難です。様々な課題が供養支部の前に立ちはだかりました。会場の問題・・・貸していただける企業のイベントスペースはみんな明るくて開放的・・・お坊さんが集まれるか?・・・・法衣着る?・・・・などなど、正直はじめると言ったけど見通しは非常に厳しいものでした。・・・そうやってひと月、そしてまたひと月と過ぎ去っていきました。

画像3

しかし状況は2020年の春に一変します。2月ごろから日本でも猛威を振るったコロナウィルスの感染拡大がコミュニティイベントの在り方を大きく変えてしま史ました。密になるオフラインのイベントが事実上開くことが出来なくなってしまいました。2月、3月は全てのコミュニティにとっては苦難の日々だったと思います。次々にイベントの延期や中止の連絡が入ってきました。

コロナによる奇跡

・・・・しかしながら、コミュニティはそのまんま息を引き取るほどやわではありません。4月あたりからコミュニティイベントは次々にZoomやYoutubeLiveを利用したオンライン開催が行われるようになりました。RPA Communityでもオフライン時代のような双方向のコミュニケーションに配慮と工夫を行いつつ、本体Vol23のドキュメントスペシャルからオンライン開催が行われるようになりました。しかもオフラインの時代にはありえなかった地方支部で活動していた魅力的なタレント達が一堂に会して協力しながらの開催です。ここからはむしろ地方支部のほうが元気なんじゃないかと思うくらい活発にイベントが開催されるようになりました。

この状況がどん詰まりだった供養支部に光明・・・いやカンダタのクモの糸をもたらしました。オンラインであれば場所の問題も、法衣の問題もなにもありません。オフラインであれば無理だった供養支部はコロナによってむしろ開催可能になりました。4月の中頃に準備が始まり、ついに5月15日に「供養支部第一回オンライン大法要」が開催されたのです。

いろいろありましたが、試行錯誤しながらですが良い会でした。


この供養支部、本当にこの状況にならなければおそらくはイベント開催は無理だったと思います。供養支部を中心に考えればこの状況も仏のみちびきなのかもしれません・・・・本当に奇跡です。

これからも供養支部のイベントを開催してゆこうと考えていますので、開催の際はみなさんよろしくお願いいたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?