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Interop Tokyo 2024行ってきた(1)〜ShowNetとハードウェア編
今回は2024年6月12日から14日まで幕張メッセで開催されたITとネットワークのイベント「Interop Tokyo 2024」に行ってきたレポートを書いてみます。
たくさんネタがありそうなので、今回はInterop名物のShowNetと気になったハードウェアに関する展示を紹介してみたいと思います。
Interopとワタシ
まずはこの「Interop」というイベントの紹介をしてみます。
Interopとはインターネットテクノロジーに関するカンファレンスや展示を行うイベントです。発祥は1986年にアメリカのカルフォルニア州モントレーで開催されたTCP/IPのベンダーワークショップで日本では1994年からNetWorld+Interopという名称で開催されるようになり、基本的に会場は幕張メッセで開催され2006年からInteropという名称に変わっています。インターネット黎明期から開催されるこのInteropは今年も12万人以上の参加者がいるという大規模な展示会イベントです。
このイベントにはたぶん2000年前から何回か参加していて、実行委員長を務める慶応大学の村井純先生の講演の記憶が残っています。コロナ禍以来来ることがなかったので久しぶりになります。
今回はInteropのほかにDSJ2024、APPS JAPAN、Vision AI Expoなどが併催されています。
今年も巨大なShowNet
Interopといえばやっぱりこの「ShowNet」が欠かせません。
ShowNetとは毎回このInteropが開催されるたびに構築・展示される会場内のネットワークで、多くのベンダーやエンジニアが参加して構築・運用されるものです。構築されたネットワークの核心部分は毎回公開され、解説ツアーも開かれます。
最新のネットワーク機器がぎっしり詰まったラックがずらりと並んでいる姿は壮観で毎回、見ごたえがあります。
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他のイベントと異なりショーケースの意味合いも兼ねるネットワーク自体もかなり巨大なものでネットワーク構成図も気が遠くなるほど複雑なものになっています。今回のShowNetブースはちょっとした展示会が開けるくらいの広い場所を占めていました。
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各ラックにも構築したエンジニアのコメントがホワイトボードに書かれており、構築しているエンジニアたちの生々しい息吹を感じるものとなっています。単に「すごーい」というためだけでも見てほしいですね。
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とはいえ冷房の効いたデータセンターではなく、イベント会場という過酷な環境での構築になるので、機器の冷却などにおいては涙ぐましい工夫と努力の跡がみられます。やっぱ最後は扇風機・・・・大事です。
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今回の見どころは「Inter * Network」というテーマで「メディア業界におけるIP」のinter-workなどが挙げられます。故郷の北海道のテレビ局も参戦していて、ちょっと嬉しかったです!!がんばって!!!
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もし来年Interopに参加する人がいたらぜひShowNetは見に行ってください。
ハードウェアを巡るJourney
今回は休暇での参加だったので、仕事抜きで見て回ることにしました。でも会場は馬鹿みたいに広いうえ出展企業もものすごく多いので、少しテーマを持って回ってみました。
今回はハードウェアです。
引っこ抜けない電源ケーブル
最初に紹介するのはエイム電子株式会社さんのブース。ロック機構が内蔵され抜けない電源ケーブルの展示です。会場では電源ケーブルに吊るされたサーバーがぶら下がっていました。
たしかにサーバーをラックから引っこ抜くときには電源が抜けるのが怖いですね。
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空調をコントロールする小道具
次はShowNet近くでブースを構えるTileFlowさんの展示。何かというと空調での空気の流れをちょいと変えるためのちょっとした部材です。好きな形に切ったり、ラックに簡単に取り付けたりできるプラスチック製のもので、ShowNetにも使われているそうです。たしかに現場ではこうしたちょっとした小道具が効いてきますね。
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電源を外部から再起動
次は明京電機さんのブースにあったRebooter。ようはスマートスイッチみたいなやつでネットワークで電源を操作する機器です。コンソールにもアクセスできなくなってどうにもならなくなったサーバーをリモートで強制的にリブートするものです。ひとり情シスには強い味方です。
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進化するパトライト
システム運用といえば、なんといってもこれですね。パトライト
なにかあったらビカビカ光ってやばいことを知らせるアレです。
最近はLEDになって表現力がパワーアップしたほか、生成AIを使ってメールの読み上げまでできるそうです。バイモーダル化はこんなところまで申述しています。
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電圧・電流測定いろいろ
電圧や電流を測定するIoT的なソリューションもいくつかありました。1つ目はDENSOさんと三菱電機系のAnywireさんの展示。電力や電圧、そして温度などを測定するためのセンサーからクラウドサービスまでのワンセットのソリューションです。
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そして台湾の会社ATENさんのブースでも電流・電圧測定が出来る電源タップが展示されていました。東日本大震災以来電流・電圧を正確に測定するというニースがだんだん強くなっているそうです。とにかく長くてかっこいいですね。
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デジタルサイネージを支える技術
InteropはDSJ2024というデジタルサイネージの展示会も併催しています。DSJのエリアには巨大なディスプレイが並んでいますが、それを文字通り支えるのが共栄常時さんに展示されている品々。
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そして電機資材を扱う商社のジャパンマテリアルさん。どんなにきれいな映像装置もこういった周辺機器や資材がないと台無しです。
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そしておなじみタカハ機工さん
そしてサイゴン紹介するのがこちら。聞き慣れた騒がしさを感じてみてみるとMaker fairでおなじみのこいつです。
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展示されていたのはソレノイドではなく、ソレノイドを利用した自動電子錠のソリューションでした。
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まとめ
相変わらずすごいShowNetでしたが、こうしてみるとInteropには今回紹介したようなハードウェア、場合によっては電機が全然通らないのも展示されています。来年、ぜひこういったブースを見かけたら立ち寄ってみてください。
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