国土地理院のデータを使った地図アプリ「Map25000」さわってみた
今日は他の人のブログで紹介されていた地図アプリ「Map25000」について紹介してみます。最近使っている地図はGoogleMapばかりなのですが、国土地理院が提供ということでちょっと触ってみました。
Map25000とは?
Map25000はガンマソフト株式会社という会社が作成した国土地理院の提供する地図コンテンツを扱いやすくするためのWebブラウザで動作するアプリケーションです。
会社のホームページを見る限りこのアプリもPythonで作っているのでしょうか?
建設業界の報告書の巻頭につける案内図を簡単に作るというニーズを満たすために作られていて、現在はベータ版として無償提供されています。使用できるブラウザはGoogle Chrome、Microsoft Edge、Apple Safari、Mozilla Firefoxです。
国土地理院自体もWeb上で地図を提供していますが、けっこうマニアックな作りになっていて、ちょっと扱いにくいですが、そういう面でもチョット簡単になっています。
アプリは3種類あって「AnnnaiMap」「Map25000img」「Map25000pdf」が用意されています。基本的に機能はまったく同じで出力するファイルの種類で異なります。
AnnaiMap:案内図のpdfを作成する
Map25000img:png形式ファイルを生成する
Map25000pdf:pdf形式ファイル(無加工)を作成する。
画面構成を見てみる
まずMap25000の画面構成を見てみます。まずはページ上部です。
地図が表示される部分になります
右上には3つのアプリと「Q&A」のリンクが表示されています。
また地図が表示されている左上には検索窓があります。この検索窓で使用できるのは基本的に住所のみです。施設名などでは検索できません。
あくまでも国土地理院のコンテンツをAPI利用しているのでこのへんは仕方がありません。そういう用途であればGoogleMapを使用してください。
地図の下には「現在地を記憶」「記憶した場所に移動」「現在地をメールで共有」の3つのリンクがあります。「現在地を記憶」しておくと、移動しすぎて見失ったときに便利です
地図から下はアプリの種類で表示されるものが異なります。
画質、印刷する際の縮尺、用紙の設定などができるようになっています。さらにここで出力の実行ができます。
また地図の種類も豊富でAnnaiとPdfは5種類、imgだと12種類から選べます。ただしimgは表示されている地図の表示は変わらず、印刷の結果のみ異なります。
表示される地図タイプ
実際に画面表示される地図を紹介します。
淡色地図:ペンなどで書き込みやすいような色合いになっています。
標準地図:教科書などでみるような色彩の地図です。縮尺を大きくするとなつかしくなります。
全国最新写真(シームレス)
写真(電子国土基本図オルゾ画像)は画面に反映されませんでした。基本的に画面は印刷範囲を確定させるためのものなので、そんな凝ったものは不要ですね。
案内図をPDF化してみる
それではこのアプリの本来の目的である案内図のPDFを作ってみます。
地図の位置をあわせたら「開始」をクリックします。
処理が開始されます。高画質を選ぶと結構時間がかかります。
ローカルへのフォルダ指定の画面が出てファイルに名前をつけて保存を行います。
ダウンロードしたPDFファイルを確認すると「案内図」だできていました。
まとめ
建設業界などでは何回も繰り返し使用する機能なので、これくらい簡単だと助かると感じました。たしかに国土地理院のWebページだといろいろできますが、そこから必要な機能だけを切り取って簡単にしたという感じのアプリになっています。
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