なかなか続けられない…習慣を変えるために必要なものはなんだ?
「心が変われば行動が変わる、
行動が変われば習慣が変わる、
習慣が変われば人格が変わる、
人格が変われば運命が変わる」
上の言葉は元プロ野球選手の松井秀喜さんが高校時代の野球部の監督から贈られた言葉だそうですが、なぜか印象に残っていてたまに思い出す言葉なんですよね。
この言葉、なるほど!と思うのですが、私は「習慣が変わる」の部分がネックだと常々感じています。
もう11月になりますが、年始に決めた抱負を振り返ってみて達成できている人はどれくらいいるでしょうか?
ものごとが長続きしない、すぐに飽きてしまうという壁を感じている人も多いと思います。
いつもの自分、変わらない自分に嫌気がするという人もいるでしょう。
習慣を変えるには何が必要なのでしょうか?意思の強さでしょうか?私はやり方の問題だと考えています。
楽しいことは長続きするけど、嫌なことは長続きしないものです。
脳の仕組みもそうなっているんです。
過去のマイナスのイメージとの戦い
習慣の壁は、上手くいかなかった過去の記憶です。
マイナスのイメージは記憶に強く刻み込まれるものです。
それがネガティブな感情を生み出して習慣となる行動を邪魔します。
「ああ、結局いつものように続かないんだ…」という気持ちが邪魔をしているんですね。
過去の記憶が、習慣にしたいこと=嫌なことと認識する原因になっているんです。
ワクワクする未来の自分に引っ張ってもらう
過去のマイナスイメージと戦うのは未来の理想の自分です。
理想の自分やそれを喜んでくれる誰かをイメージしてワクワクする気持ちが過去の記憶を上回ることができるように次のステップで考えてみましょう。
1.理想の自分を想像する
できるだけ具体的なイメージを描く 一緒にいる誰か、喜んでくれる誰かをイメージする ワクワクするイメージを持つ
2.今の自分を分析する
今の自分のできること、できないことと向き合う 理想の自分と今の自分のギャップを考える
3.ギャップを埋めるための習慣を考える
ギャップを埋めて理想の自分になるために 「始めること、やめること、増やすこと、減らすこと」の軸で考えてみる
理想の自分に向かっているワクワクする気持ちが、習慣にしたいこと=楽しいことと脳に思わせます。
習慣を変えるためのテクニック
習慣を変えるための根本にあるのは、理想の自分に向かっているワクワクする気持ちです。
ただし、目の前の誘惑に負けないためにも工夫が必要です。
そのための具体的なテクニックをいくつか紹介します。
共通することは、始める前に考えることが少なくなるようにすることです。
考える前に始める。
自動的にスタートするようなスイッチを設定するイメージです。
1.毎日できる小さなことから始める
例)1日1回「ありがとう」と言う
1日1ページ本を読む
ハードルを下げて、小さなできることから手をつけましょう。週に1回よりも毎日できることのほうがいいです。毎日続けるほうが考えることが少なく、だんだんと無意識にできるようになっていきます。
2.仕組みをつくる
(1)時間と場所を決める
例)寝る前にベッドで本を読むと決める
その時間になったとき、そこへ行ったときに自動的に始められるように時間と場所を決めておくといいです。徹底するのであれば自分の時間割を作るというのも一つの手ですね。
(2)他人を巻き込む
例)家族に宣言する、定期的に会う友人に話題にしてもらう
自分ひとりで続けることが難しければ、他人を巻き込みましょう。他人が関わっていることで挫けそうなときに頑張れます。宣言するというのは自分に対して言ってみたり書き出してみたりするのも有効ですね。
3.習慣の1つ前の行動を意識する
例)勉強する←机の前に座る
ランニングする←外に出る
習慣となる行動を始める前に考えることが少なくなるように、その1つ前の行動を意識します。1つ前の行動が習慣になれば、その後の行動は無意識にスタートするようになっていきます。
こうやって1週間続けてみることで「ちょっといい気分」になったり、続けることで生まれる変化を実感したりすることが習慣を変えるために大事なことです。
いかがでしょうか?これまでの変わらなかった自分を見直してもう一度挑戦してみようかな…という気持ちになれたなら、もうスタートです。
少しずつ始めてみましょう!
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