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これが私の"シグマ"リーグ【クリエイター杯観戦記:準決勝B卓】

起家 笹子ジュン選手(ぽんてんLv.47)
南家 とらふく選手(GENESIS)
西家 シグマ選手(動画制作者)
北家 りな選手(なんでも鳴けばいいというものではない)

Σリーガー60人それぞれのイメージをモチーフに、それらを集めて1本のΣリーグ全体の動画を制作・公開したシグマ選手。その反響は大きかった。
Twitter名の通りΣリーグにかける思いは強いだろう。Σリーガー3名に囲まれたこの準決勝でも自分の麻雀を貫けるか注目。

この試合の牌譜はこちら!

東1局

起家に座る笹子選手がヘッドレスながら積極的に役牌・白を仕掛け、流れるようにドラの7s単騎聴牌を入れる。

しかし北家のりな選手がヘッドレス両面の形から1pを引いてリーチ!

ドラドラ両面は勝負!

7mを掴んだ笹子選手、止まることなくそのまま放銃。
りな選手の5200でスタートする。

笹子選手の放銃はやむを得ないだろう。

東2局

5巡目にして先制はシグマ選手。
くっつきイーシャンテンから58m両面にしてドラドラの聴牌。

ドラを切ってもまだドラ2

これに危険牌を切ることなく追いついたのは笹子選手。
ラス目でドラ1の聴牌、躊躇なく追いかける。

ドラドラの手を持つ親のとらふく選手は無念の撤退。

この勝負を制したのはシグマ選手!

勝ち上がりを大きく引き寄せるマンガンツモ!

東3局

好配牌を手にした親のシグマ選手。
白を軽快に1鳴きしてイーシャンテンを入れると...

8pが鳴けて聴牌を入れた直後にりな選手から2900を打ち取る。

東3局1本場

親のシグマ選手の配牌もいいが、それ以上に良い配牌を手にしている選手がいた。
下家に座るりな選手である。

なんと配牌イーシャンテン!

ピンズが伸びて聴牌。

3pを切ってリー…
ダマ!!

おそらく「2000点を和了すれば、オーラス親で伏せて2着終了できる」という思考だろう。

しかし親の白ポンを確認すると、親リーチが来ず直撃でトップが見えることもあってツモ切りリーチへ。

あとがない笹子選手も中を仕掛けてがむしゃらに和了を目指す。

しかし聴牌打牌の3mがりな選手に捕まる。
裏も乗って大きな8000点となった。

東4局

よほどのことがない限り親のりな選手は伏せるだろう。実質1局勝負。

ラス目の笹子選手は第1打に6sを選択。456三色などを見切って混一色に向かう。

笹子選手が進まない中、聴牌を入れたのはとらふく選手。
しかし2着をまくる条件が足りてないためタンピンと678三色を見て聴牌を外す。

打9mは条件を理解している強者。

そしてフリテンながらたどり着いた!山には高め6mが1枚きり!

フリテンだがツモれば通過!

弟子のjustice選手が劇的な逆転劇を見せて決勝に勝ち上がった。
師匠のとらふく選手も続けるか...!!

ダメ! 運命力が足りなかった。

トップはシグマ選手。リードを築いてからは配牌オリなども徹底して着を守るクレバーな打ち方を貫いていた。近い将来Σリーグに出ても活躍が期待できるのではないだろうか。
2着はりな選手。高打点の2和了を決めて快勝、オーラス山に助けられなんとか逃げ切った。決勝ではトップ取りのため持ち前の堅実な守備そのままに
3着はとらふく選手。執念のフリテンリーチまで行くも弟子のjustice選手に続けず無念の敗退となった。
積極的に戦った笹子選手だったが、2放銃が痛すぎて痛恨のラスとなった。

おまけ

この対局オーラスの実況解説(えりんぼパパ・アルシー)セリフ集:
パパ「フリテンリーチ!熱い!ちゃんと作ってきた!」
パパ「まだ1枚いる!どうだ!」
ラスツモでツモれず
アル「いない〜〜誰も鳴かないでしょう」🚩
パパ「まさかの...チーが...」
アル「ジュンさんは聴牌取るのも大きいかも」
パパ「海底いったぞ!まさか!」
アル「ツモれず〜justiceには成れず!」
パパ「運命力がなかったな〜これ引けたらな〜」

…果たしてどっちが弟子なのだろうか。

配信アーカイブはこちら!

(記・keitaさん)

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