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SMARTチャレンジの良さを考える

Noteははじめまして、水野です。

以前、私が所属しているOneSelFのウェブサイトにブログを投稿して早2年、またブログを投稿してみようという流れがあるので、Noteで原稿を書いてみることとします。

自己紹介も今後、必要あれば後付けで記載したいと思います。

今日はSMARTチャレンジについて。

OneSelFでは5コンピテンシーという5つのコンピテンシーに基づいて、研修計画、人材育成を行っています。

項目は5つ、またそれぞれをLv.1ーLv.5に段階分けしてそれぞれにレベルの基準を記載しています。

今回はSelf Managementについて研修を実施しました。

自分自身のマネジメントと目標設定について。

自分自身のマネジメントはOneSelFではビノベーションレポートというツールを用いてスタッフの理解を促進しています。

ここはまた深くなるので、別の機会に。

上記のツールを利用した自己理解。

そして目標設定を実施しました。

目標設定に関して、色々言われていることがあると思うのですが、OneSelFではSMARTチャレンジなるものを実施しています。

SMARTというのは

のそれぞれの頭文字で
Specific 具体的に
Measurable 測定できる
Achievable 達成できる
Relevant 自分の価値観に関連性のある
Time-bound 時間に期限のある

目標を規定することが良いという基準です。最近ではビジネス界隈でよく聞く用語であると思います。

これの基準の基礎となっているのが、

https://www-2.rotman.utoronto.ca/facbios/file/09%20-%20Locke%20&%20Latham%202002%20AP.pdf

LockeとLathamの研究です。

目標設定理論と名付けられているようで、主には目標設定することが及ぼす効果が示されています。
基本としては目標設定する方が、パフォーマンスが高かったとするもので、その基準は”SMART”に則って。

そこで目標設定すると良いと負うものです。

しかし、少し留意する点も必要そうでその点も記載があります。

1つは達成可能性について達成する可能性が高すぎても低すぎてもパフォーマンス向上に繋がらないという話で、よく聞く話でもあると思います。

達成可能性が50%を超えるものだと良いと言われたりしますので、頑張れば達成できる未来が見える、というものが良いと思われます。
ストレッチ目標といわれるものですかね。

その一方で明確な目標設定がない場合が良いこともあるようで、
目標設定が難しい、困難である山に登るときは”ベストを尽くす”という形で進んだ方が良いこともあるようです。

” When people are confronted with a task that is complex for them, urging them to do their best sometimes leads to better strategies (Earley, Connolly, & Ekegren, 1989) than setting a specific difficult performance goal. This is because a performance goal can make people so anxious to succeed that they scramble to discover strategies in an unsystematic way and fail to learn what is effective. This can create evaluative pressure and performance anx- iety. The antidote is to set specific challenging learning goals, such as to discover a certain number of different strategies to master the task (Seijts & G. P. Latham, 2001; Winters & Latham, 1996).”
(上記論文より引用)


また別の研究では困難な目標すぎることが倫理的な配慮の各行動の欠如や内発的な動機付けの低下などに言及しています。目標設定は劇薬なので注意、と記載されていて、ただすれば良いというのは危険なようですね。

https://www.hbs.edu/ris/Publication%20Files/09-083.pdf

その意味でSMARTチャレンジもただ行うだけでなく、”適切”な目標設定が大事であると言えます。

これが簡単であり、難しい。
個人的にはSMARTの”RーRelevant”部分がとても大事であると思っていて本当にそれをやりたいか?むしろこれが強くあれば目標設定は他が少し拙くても良いのではと感じています。

会社・仲間においては”R”部分をお互いによく理解できているか、その意味でコミュニケーションがとても大事であると思っています。
前に戻るビノベーションレポートの活用や1On1、いろんな機会を使って、良い仲間や文化を構築していこうと思います。

本日はここまで。
最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。

また記載していきたいと思います。

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