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日本における「暮らしにフィットネスを」 の意義

健康の民主化をしたい。FiT代表の加藤です。
FiTではフィットネスジム「LifeFit」をリリースし、約2年が経ちました。
また自分としては20歳の春にパーソナルジムを作ろうと思い立ちましたので、この業界について考え始めて約4年が経ちました。
この4年間だけでも、目まぐるしく業界のトレンドが動き、またお客様のニーズも多様化されてきたと思います。
一方でフィットネスサービスが乱立してきたことで、お客様にとっても選びづらくなってしまっていたり、ブームとして扱われて結局フィットネスが生活に定着しなくなる未来も考えられます。当社もフィットネスサービスを提供する存在として、身が引き締まる思いです。

今回は自分としてもブレた時に原点に立ち帰れるよう、このnoteに日本におけるフィットネスの意義を書くと共に、5年・10年・30年後に答え合わせできる材料を残しておこうと思います。


日本でなぜ「暮らしにフィットネス」が必要か。

FiTでは目指す世界観として「暮らしにフィットネスを」を掲げ、心身の健康を実現し、人の生活を豊かにすることを追求していきます。また日本のフィットネスに携わる人の共通の思いでもあると思います。

ではなぜ「暮らしにフィットネス」なのか。
(1)日本の健康問題
2025年には
・年間医療費:60兆円
・生活習慣病患者・予備軍:2,000万人以上
・年間死亡者数:約160万人
に及ぶと言われております。
(2)フィットネス参加率の低迷
健康問題と直結するフィットネスですが、日本はフィットネス後進国として、フィットネス参加率が4%ほど(米国20%ほど)と言われております。
その上で、日本のフィットネスジムは
・会費が高い
・煩雑で面倒な入会手続き
・初期費用や利用期間の縛りが前提のフレンドリーではない契約方式
・生活圏内にまだまだ普及していないエリアが多い(人口あたりのジムの数は米国比較で半数以下)
と言われています。

「深刻化する日本の健康問題をフィットネスで救いたい」ということが端的な思いではありますが、経済大国であった日本が年々と世界各国に追い抜かれていく事実にも目を背けてはならないと思います。
実際にGDP推移では、自分が生まれた1999年はアメリカに次ぐ世界2位でしたが、中国に抜かれ、ドイツに抜かれ、2024年現在では世界4位に。しかもGDP推移は20年間ほぼ横ばい、人口も年々減る一方です。

成長しない日本のGDP、停滞の20年で米国は日本の4倍、中国は3倍の規模に

自分は先日、仕事の関係で海外の方と会う機会がありましたが、総じて日本という国はリスペクトされておりました。まだまだ経済も人口も急成長をしているのではないかと思われていそうです。そのような勘違いを下手したら日本人でも思っている人が多いのではないかと思います。
自分自身、日本という国で育ち、日本が好きであり、この国を良くしていきたいという気持ちが強いです。同じ気持ちの方は多いのではないでしょうか。
SNSで人と繋がれ、便利なツールを活用でき、最近はAIの発展が話題になっていたりと、日本の成長は進んでいるんだと楽観視しがちです。しかしこれは日本ではなく世界全体の進化であることと同時に、心身の健康状態が成長しているかというとYesと胸を張って言える状態ではないと思います。半分冗談で半分本気でよく言っていることなのですが、歴史を辿っていくと資本主義の前に、狩猟採集時代があるわけで、生物学的にも人の根幹は心身の健康であり、心身の健康状態が基礎にあることで次のステップである経済成長に向き合えるのだと思います。実際に心身の健康である日本人が増えれば増えるほど、経済成長に対するパワーも生み出されていくのではないかと想像できると思います。

「深刻化する日本の健康問題を救いたい」ということと同時に、日本でフィットネスを生活に定着させることは「日本の経済成長」にも繋がることだと思います。
利用しやすく続けやすいフィットネスジムの供給量を増加、フィットネスサービスを普及させていくことで、フィットネスが生活スタイルに定着し、健康問題の解消、その人自身の人生、そして日本全体が豊かになっていくと信じています。
FiTは5年・10年・30年とその先まで、フィットネスで日本を豊かにできるよう向き合っていきたいと思います。


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